Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

生産管理のスケルトン②

2006年01月24日 00時13分08秒 | 運営管理
【生産の準備】
 1.いいものを安く作るための道具をそろえる
   ①人
   ・生産形態によって調達すべき人は異なる。単能工か多能工か。
    技術者か作業者か。など
   ②機械
   ・NC、MC(NC+工具自動交換)、FMC(MC+被加工
    物自動着脱機構)、FMS(複数のFMC+無人運送車),
    トランスファマシン(FMSを専用ライン化)
   ③材料
   ・汎用的材料(標準品)、専門的材料に分かれる。標準品は
    値段も安く納期も短いが差別化には向かない。差別化を重視
    するなら特注資材。
 2.自社の生産タイプを決める
         ①見込生産           ②受注生産
 順序    作ってから受注           受注してから作る
 製品      汎用品              オリジナル
 製品の保管 適正在庫を持つ         在庫を持たない
 重要事項   需要を予測            納期を守る
 その他  平均生産速度=平均需要速度  平均生産速度>平均需要速度

 3.工場をデザインする
 ・生産形態にあわせた最適な生産設備レイアウトを決定する必要が
  ある。
 ・SLPで決定。SLP:工場内でのモノの移動と人の移動のバランス
  を考え、最適な生産設備レイアウトを決める技法。
  (手順)
    ①P-Q特性分析
    ②流出流入図でモノの動き調べる。
    ③アクティビティ関連図で人の移動を調べる。
    ④アクティビティ相互関係ダイヤグラムで図面に落とす。
    ⑤スペース相互化関係ダイヤグラムを用い各機械や工程に
     必要なスペース配分を検討。
    ⑥代替案選択。
  
 

生産管理のスケルトン①

2006年01月18日 23時06分29秒 | 運営管理
生産管理の流れをざっくりまとめて頭を整理。
・経営として事業領域を決め、全社戦略、事業戦略を決め、機能別戦略において生産戦略を構築し、それを遂行するために生産管理を行う。
【P-Q特性の検討】
具体的には、自社の中核的能力を活かして最終消費者のニーズを実現するためにP-Q特性を検討する。
P-Q特性
     ① 大量生産=少品種多量型
     ② オーダーメイド=多品種少量型
     ③ 同じ部品で多くの品種展開=断層型
     ④ 品種と量をまんべんなく=折衷型
【生産管理の目的】
・P-Q特性に合わせて3M(人、材料、機械)を調達、顧客の望むQCD(品質、コスト(原価)、納期)とのバランスを図る。
・バランスを図るためには管理が必要。生産の第一次管理は品質、原価、納期の管理。生産の第二次管理は設計管理、購買・在庫管理、作業管理(IE)。これらによりPDCAサイクルをまわす。
【工場建設】
・P-Q特性が決定したら、どんな工場をつくるか決める。工場建設にあたっては、工業立地(生産活動を行うための環境)、工場立地(工場用地のよしあし)を決める。
【生産形態】
・作り方(生産形態)を決める。
 ①大型機械や、特殊加工部品、オーダーメイドスーツなど注文ごとに仕様が異なる場合は、個別生産・多品種少量生産。
 ②日用品、身の回り品など1製品に多数の需要がある場合は、連続生産・少品種多量生産。
 ③複数種を共通のラインで流す場合は製品ごとに流したほうが効率的なので、ロット生産を選択。
 ④P-Q特性の断層型については、個別生産と連続生産を混在させたモジュール生産で対応する。製造過程前半で個別生産によるユニット部品を生産、後半でそれらを組立るような生産。1つのチームがこれらを担当する。このチームをセルという。
 ⑤P-Q特性の折衷型、特に組立型の生産にはセル生産が適応される。
 ⑥一定数量をまとめて流すのはロット生産。生産品目が変わるときは、段取り替えが発生。段取り替えは工程をとめるので、回数やタイミングなどを生産計画で吟味する必要がある。