町作り研究会(容子の部屋-別室)

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斎宮行列:十二単に身包み・・・京都

2008-08-15 06:15:36 | 地方新聞

          

伊勢神宮と言えば、皇室とゆかりが深く 、それらを思わせる伊勢神宮に向かう皇女らの行列を再現した「第10回斎宮行列」(10月19日)が行われたとの事です。今年の主役、斎宮代に選ばれたのは・・・右京区の派遣社員、井上弘子さん(26)です。

7日には、京都・右京区の野宮(ののみや)神社で行列で着る十二単の衣装合わせがあったそうです。そのお役に選ばれた人は、今年のような暑い年はことの外・・尊いお役では在りましょうが・・少しお気の毒のように思います。

斎宮代に選ばれた井上さんは、社務所で十二単を着て「予想以上に重くてサウナに入っているみたいに暑い」と苦笑いしたそうです。でもけなげにも「お祭りを見るのは大好きですが、参加することはなかなかないので楽しみたい」と話していたとか・・・

この斎宮とは飛鳥時代~南北朝時代の頃は600年間・・・伊勢神宮に仕えた未婚の皇女がなる事が決まりで・・・それも天皇が即位するたびに選ばれたのだそうです。トホホ・・・

野宮神社では3年間清めの生活を送った後、官人・官女ら約500人を従え京都から伊勢神宮に旅立ったとは・・・これまた厳しい掟がこのお役に選ばれた人は、当時は光栄と思っていたようですが・・現代女性では、このような掟ではなり手がないと思いますが・・・

この斎宮行列は長い事廃れていたそうですが・・・京都人のこの「仁斎宮行事を保存したいとの思いで復活して今年で10回目とのことです。今回も「仁斎宮行列」をこのほっかつ委員会と地元商店街が参加者を募って99年から再現したそうです。

当日は今でも・・正午に斎宮代に選ばれた人たちが平安装束に身を包んで行列が野宮神社前を出発して、嵐山一帯を練り歩いた後に保津川(大堰川)でみそぎの儀に臨むのだそうです・・

祭はここまででしょうが、当時は華麗で・・もの悲しい行列は、一路伊勢地へと向ったのでしょうね・・・