この大阪に出来た落語専門の定跡「天満天神神繁昌「亭」が出来てその経済効果が当初予想したより大きく116億円にも上ったそうです。これは大阪商工会議所から5日発表されたものです・・・
この繁昌亭への来場者607人8月上旬に実施したアンケートでは、客層は50代以上が7割を占めており、うれしい事に全体の1割強は関東、東海、北陸を中心に近畿以外からの来訪者だったそうです。
最近東京でも寄席に行く人が増えており落語の面白さに人々が関心を持ち始めたようで・・・このような落語ファンが上方落語も聞いてみよう・・・と言う人が、この繁盛亭に足を運んでいるのだと思います・
落語ファンは大阪に上席が無く漫才の中で楽簿を聞く・・ト言うスタイルにきっと不満だったのだと思います。それぞれの持ち味はまったく違い、殊に最近の漫才は大人に取っては物足りない思いをしていたと思います。
私なども落語は好きで、時々ですが出かけます。またラジオでも寄席に時間は聞く事が多いです。東京の落語と、大阪(上方)落語とはその面白さが違い、題材も上方落語はさすが商人の町らしく、そのような話が多いように思います。
ゆったりと面白可笑しい世界は捨てがたい味があり、今後もこの繁盛亭に足を運ぶ人が増えると思います。
またここに来たお客様が周辺の地域で買い物する人が増えたそうで・・・来場前に周辺で食事をするとした人も6割近く増えたそうです・・・
一方、地元の天神橋1~3丁目の102商店への聞き取りでも、8割以上が店舗前の通行量が増えたと感じており、実際の来客数、売り上げともに5割が「増加した」と答えているそうで、この上席が出来た事によって地域興しにも貢献しているようで裏しいですね。
この繁盛亭は、桂三枝会長を中心に落語家の貢献も大きいと思いますが・・・やはり市民や企業から約2億円の寄付が集められた事は大きな自信を持たせ、昨年9月に開席したばかりです・・・しかし開席以来の繁昌亭の総来場者数は同日14万人を突破、地域を巻き込んだ「繁昌」ぶりを示す結果となった事は一落語ファンとしてもうれしいです。
こうした繁昌亭来場者による周辺での買い物費、飲食費、交通費、繁昌亭の建設費、収入などから算出した直接需要額は33.5億円。これに波及効果などを加味して試算すると、15日の1周年までに116億3000万円の経済波及効果を地域経済に与えることになるそうで、大したものだと・・・感心しております。
この新しく生まれた上席は、約250人収容の繁昌亭だそうですが・・・開席以来の来場者数は5日に14万人を超えており、とりわけ昼席は200人以上の来場を指す「大入り」状態がほぼ連日続いているそうです。
このような結果を聞いた、桂三枝・上方落語協会長は「本当にうれしいことで、いろいろ力添えを頂いたお返しができたと思います。これからも勉強、工夫してがんばっていきます」と話していたそうです・・・ガンバレ・・三枝・・