Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

実務補習1回目を終えて

2011年02月18日 23時44分40秒 | Weblog
約1か月ぶりの更新です。
この間に、実務補習を受講してきました。

診断先は美容院でした。

現在の社長が若手の店長へ店舗の経営を任せていきたいけれども
ベテランのスタッフが独立し、そのスタッフがさらにもう1人の
スタッフを引き抜いてしまったので、業績が急落してしまった上、
日々の仕事を回すので精一杯になり、若手の技術力向上や基礎的な
教育がままならず、結局お客様不満足が増加してしまい、さらなる
業績悪化に悩まされているという案件でした。

社長は芸術家肌で腕の良い美容師ですが、あまり経営は得意ではなく
跡継ぎにしようとしている店長は20代の若者で他店経験がなく、
やはりマネジメント力が足りていないという状況でしたが、
何とかよくしたいという気持ちはとても強く伝わってきたので
チームみんなで何とかしたいという思いになりました。

私はなぜか班長になってしまいましたが、何事も経験だと思うので
精一杯やらせてもらいました。ほとんど指導員の先生がガイドをして
くれた上、私以外のメンバーがすごーく優秀で、短時間で意思疎通が図れ
迅速にアウトプットしてくれたので、何とか無事に終わることができました。

私は販促を担当しました。
明日からでも店長や店のメンバーが着手できそうな販促策を提案する
という目標を持ちましたが、これがまた難しい。たとえば近隣の住民に
チラシを配布するという施策を考えたとしても、どうやって印刷するのか
いくらぐらいかかるのか、配布にはどのような業者があるのか、いくらなのか
などといった具体的な情報を収集し、店長が明日にでも電話したら
チラシ配布の準備ができるような提案でなければならないということです。

でも、そうやって調べたおかげで、将来、小売業やサービス業の販促に関する
提案をする上でのノウハウを1つ得ることができました。

また、財務などでは「え、こんなことしちゃっていいの?」というようなことが
たくさんありました。財務会計の勉強ではまったく想像もしていなかったような
ことでした。

そういう意味でも、すごーく勉強になった5日間でした。

平均睡眠時間が2時間程度と結構厳しかったですが、最後の日に社長と店長が我々の提案を
しっかり聞いてくれて、積極的に質問をしてくれた上で、「ありがとう」と言って
くれた瞬間はとてもうれしい気持ちになりました。

でも、「この後は、誰に聞いたらいいの?」という質問をされたときには
切なくて泣きそうになりました。実務補習ではその先の対応はできないからです。
甘いのかもしれませんが、何とか支援したいという気持ちになりました。

私たちの提案を実行してくれるかわかりませんし、実行したからといって
確実に業績が上がるかどうかはわかりませんが、これをきっかけに何とか上昇気流に
乗ってほしいです。

次は7月、8月、9月のどこかで受けたいと思います。

それでは。