最近の選挙でこの多選問題が争点になったようです。勿論いまも長期にその職にととまっている、地方の首長もおりますが、全体の流れとしては、3選までがいいところだと私も思います。
ここ神奈川県でも「多選という問題について、市民が感じてくれるところがあった」といってます。大和市長選で初当選を果たした大木哲氏(58)は当選翌日の23日、勝因の1つとして、多選の問題を挙げ、 4選を目指す現職の土屋侯保氏(61)との一騎打ちとなった市長選でもあります。
大木氏は争点を「多選」と位置づけ、「4期16年は長すぎる」と多選の弊害を訴え続けたそうですが、 県内の首長選挙では、「多選阻止」の流れが加速しているといってます・・
最近の例でも、1月の厚木市長選で、多選阻止を旗印に掲げた小林常良氏(57)が4選を目指した現職候補を破って当選しています。
県議会では昨年12月、知事の松沢成文氏(49)が、知事の任期を3期12年までとする「多選禁止条例案」を提案し否決はされましたが・・・、その後の知事選で松沢氏は、多選禁止条例の制定を盛り込んだマニフェストを掲げて圧倒的な得票差で再選を果たしたそうです・・・
松沢知事は「どんな人でも4期、5期やったら大変危険な状況に陥る。そういう観点でこの選挙をとらえていただきたい」。松沢氏の言葉通り、「多選」は市長選の争点となりつつあります。最近の地方自冶体での汚職問題は、長期にその職にあるところに発生しているように思います・・・
大和市選出の2県議の応援を受けたとはいえ、大木氏はもともと、横浜市青葉区選出の県議。「多選」というワンフレーズを繰り返すことで、選挙の争点を明確にしなければ、現職である土屋氏の壁を崩すことは困難だったと思われます。
当選から一夜明けた23日、大木氏は多選を制限する条例の制定について、「必ずやります」と言い切り、相次いで現職候補が敗れることになった「多選」への有権者のアレルギー反応は、県内政界の地図を塗り替える力を持ちはじめてきているそうでいい傾向だと思います。
それと、この間、凶弾に倒れた長崎市の場合のように、3日前の事件とはいえ、その遺志をついで選挙に出る事に同情票が集まったようですが・・、ここでは無効票が多く出たそうですが・・・
それでも、ここでも前時代的な選挙を否定されました・・・正々堂々と戦いに挑み勝利者だけがその職に付くべきだと思います。
今後は出来るだけ、2世3世と政治がまるで家業のように代を継ぐ事は決していいとはいえないと思います。志があり、その道の勉強をし、同志と共にその目指す政治の方向を掲げて戦う選挙戦であって欲しいものです・・・