Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

受験時の行動と心の動き(第1回)

2009年11月04日 10時36分19秒 | Weblog
いまさらですが、備忘録として、受験当日の自分の行動と心の動きを記載しておこうと思います。

理由は、合格していれば後輩のアドバイスに利用できますし、不合格であれば、問題点を分析し、解決すべき課題を抽出できるからです。

特に、心の動きについては、事例に取り組んでいる時と、それ以外の時がありますが、事例に取り組んでいる時の心の動きは、解答の根拠ともなるので、今後の自己資料として有益かなと思います。

今日は、受験日当日の出発から会場到着、事例Ⅰ開始直前までを書こうと思います。

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■出発~会場到着

当日は6:30に起床し、いつもどおり、菓子パン1個とコーヒーを食べました。
いつも、コーヒーはブラックだが、試験中に尿意が加速すると困るので、
当日だけはカフェオレにしましたw。

このとき、パンを食べながら、「今回の受験では、自分の持っている力を全て発揮し、悔いのない最高の解答を書けるようにしよう」と誓っていました。「それで落ちたら、単に力が足りなかっただけ。60点を狙うとかではなく、本気で事例企業のことを思い、自分の持てる力で真剣に診断助言をしよう。だから、最後1秒まで考え抜き、書き抜こう。」と思っていました。

また、解答プロセス最終版が固まったのは1週間前だったことを思い出しましたw。

解答プロセスで最後まで悩んだのは、以前Cotaさんに助言した「考えながら書くか」「考えてから書くか」でした。(助言したくせに、最後まで悩んだのは自分という情けない状況でしたが・・)

悩んだ理由は、自分の場合、500字~700字レンジの事例では、考えてから書くので十分間に合いましたが、700~900字レンジになると間に合わないという問題があったからです。

これは、よりよい解答を目指そうとする中で、何度も書き直したりする癖が治らなかったことに起因します。
書きたい骨子は確定できても、わかりやすい表現や与件の言葉をなるべく生かして書こうとすると、文字数をオーバーし、それを修正するために消したりしていたのです。

結果として、両方をミックスし、30分経過~40分経過時を書き始める時点としました。

具体的には、「各設問に対する解答と書くべき骨子をざっとメモ&イメージして、設問間関係に矛盾がなさそうなら、すぐに書き始め、書いている途中で文字数が収まらないとか、更にわかりやすく伝えられる表現を思いついたら迷わず消して、書き直し、時間内でよりよい解答を目指す」という方針です。

上記方針を選んだ理由は、どうしても、時間内に投了できない自分の状況に悩み、試験1週間前に上記方針に固め、最後の1週間で過去問ガチンコ解きをやったら、時間内に終わり、かつ、最もよい解答が書けたからです。

今、終わってみて、出来のよしあしは別にして、自分の再現解答に不満や後悔がないのはここで腹をくくったからだと思います。

で、持っていく荷物は以下の様なものを詰め込みましたw。

具体的には、
■テキスト系
①ファイナルペーパー:解答プロセス途上での注意点リマインド用
②全知全能:苦手な切り口リマインド用
③ふぞろいエピソード2:因果関係リマインド用
④イケカコ:財務対応用
⑤TACのポケットテキスト(上巻):財務対応用
⑥ペパチェ氏のブログからゲットし自分で追記した暗記用財務メモw
 (ページ数はゲットした時の倍以上になっているw)
⑦MMCの模試(財務)の問題と解答
※受験生最後の日は2回読み、ファイナルペーパーの中へ包含したため
 家においていきました。

■受験ツール
①受験票
②タイマー2個
③電卓2個
④マーカー5色×3セット
⑤マーケー詰め替え芯各1本
⑥シャープペンシル3本(0.3×1、0.5×2)
⑦消しゴム4個(普通×2、1マス消し用×2)
⑧シャープペンシル替芯

■アメニティ系
①顔拭き用ウェットティッシュ:気付け薬w
②タオル:手に握った汗拭き用
③酸素缶w:脳の酸素欠乏による眠気・頭痛用
④バファリン:突然の頭痛・歯痛用

「合格する人は、こんなに持っていくはずがない」と思いつつ、「ここまでやってきたのだから、つまらないことで後悔したくない」の一念で詰め込みました。

荷物のパッキングが終了し、いよいよ出発。

家族に「じゃ、本番受験行ってくるわ」と言ったら「あ、今日だっけ?」といわれ「4年目ともなると、期待されたないな」と思い、肩の力が抜けましたw。

バスに乗り、最寄の駅に到着。

駅前のセブンイレブンで以下のものを購入。
①おにぎり3つ
②ペットボトルのお茶1本
③メガシャキ2本
④フリスク(ブラック)1個

お茶は、やはり尿意を加速させないように、伊藤園のばん茶、おにぎりは油分で腹痛が起きないように、昆布、明太子、鮭しました。
メガシャキは昼食後、強烈な眠気に襲われないように飲む事にしてました。
フリスクは、試験中、口に含み、頭をすっきりさせるために常用しているものです。

予定していた電車(副都心線)に乗り込み、予定どおり空席をゲット。

会場のフォーラム8がある渋谷に到着するまでの間、中小企業白書の第2部と3部のマーカーした部分やファイナルペーパーを読み直し、解答プロセスをイメージしたり、苦手な切り口を確認しました。

さて、ファイナルペーパーを読んでいると、2つ隣の男性も、何かを読んでいました。どこかの受験機関のテキストのようでした。△マークが見えたから、TBCかAASでしょうw。向うもこちらをちらちら見ていましたが、お互いの中で、「がんばれよ」という意思が流れていたので、特に声もかけませんでした。

渋谷に着き、一目散にフォーラム8を目指しました。
会場に到着すると、8:45でしたが、診断協会のはからいで、すでに教室へ入ることができるようになっていました。また、受験番号ごとの部屋番号案内も配布してくれるなど、受験生への配慮が増していました。

部屋に到着すると、イメージどおり、リバティよりも座りやすく広い机といすだったのでとても安心しました。Cotaさんに言ったように、外部の音もほとんど聞こえなかったので、「うそにならなくてよかった」と思いましたw。

受験票と写真票をセットし、ペンケースからマーカー5色×2セット、シャープペンシル×2本、消しゴム2個を出しました。

で、あとは、事例Ⅰファイナルペーパーに目を通していました。

もう、この段階では、今年の事例Ⅰはおそらく人事系だから、最も苦手なモラール低下理由を聞かれたら、基本的に「閉塞感があるから」と答え、「具体的には、権限委譲がない、コミュニケーションが悪い、目的が共有化できてない、意見具申しても聞いてもらえない」などと考え、「苦手を克服した」と思い込むようにしていました。(結果としては、ぜんぜん違う切り口になりましたけどw)

さらに、「事例Ⅰは第1問が環境分析かどうか問わず、どんな問題であれ、その事例の分水嶺になる」という、自分なりの鉄則を思い出していました。これは、過去問にこだわり取り組む中で、勉強会同期で先輩診断士のNancyさんの助言によって気付いたものです。

試験開始30分前、一息ついて、周りの戦友・ライバル達を見回しました。

そのとき、一人の見覚えのある顔が!!

なんと、盟友ジャーニー殿でしたw。この低確率の出会いに変な安心感を得ましたw。

もちろん、お互い、声などかけることはしません。アイコンタクトしつつ、しぐさで「お互いここまでの取組みに後悔なく、あとはやりきって帰るだけだな」というメッセージを確認しました。

トイレに行き、戻った後、試験官の説明が始まり、10分前に解答用紙、問題用紙の順に配布されました。

いよいよ、事例Ⅰの開始です。

解答用紙をすかしみつつ、文字数を数え、600文字であることを確認し、解答記述時間を40分前に設定しました。

問題用紙も透かし見れる部分から、菓子メーカーであること、店舗数が15あること、和菓子で評判を得ていること、W市周辺の特産物と農家の知名度が上がったなどが見えたので、昨年の事例Ⅱのような地域連携が思い浮かびました。

また、「今年もH19と同様、メーカーとは書いてあるが、店舗があるから小売業。マーケっぽい解答にならないように気をつけよう」と思いました。

開始までの残り5分で、開始後~解答記述開始までの手順をしっかり思い出し、漏れがないようにしました。

目を閉じて、開始を待ちます。

「はいっ、はじめっ」

タイマーのボタンを押し、ページを開き、表紙・背表紙を切り離しました。

(第2回)へつづく。。。。