町作り研究会(容子の部屋-別室)

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近畿最古の芝居小屋・・復活

2008-08-03 11:31:26 | 地方新聞

            

                  

また一つ芝居小屋が復活するとの嬉しいニュースを見つけました。それは、兵庫県豊岡市出石町の「永楽館」が復元工事を終えて今月の1日に、関西歌舞伎俳優の若手として有望視されている・・歌舞伎俳優の片岡愛之助達を迎えてこけら落とし公演が行われるそうです

この小屋が芝居小屋として復活するのは、44年ぶりとの事で、地元の人は勿論ですが、関西地区の人達だけでなく、歌舞伎ファンにとってはこのような芝居小屋で芝居見物は格別なものが在り、最近ではあちこちの昔の芝居小屋が復活しているようで、嬉しいです。

この永楽館は、1901年いたてられたものとの事です。ここでは歌舞伎や落語の公演のほかに映画も上映していたそうです・・・城下町・出石市は城下町なだけに当時はこの永楽館はにぎわいの中心だったそうですが・・64年に閉館してから、建物は放置されていたのを、町なみ保存を目指す住民の働き掛けで復活が決まって、約2年かけて復元工事が行われたそうです。

永楽館は木造2階建てで内部は、人力で動かす回り舞台や花道など劇場設備が原形をとどめたまま残っていた事が幸いだったと思います。場内に掲げられた昭和30年代の広告看板もそのまま修復するなどして、その当時の雰囲気を残したそうです・・

                               

 工事を進めた同市の設計士福岡隆夫さん(59)は「昔の材料を極力残し修復した。20年前からの望みがかなって感無量。長い歴史を持つ舞台装置に注目してほしい」と話していたとの事です・・またこの舞台の杮落とし興行をするのは、関西歌舞伎の名門・松島屋一門の片岡愛の助が座長公演をするそうですね・・

                    

(産径ニュース参考)