Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

中小企業診断士 2次試験を考えた

2007年12月28日 23時54分44秒 | Weblog
今日、通勤途中に自分の再現答案や、知り合いの再現答案へ突っ込みを入れている際に、中小企業診断士試験の2次試験で問われている能力と解答の関係を考えてみました。

■中小企業診断士の業務(中小企業診断協会HPより)

中小企業診断士の業務は、中小企業支援法で「経営の診断及び経営に関する助言」とされています。
「現状分析を踏まえた企業の成長戦略のアドバイス」が主な業務ですが、その知識と能力を活かして幅広く活躍しています。


⇒上記を踏まえると、中小企業診断士試験は、幅広い知識と能力を活かして、現状分析をして、企業の成長戦略のアドバイスできる能力をもった人を選別するためのものであると考えるべきと思います。

・1次試験は幅広い知識を持っていることを確認するための試験だと思います。
・2次試験は診断・助言する能力を持っていることを確認するための試験だと思います。

そう考えると、2次試験で留意しなければならない点は下記のとおりだと思います。

①設問の題意に答えなければならない。
 ⇒中小企業の社長が知りたいことにまっすぐ答える能力

②設問の答え同士に論理的矛盾があってはならない。
 ⇒中小企業の社長に診断・提言内容を納得・信頼してもらう能力

③解答に論理的矛盾があってはならない。
 ⇒中小企業の社長に診断内容をわかりやすく伝える能力

当然、受験機関でもさんざん言われている内容だと思いますが、
合格者の答案と、そうでない方や自分の解答を比較してみると
合格者の答案の方が圧倒的に①、②、③のバランスがよいこと
に気がつきました。

合格者でない方々の解答でも、設問ごとに見れば題意にも答え
書き方も優れている答案は多数あります。
しかし、設問の答え同士の整合性がないケースが多く散見されます。

つまり、提言内容に矛盾が発生しているということになります。

ここからわれわれが2次試験突破に際して考えなければならない
ことは、常に、①、②、③を意識した勉強をしなければならない
ということだと思います。

そして、①、②、③をバランスよくできるということは、設問ごと
にしっかりと考え、設問間関係をしっかりと考え、解答ごとを書く
ごとに多面的な見方をしているということだと思います。

自分も、早く、訓練を重ねて、そういう力を身につけたいと思って
います。







出題の趣旨(長文備忘録)

2007年12月26日 23時35分51秒 | Weblog
口述試験発表も終わり(合格された方おめでとうございます!)、出題の趣旨が発表されました。

個別にコメントするとボロが出るので、気になった点だけ備忘録として述べたいと思います。

事例1
本番では思考が及びませんでしたが、後に分析した時に、「A社の旧ビジネスモデルは景気の波に依存したインストアショップ展開による収益拡大だったが、それが通用しなくなり、社長もそれに気づいたので路面店をつくった。だけど、2年間運営してみたが、具体的にどうやってブランド価値を高めたらよいかがわからないので、診断士にアドバイスを求めた」というストーリーであり、それを組織戦略、人事戦略で実現し、収益改善を図るということなんだろうなと思い当たりました。そういった点はあっていたのだなぁと思いました。

第4問は、キーワードでも気にしてますが、「企業内の小集団に内在する課題」にういて問う問題ということから考えると、設問3の「上司」は、企業の社長から店員までという長さのラインではなく、小集団の長である「店長」だという判断なのだろうと理解できました。

また、第5問は、自分としては「総額人件費の適正配分」すなわち人件費削減による売上高営業利益率の向上を述べましたが、まんまとはまったという感じです。組織事例で人件費削減はご法度ですね。全体戦略と機能別戦略にずれが出てしまったということでBだったんだなと思います。

事例の中のキーワードとしては、「中小企業の多店舗化戦略」と「企業内の小集団に内在する課題」が気になりました。

事例2

やはり、第3問がマーケティング戦略の方向性であり、マーケティングミックスを各問題に振り分けている構造なんだなと思いました。

第1問の設問2では、4Pのプロダクトの切り口で問われています。

第2問は4Pのプレイス(チャネル戦略)を1店舗展開とし、店舗数は増やさない、面積も増やさないという制約の下で具体的施策を問われています。

第4問はサービスマーケティング問題ですが、4Pのプロモーション(販売方法)という切り口で考えることもできます。

事例3

第2問は既存事業の事業戦略ですね。
経営環境把握力と問題解決能力を問われているとの記載です。
経営環境面では、競合が設備投資などで力をつけ、コスト競争が激化していることが指摘されています。
C社は、新規事業も展開していますが、これも他の印刷会社と軌道を一にする状況で、差別化を図れているという状況ではないことが記載されています。
ですから、新規事業も更なる付加価値の向上が必要だという状況です。
そんな中で、広告代理店経由の受注増はを拒絶するという提案を出したら、社長は「は?」と思うでしょう。
ここは、やはり、広告代理店経由の受注増は受け入れながら、生産面や収益面のデメリットに耐えうる社内環境整備を行うという方向性なんでしょうね。。くるものは拒まずで、低収益だけど、売上高維持を行いつつ、その顧客への要請に応える努力をする中で社内環境を整備する。
並行して新規事業に更なる付加価値を加え、既存事業で社内環境が完全に整備されたら、最終ユーザーと新規事業顧客へ軸を移し利益率を挙げるという流れかな。。

そういったことがしっかりと提案できれば、投資もありという判断になるのでしょう。

第5問は、やはり、設問文の読み間違いで失点したんだなと改めて思います。「こうした新規事業にC社が取り組むことについて、」と書いてあるところを、「こうした新規事業を展開するにあたって」と読み違えてしまったことで、「留意点」として個人情報保護体制へ論点を移してしまいました。

事例4

第4問が解釈の分かれるところなんでしょうね。
設問1では、個人情報保護の観点では書きましたが、やはり、委託業者の観点を落としたのが痛いですね。趣旨では「ウェブサイトの管理運営を外部委託業者に委託することを前提としており、委託にまつわる個人情報の側面からの助言能力を問うている」と明確に書いてありますので、ここで、社内の個人情報保護体制の強化とかプライバシーマークと書いてしまったということで点数入らなかったんだろうなと思います。

設問2では、D社が卸売りから直接販売へ移行するということから、在庫に関して触れることが必要だったようです。一応、自分の解答では、販売を取扱薬局に委託しているビジネスモデルでは、需要予測が立てにくいので、D社が商品流通のバッファとして機能しないといけなかったのだろうなと考えてました。それがネット販売になることで、受注数=生産数という体制をとることができるため、在庫が減少するというロジックで書きましたので、大体あっているのかなと思います。
趣旨ではそのほかに、コスト構造の変化、運転資金についても触れるべきとの指摘があります。BtoBからBtoCへ移行することで、売掛債権も減少すると考えれば、在庫の減少、売掛金の減少で運転資金も減少ということになるんでしょうかね。この辺はもうちょい考えないと・・・

長文失礼しました。


体力づくり

2007年12月25日 23時14分22秒 | Weblog
まー、心技体揃った診断士と宣言したからには、やはり体を鍛えねばなりませんな。。。ということで、2年前の12月からジョギングを始めました。(時系列逆だし。。)

その前はフィットネスに通っていたのですが、時間と金がもったいないので、走ることにしたのがきっかけです。

そのときに心に決めたのは「絶対に歩かないこと」でした。

それ以降、毎週1回は必ず走ると決めて今日まで走ってきました。

当然、自分に甘いので、2週間に1回になったときもありましたが、ほとんどは毎週1回走ることができました。

52週×1回×2年ーさぼり6回=98回×5km

時には苦しいときもありましたが、「歩いたら落ちる、歩いたら落ちる」と思い走り続けました。

8月には、小淵沢の森の超アップダウンの激しいコースで走り、自分の限界がどこまでか試したときだけは、さすがに最後は歩きました。そしたらやっぱり2次は落ちましたw。歩いてしまったのは、急勾配で、先が見えずにとても苦しくなってしまったからです。

しかし、歩いた地点からすぐのところが、自分で決めたゴールだったのです。
まさに、これが今年の自分だったのだと思います。

今日で2年目。これからも走り続けます。

来年の8月はあの坂を超え、診断士試験も超えていきます。

走るっていいですよ~。



モチベアップ

2007年12月25日 23時04分14秒 | Weblog
先日、受験校の通信の課題で初投稿したら、「最優秀賞」もらってしまったw。

うーむ、まぐれあたりだと思うのだが、その解答にいたったプロセスを答えねばならないらしい・・・。

うーむ、後付で考えるのも変だけど、確かに、なぜそう書いたのかをいえなければいけないし、第三者から見て「よかった」ということなのだから、よかったのだろうと素直に考え、どういう思考で書いたのかをまとめてみよう~。

おいらは、有形プレゼントはもらえなかったけど、サンタからモチベーションという無形プレゼントをいただけたようですw。

さ、がんばってこーっ

クリスマス

2007年12月24日 22時34分24秒 | Weblog
1.上司からのクリスマスケーキプレゼント

今日は、仕事でしたが、何とか家族のクリスマスパーティには間に合いました。

クリスマスケーキは、上司が「ボスの日のお礼に」と予約しておいてくれたジオットーのケーキでした。

普段、反抗ばかりしている私ですが、本当はその上司にいろいろ感謝しています。
(イヤ、ベツニ ケーキクレタカラ ジャナイヨ)

私は、クリスマスケーキの銘柄にそれほど凝るほうじゃないので、もし、今回のプレゼントがなければ、ジオットーのケーキは絶対に選択しなかったと思います。

帰りがけに、大事に大事に運んで、家に着き、食事をした後に食べましたが、「まいうー」でした。

なんとなく、いつものクリスマスよりも盛り上がった気がします。

上司殿、ありがとうございました!!!




2.子供の心配

上記で述べた、クリスマスパーティの最中から、子供が「サンタさん来るかなぁ、サンタさんくるかなぁ」と心配していました。

サンタさんにはDSを頼んだそうです。

1年間、雨の日も、風の日も、○○式に通い、学校の宿題も泣きながらこなしてきたので、「きっと、サンタさんくるよ」と言いましたが、「心配だなぁ」とため息をついていました。

ちょうどそのとき、N○Kで、フィンランドのサンタ村からサンタさんが出発するシーンが移っていたので、「あ、今からサンタさん出発するらしいぞっ、○○のDSも端っこにのってた気がするっ」と言ってあげると「ほんとーっ」と喜んでいました。

ほんとに子供っていいなぁと思った瞬間でした。



目指したい診断士像

2007年12月24日 00時20分18秒 | Weblog

502教室のキックオフ会において、「目指したい診断士像」を色紙に書いて、それを基に、いろいろな人へ話しかけ、色紙にその人の「目指したい診断士像」を記入してもらい、一番多くかいてもらった人へ記念品を渡すというイベントがありました。

 私は、まったりしていたので、ほとんど白紙なのですが、色紙には

 「心技体揃った診断士」

と書きました。

心:熱い心で

技:優れた技で

体:体をつかって

企業を診断し助言する診断士


という意味です。

今までこのようなことを考えたり、書いたりしたことはなかったのですが改めて、考え、書いてみると自分らしくていいなと思えるようになりました。 この色紙を常に見えるところにおいて、目指していこうと思います。

このような機会を与えていただいた、502教室キックオフに改めて感謝です。


弱小企業診断士勉強会の2次組計画

2007年12月24日 00時03分29秒 | Weblog
12月22日、502教室のキックオフへ参加する前に、10時
から弱小企業診断士勉強会の2次組計画立案を行いました。

本年度合格者と来年度の2次組メンバーの一部が集まって
検討しました。

自分としては、自分がやりたい方向性を打ち出させても
らい、そこへ、合格者や今回新規参入してくれたメンバー
の経験や知恵を融合できたことに充実感を得ています。

会社では味わうことができない充実感を得ること
ができたのは、そこにいたメンバーが主体的に考え
立案に臨んでくれたからなのでしょう。

なんというか、「このメンバーならやれる!!」
という感覚です。

また、何かを成し遂げる前に、しっかりと方向性から
具体的内容まで考え、それをスケジュール化するという
ことは、とても重要なことだと改めて感じました。

そして、今回の方針と計画は、気のせいかもしれないが、
かなり自分の中での整合性が高く、しっくりきています。

ここに、自分の受験機関の勉強計画ともう1つの勉強会
の計画をリンクできれば、さらに効果的になると考えて
います。

計画倒れにならないように、慎重にスケジュールをこな
していきたいと思います。

自己満足じゃないかどうか、年末までにもう一度冷静に
考えますw。


【502教室キックオフ】本日はありがとうございました。

2007年12月23日 01時30分50秒 | Weblog
本日は、502教室キックオフに参加させていただきありがとうございました。幹事をしていただいた方々に、深く感謝いたします。
また、本日、お話させていただいた方々、ありがとうございました。本当にすばらしい方ばかりで、感服しました。今後ともよろしくお願いいたします。
おかげさまで、自分の心に「2008年度2次合格」の刻印を刻み込むことができました。この刻印を来年の10月まで刻み込み、燃やし続けていきたいと思います。
取り急ぎ御礼申し上げます。

ではでは。


いきなり軌道修正

2007年12月18日 01時33分30秒 | Weblog
舌の根も乾かぬうちに、来年度の試験勉強の戦略で一部変更を行います。

取り組むべき課題の設定と方向性は変えないのですが、手段を変えます。

当初、勉強会と受験機関の通学コースを併用すると決めたのですが、

①会社での人事異動が2月ではなくて、3月である公算が強いこと。
②A○SのHP講座で勉強を始めたらA○Sの勉強方法が自分の
 課題解決に非常に有効であると感じること。具体的には、
  ・過去問題の添削を何度でも対応してくれるということ
  ・講座の演習の中でも過去問を最低3回、最大10回まで
   解くことを推奨していること
  ・設問の構造化、論理の構造化によって事例を解くという
   点が非常にしっくりくること
  ・相手にわかりやすく伝える書き方の練習を大事にしている
   こと
                 など
③HP講座での対応、通信講座への質問に対する返答内容などに
 おいて、A○Sの対応が非常に熱心かつ丁寧であること
④通信であれば、通学講座に比べて柔軟に隙間時間まで使って
 勉強できるという利点があること

の4点から、A○Sの本科通信講座への申し込みをしたいと考えています。

ではでは。


合格者のパネルディスカッション

2007年12月15日 17時23分37秒 | Weblog
今日は、私の属する弱小企業診断士勉強会のガイダンスでした。

自分達の勉強会を来年も続けるために、新しい参加者を募るため
のガイダンスでしたが、自分にとってもとても有用なものでした。

式次第としては、まず、勉強会の成り立ちからはじめ、1次組の
勉強方法と今後の予定、2次組の勉強方法と予定などの後に、
本年度の3名の合格者のパネルディスカッションを行いました。

合格者の皆さんは、明日が本番であるにもかかわらず、勉強会の
ためにパンフレットを作ったり、説明の準備をしてくれました。

個人的には、このパネルディスカッションはとても勉強になりま
した。

各人が本年度の事例に対し、本番でどのように設問に対峙し、
考え、どのように書いたのかを述べてもらう形式でしたが、
各人がおっしゃる内容はとても納得性がありました。

具体的に勉強になった点は
①事例に取り組む際には「事例企業を診断する」という姿勢で臨むことが重要であるということを痛感しました。

②事例に取り組む際の自分なりの行動パターンを固め、熟練しておくことが重要であること。

③短時間の中で、多面的に与件文や設問文を解釈する必要があること

などです。
一緒に勉強していた仲間ですから、自分とはそれほど実力差はないだろうと
思っていましたが、いやいや、圧倒的な力の差だったのだなと気づかされま
した。
特に、③については、脱帽です。

来年までに、同じような力をつけることは十分可能だと感じましたので、
ひたすら切磋琢磨したいと思います。