町作り研究会(容子の部屋-別室)

町作り関連。地方新聞トピックス等

街角に北斎の巨大錦絵 ・・・

2008-08-31 12:58:09 | 地方新聞

 

葛飾区には、

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これは面白いニュースです。墨田区八広で染色工場を営む伝統工芸士師の中條隆一さんが、墨田区出身の浮世絵師・葛飾北斎が描いた「凱風快晴」のフィルム画を工場近くの倉庫の壁忽然と北斎の巨大錦絵が登場したというのですから・・・

東京スカイツリーが作られる事になり、その着工を契機として国際観光都市を目指す墨田区では、さまざまな人がこれを契機に活動が活発化しそうです。その中の一人が中條さんで「これを機に職人の街をもっとPRしたい」との意気をもっている様です。

この中條さんの所は染物屋さんでこの辺一体には多くの染物屋が「江戸小紋」と呼ばれる小紋染めの職人がいたそうです。この八広で50年近く腕を磨いてきた中條さんは、8年前からは工場脇に「江戸小紋博物館」を設置してあるとの事で、江戸時代の粋を伝える染め物の普及にも貢献しているようです。

倉庫の壁忽然と現われた・・北斎の巨大錦絵は、縦2.4メートル、横3.2メートルの薄い塩化ビニール製の膜をキャンバスにしたフィルム画との事でこれは中條さんのアイデアが生み出したものです。

今から4年後のスカイツリー完成を目指して、多くの観光客が墨田区に来た時「タワーだけでなく街歩きをしてもらうには、何か名所が必要」と考えての自費で業者にフィルム画を発注して張り付けたと言うのですから・・いかにも江戸っ子の心粋・・を感じます。

この凱風快晴は「富嶽三十六景」の代表的な作品と言われ、赤々とした富士山の山肌が印象的ですね。中條さんは本業の傍ら、3年前から富嶽三十六景を着物に仕立てることにも取り組んでいるとの事です。凱風快晴はその着物化した第1号だったとの事です。

現在、中條さんは富嶽三十六景の着物作りを続けながら、スカイツリーの完成を待っているようです。このような染物屋が「私だけでなく2軒目、3軒目と、賛同してくれる職人が増えれば、街歩きの楽しみが増え、隣の谷中や根津のようにもっと街が活性化するはず。行政に頼らないまちおこしをもっと考えたい」とはさずが江戸っ子・・御上などの頼らずに・・町興しをしたいとは・・・このような気風が今では下町にこそ残っているのかもせてませんね・・・


常陸大宮に『オカリーナの森』が・・

2008-08-30 16:26:35 | 地方新聞

 

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オカリナの演奏者といえば、宗次郎さんを思い出すほど、独特の音色は忘れがたい独特な世界が感じられます。きっと長年の願いだったと思いますが、栃木県境に近い、八溝山系の山あいに、野外音楽堂や工房を持つオカリナの拠点が完成したとの事です。

宗次郎さんの提案に、地元の常陸大宮市が協力してくれて、出来た「オカリーナの森」・・・宗次郎さんは「自然にとけ込んだ素晴らしい森ここを『オカリナの聖地として成長させていきたい』」と夢を語ったそうです。

いかにも宗次郎さんらしく、1986年に旧緒川村(常陸大宮市)に移住しして、自然をテーマにした作品づくりに取り組んでいたとの事です。そこは栃木県茂木町の小学校の廃校跡地を中心に創作活動していたそうです。

その拠点を中心に宗次郎さんは、中学校や高校の音楽の授業で教えたり、市民向けの講座をボランティアで開き、地元との交流も深めていたとの事です。

そこで作られた作品は、アルバム「木道(きどう)」「風人(ふうと)」「水心(すいしん)」は、自然三部作として、宗次郎さんの代表作としても知られるとの事です。

宗次郎さんにとって、森づくりは、オカリナ奏者にとって「生の演奏ができる場を」と呼び掛けて、2007年からスタートをしたそうです。常陸大宮市では市が所有している「緒川ふれあいの森」の一部を宗次郎さんに提供してくれたとの事です。

そこは敷地面積2ヘクタールには、オカリナ作りができる工房などが入る交流館と、180人を収容できる野外ステージの音楽堂が整備されたとの事で、その音楽堂は能舞台をイメージしたという凝り方のようですよ・・・

このふれあいの森は、宗次郎さんの意向もあって、木の伐採を最小限に抑えて、ナラやクヌギの広葉樹林が広がっているそうです。近く、オカリナ作りのため、粘土を焼く窯も設けられるそうです。

常陸大宮市では「森は車の騒音も届かない安らぎの空間。本物の音楽に接する機会が多くなった」と期待を寄せるとの事です。

現在、「オカリナの指導者というのはフルート奏者などが多いのが現状だといいます。そこで宗次郎さんは、「私が伝えるのが大事なんだと思い、拠点をつくった。演奏の仕方からきちっと教え、吹けるようになったら、オカリナ作りも指導していきたい」と話しているそうです。

この「オカリーナの森」で本物の演奏を一度聞きたいものです。きった自然と一体になったような気分になれると思います。


島根と鳥取が合同で観光振興・・・

2008-08-28 22:46:09 | 地方新聞

 

          水木しげるロード


 島根、鳥取両県が合同で「中海・宍道湖・大山観光圏競技会」を発足したそうです。最もまだ仮称ですから・・発足準備と言った方がいいのかも知れません。

最近は鳥取県の境港市では、水木しげる・・の妖怪マンガのブロンズ像を市内に展示してあり、今ではこの境港市に観光客が大勢押し寄せるようになったようで、「水木ロード」も大分知られるようになったようですが・・        

最も島根県は、昔から小泉八雲がここに住み、ここで妖怪ものの書いた地方だけに・・この地方にはそんな土壌があったのかも知れません。

島根、鳥取両県でも、これらに刺激されたのか??官民が合同で観光振興に取り組むようですが・・島根、鳥取県の両経済同友会をはじめ2県、8市14町1村などで構成しているそうです・・ここで検討されているのは、2泊3日以上の滞在型観光を促進させる案だとの事ですが・

                   

観光資源として最近見直されている、世界遺産になった・・石見銀山遺跡や全国の神様の大本・・出雲大社、大山などの地域資源を生かした旅行計画を作り、情報発信をしていこうとと言うことのようです・・その他にも島根県には多くの他県に誇れる見所が在ります。

私の好きなものと言えば、足立美術館・・この美術館はそこで展示しているものも素晴らしいですが、私を感動させたのは、この美術館が建築と庭・・それとはるかに見える山を取り込んでその一体を見せる手法に感動し、それ以後ここに行く為に、それ以外のこれらの地方の持っている、風雅さや、一方ではユーモラスな面とか・・多彩な文化がここにはあります。

一度この地方の文化を覗いてみては如何ですか??

        


中学生がエコカー造り・・

2008-08-27 10:03:15 | 地方新聞

 

         「エコカー」作りに励む岡沢幸亮君(左)ら技術部の生徒たち=18日、長野市の篠ノ井西中学校

最近の中学生の中でも,将来が楽しみな子供達も多くいるようで頼もしいと思います。ここの取り上げた中学生もその中の一校で、長野市立篠ノ井西中学校技術部の生徒たちが低燃費走行を競う「エコカー」作りに挑戦しているそうです。

この中学生達の夢は、「本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会の中学生クラスの部に出場する事のようで・・手製の車体にオートバイのエンジンを改良して搭載して、篠ノ井西中学校の先輩チームが持つガソリン1リットルで1008キロという記録を、何とかして10月に栃木県で行われる全国大会で更新する事を目標に頑張っているようです。

この本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会」は中学生たちの一つの目標らしく、中学でのクラブ活動としての技術部は去年も複数のチームが結成されたようです。

篠ノ井西中学校3年生の岡沢幸亮君(14)を中心としたチームは昨年はおしくも結果を出せなかったそうで、今度はリベンジとばかりに・・本やインターネットで調べた技術を使って、オートバイのエンジンや、電気系統の部品も改良して・・今年は雪辱を期そうとしているようです。

岡沢君は「もてぎでは1000キロ以上の走行が目標。将来はエンジニアになり、1リットルで200キロ走る乗用車を作りたい」と笑顔で将来を語ったそうです・・・このような子供達の夢に向かって頑張っている姿は、私に未来を感じさせ・・報道に載っている目標を失って犯罪を犯す事件だけでなく、このような未来を切り開こうとしている姿も報道してくれたらと・・思います。


『おひさま発電所』完成 国際交流センターで点灯式

2008-08-26 14:25:17 | 地方新聞

 

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ここ川崎市国際交流センターで太陽パネルを使った発電施設「市民共同おひさま発電所」が完成したとのことで、24日、点灯式が行われたそうです。

この「市民共同おひさま発電所」市民の寄付などでつくった民間主体の発電所との事です。この センター屋上に設置された三十八枚の太陽光パネルで、年間約六千五百キロワット発電ができるとの事で、センターの消費電力の一部を供給するする事になるようです。

この会は、川崎市や川崎市内の企業などが協力してくれて、作ったとのことです。この「かわさき地球温暖化対策推進協議会」は、NPO法人「アクト川崎」などを中心にしたプロジェクトチームを昨年秋に立ち上げて、市民への寄付を呼びかけて実現したとの事です。

この点灯式では、同センターの一室に電光板を設置して、太陽光パネルからの電力を使い、発光ダイオードで「おめでとうソーラーはつでん」の文字が灯されたのをみた会員の皆さん約百五十人が大きな拍手をして祝ったそうです。

 このプロジェクトに最初から携わってきた麻生区の主婦飯田和子さんは自然エネルギーで電力が供給できる社会を目指したい」と言われたそうですが・・・このような事を始められたこと事体殆どの会員は主婦だそうで・・それだけに身近なエコを自分達で作りあげた事に感動したのだと思います。

このような行動は、自宅のソーラーパネル化にも結ぶつくのかもね・・・
 


三重でナマコの量産に成功・・・

2008-08-23 21:07:38 | 地方新聞

 
          

三重県桑名市で 稚ナマコの量産化に成功した食品製造会社「ヤマモリ」では、三重県南伊勢町の漁協との共同事業として熊野灘沿岸で育てているそうです。中国ではこのナマコは高級食材として人気の高いそうで・・・今後中国向けなどに年間100億円相当の乾燥ナマコ輸出を目指しているそうです。

 現在日本近海では、乱獲がたたって天然ナマコが採れなくなってきているそうで、この様な「稚ナマコ」から育てることを計画しているのだそうです。

私が驚いたのは、日本では育成法が確立していないそうで・・中国の専門家を招いて、水温調整や餌の指導を受けたそうです。中国ではきっとこの「ナマコ」が珍重されているのでしょうね・・だから早くから人工飼育してきたのだと思います。

中国の専門家の指導の結果・・ナマコ約50匹の卵をふ化させて約20万匹の稚ナマコの量産に成功したとの事で、大量育成の道が可能になった・・といってます。

                                    

食品製造会社「ヤマモリ」では、今後関連会社で産卵、ふ化させて稚ナマコを育成して、その後は漁協が熊野灘沿岸に放流して成長させ、1年半後に関連会社が買い取り乾燥させる・・このような計画の下に平成23年から輸出を始める予定との事です。

日本人の食卓にはあまり乗る事の無い「ナマコ」が中国ではそれだけ需要が多いのですね。それと日本産の方が品質が言いといわれてます。ふかひれ・・なども日本で食べるより輸出の方が多いそうですね・・

 


“役立たずの森”ビジネスに・・・

2008-08-22 12:33:30 | 地方新聞

 

秋田県では最近、森林を使ったビジネス熱が生まれているようです。この地方では「ブナの木なんて燃料やシイタケ栽培に使うぐらいであまり役に立たなかった」その見捨てられていたブナの木から「白神こだま酵母」が発見され・・今ではバイオビジネスに必要だとの事で、注目されています。

 秋田県総合食品研究所(秋田市)は平成9年から、秋田白神の微生物を採集して、商品化に向けた研究を行っていたそうです、それがバイオテクノロジーなどの科学技術を用いた食品や酒類に試験研究を行った結果・・この天然の菌は多方面に活用できる事がわかったとの事です。

自治体でこのような研究を実施しているところは他に例がないそうです。秋田県総合食品研究所は、これまで秋田白神で1万4000株を採集しているそうです。天然イースト菌「白神こだま酵母」や乳酸菌「作々楽(ささら)」など4種の新しい株を発見し実用化してとの事です。

 白神こだま酵母は主にパンに使われ、作々楽は酒やみそ、漬物などに使われているとの事です。しかも今ではこの白神こだま酵母を使った商品は、パンだけで年間、30~40億円の売り上げを生んでいるんだそうで・・・このブナの森はいまでは宝の山になったんですね・・

 同研究所の高橋上席研究員は「1カ所の森からこれほど新しい株が発見されるのは極めてまれなケース」だといってます。

この白神の微生物には、他の森のそれにはみられない際立った高い増殖性やストレス耐性があるのだそうです。その中でも最も貴重なのは秋田白神の奥地で09年に見つかった「白神こだま酵母」だそうです。

何しろ・・マイナス30度以下でも死なないほどの冷凍耐性では世界一だとの事です。また、薬品や化粧品に使われるトレハロース(糖類の一種)含有量や乾燥耐性でも世界トップレベルだそういです。

アルコール耐性も清酒酵母より強いとの事です。その上、胃酸にも強く、生きて腸まで届く酵母は白神こだま酵母以外にないとの事です。

 この特性を利用すると、例えば、冷凍パン生地が流通の主流となっているらしいのですが・・・「白神こだま酵母」を使うことで酵母が生きたパン生地に使うことができるのだそうです・・・

現在、「白神こだま酵母」の特性に生かした国内の化粧品やサプリメント開発企業からの買い付けだけでなく・・・米国や中国、韓国など国外からも購入の要望が多く寄せられているのだそうです。

この白神産地の歴史は8000年だといわれてます。「いま白神に生きる微生物たちは、人間に置き換えれば1億1680万年間、さまざまな菌達との生存競争を勝ち抜いてきた末裔だといえるたちなのです」「現在生きている微生物たちは淘汰(とうた)されていった他の微生物たちよりも何かしらの優れた“武器”が白神の微生物が持つたくましい生命力は他の微生物との競争で獲得していったものと推論できる」と・・・高橋上席研究員はいっております。

 秋田県総合食品研究所では現在、高コレステロール血症治療薬「スタチン」を発見した東京農工大学の遠藤章名誉教授のほか、多くの民間企業との共同研究が進められており、白神のバイオビジネスの可能性を広げ続けているそうです・・・

その他・・秋田県藤里町の第3セクター「藤里開発公社」が手がけるミネラルウオーター「白神山水」も 白神山地からくみ出した天然水を非加熱処理したままで、ボトリングした天然の甘みがある白神山水として売る出しているとの事です。19年度は 120万本と着実に売り上げを伸ばしているそうです。現在宅配会員も全国で 800人以上に達しているらしいですよ・・・なお・・ 白神山水は現在、東京ディズニーランドが運営するホテルや、「ナガハマコーヒー」などでも使用されているそうです。

 


豊田通商が農業参入

2008-08-20 10:45:15 | 地方新聞

 

 

豊田通商が大手商社として初めて国内の農業生産に参入するとの発表をしたと聞き嬉しいです。宮城県栗原市と言えばこの間の岩手・宮城大地震で被害が大きかった所ではないかしら?

ここ栗原市で豊田通商の子会社「豊通食料」は7月には、地元農家らと農業生産法人「ベジ・ドリーム栗原」を設立したようで・・・現在の出資比率10%を引き上げ、最終的には、豊通食料が49・5%を保有する筆頭株主として来年から発足するようです。

ここでは、現在パプリカの国内市場は約2万5000トンの内、輸入品が96%を占めるのだそうです。従来から豊通食料は年約2000トンの輸入を手がけるなど、ノウハウがあるのだそうです。将来はトマトなどに作物を広げ、5年後をメドに年約100億円の事業規模とすることを目指しているとの事で、このような動きが各地で広がる事を期待します。

地方の基本産業は なんと言っても農業であり、将来に希望を持てる地元産業が育つ事は若い人にとっても県外に流失を食い止める事にも在ります。

(読売新聞記事参考)
現在位置は

七座山にある野生の秋田杉・・・

2008-08-18 22:38:29 | 地方新聞

 

          

秋田県の能代市にある七座山にあるこの見事な天然杉の写真を見てその圧倒的な存在感に惹かれました。この能代市は、江戸時代、代官所直営の「御直山(おじきやま)」として杉の伐採が禁じられてきたために、現在まで手つかずのままの天然杉が残っているのだとの事です

私は杉の木といえば人工杉しか見た事が無く・・・人工林とはまるで違う姿に驚きです。地元でこの自然杉の持つ魅力を生かした町造り進めている加藤長光さん達は、この自然林の持つ魅力を多くの人に知って貰いたいと言ってます。

七座山の杉は太さもばらばらだそうですが、どの木も根をどっしりと張り、枝を自由に伸ばしている・・人間に管理された杉の木とはまるで趣が違うそうです。濃い茶色のごつごつとした樹皮にはところどころに緑のコケまで生えているそうで・・・ここには直径3メートル、樹齢300年を超えるような老木も珍しく無いのだとか・・・

これらの木には厳しい自然を生き抜いてきた命を感じます。しかもとても男性的・・・そこでこれを使った町興しを加藤長光さんたちは立ち上げようとしているようです・・

この杉林には、杉の根元に古いほこらが所々残っているそうで、ここは信仰の山でも在ったとの事でその痕跡がそちこちにあるそうです。加藤さんは、「この山の秋田杉は、泰然としたたたずまいと野性味が見事に両立しているんです」とその魅力を語ってます。

手付かずの自然林の持つ圧倒的な存在感は人工のものが多い現代人には、きっとここに入れるような最低限の道があれば・・何かここには山の神が息づいているような思いを抱くのではないかしら・・・

 


斎宮行列:十二単に身包み・・・京都

2008-08-15 06:15:36 | 地方新聞

          

伊勢神宮と言えば、皇室とゆかりが深く 、それらを思わせる伊勢神宮に向かう皇女らの行列を再現した「第10回斎宮行列」(10月19日)が行われたとの事です。今年の主役、斎宮代に選ばれたのは・・・右京区の派遣社員、井上弘子さん(26)です。

7日には、京都・右京区の野宮(ののみや)神社で行列で着る十二単の衣装合わせがあったそうです。そのお役に選ばれた人は、今年のような暑い年はことの外・・尊いお役では在りましょうが・・少しお気の毒のように思います。

斎宮代に選ばれた井上さんは、社務所で十二単を着て「予想以上に重くてサウナに入っているみたいに暑い」と苦笑いしたそうです。でもけなげにも「お祭りを見るのは大好きですが、参加することはなかなかないので楽しみたい」と話していたとか・・・

この斎宮とは飛鳥時代~南北朝時代の頃は600年間・・・伊勢神宮に仕えた未婚の皇女がなる事が決まりで・・・それも天皇が即位するたびに選ばれたのだそうです。トホホ・・・

野宮神社では3年間清めの生活を送った後、官人・官女ら約500人を従え京都から伊勢神宮に旅立ったとは・・・これまた厳しい掟がこのお役に選ばれた人は、当時は光栄と思っていたようですが・・現代女性では、このような掟ではなり手がないと思いますが・・・

この斎宮行列は長い事廃れていたそうですが・・・京都人のこの「仁斎宮行事を保存したいとの思いで復活して今年で10回目とのことです。今回も「仁斎宮行列」をこのほっかつ委員会と地元商店街が参加者を募って99年から再現したそうです。

当日は今でも・・正午に斎宮代に選ばれた人たちが平安装束に身を包んで行列が野宮神社前を出発して、嵐山一帯を練り歩いた後に保津川(大堰川)でみそぎの儀に臨むのだそうです・・

祭はここまででしょうが、当時は華麗で・・もの悲しい行列は、一路伊勢地へと向ったのでしょうね・・・