町作り研究会(容子の部屋-別室)

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青森に癒やし求める韓国人 

2008-05-25 08:34:25 | 地方新聞

          

古牧温泉

このところ日本の観光地にも海外からお客様が 増加しているようです。以前との違いは、定番の観光地めぐりではなく、独自に日本の観光地を探し、そこを訪ねるようになった事で、ここ青森県も 自然豊かで温泉に恵まれた東北地方が、癒やしのスポットとして、“日本通”韓国人のひそかな人気を呼んでいそうです・・・

青森県には年間延べ4万人以上が訪れているそうで、その中にはリピーターも多いと言う嬉しいニュースもあります。受け入れ側の青森でも韓国からの観光客の取り込みに意欲的な宿泊施設では、韓国人スタッフを採用するところも出てきているそうです・・・

 青森県の調査によると、昨年1年間、県内の宿泊施設を利用した外国人は約7万800人。そのうち約4万700人は韓国からで、前年の1.5倍にも増えたそうです。青森空港と韓国仁川空港を結ぶ国際定期便は今年3月、週4便に増え、搭乗率は64.1%と堅調なの義を示しております。       

            不老不死温泉

このような韓国人観光客が増加した事について、県新幹線交流推進課では(1)観光地としての認知度の向上(2)昨年のウォン高円安傾向と韓国経済の好調(3)平成17年の訪日観光ビザ廃止(4)週休2日制の定着・・・を挙げております。

青森県は平成14年、北海道と岩手、秋田両県と合同でソウル事務所を開設したたそうでソウルで年2回、商談会を開いたほか、17年にはソウルでねぶた祭を開催したり、また韓国のメディア関係者を青森に招待するなどして、韓国人に青森を知ってもらう所から頑張っているようです。

 また、「古牧温泉青森屋」(三沢市古間木)などは敷地面積約73万平方メートルを誇る大型温泉リゾートとして知られておりますが・・ここの経営者は、積極的にソウル便が7年に開設されたのを受けて、当時の韓国市場の開拓に取り組んで着た結果も働いていると思います。現在は香港や台湾を含めた東アジア全体への市場拡大を狙っているそうです・・・

                     古牧温泉 青森屋:池に浮かぶ露天風呂「浮湯(うきゆ)」

 青森屋の国際営業ユニットマネジャーの洪玄杓さん(36)はソウル出身との事で、12年に青森屋ホテルに就職し、韓国や香港での営業活動のほか、空港への出迎えや通訳など、韓国からの宿泊客の対応を任されているそうです。しかも妻の車芝影さん(36)も今年2月、スタッフに加わッたそうで、夫婦二人三脚でホテルの東アジア戦略を支えているとの事です。

洪さんは「青森を訪れる人は日本を旅慣れた人が多い。登別(北海道)や別府(大分)は韓国か日本か分からないぐらい韓国人が多いので青森に来たという人もいます」と話す。青森は日本通の間で“穴場”として人気が出てきているようです。

 国際観光振興機構(東京都千代田区)によると、昨年訪日した外国人は約835万人で、国別では韓国が約260万人でトップだそうで、国際観光振興機構によると、韓国人や韓国語を話せる日本人スタッフの採用は全国的な傾向だそうです。

 日韓両政府は今年を「日韓観光交流年」と位置づけ、さまざまなキャンペーンを展開している。同機構は「韓国人の訪日目的の1位は温泉とリラックスだそうで・・・韓国でも健康志向と癒やしがブームになっているそうです。 

 国際観光振興機構が平成18年度、国内主要9空港で韓国からの訪日客に行った調査(複数回答)によると、訪問先は関東51.3%(対前年比3.9ポイント減)、関西28.7%(同0.2ポイント減)、九州20.0%(同3.1ポイント増)で、3地域が突出しているそうですが・・・東北は3.0%だが、3年連続で増え対前年比1.1ポイント増なそうで・・まさに“穴場”として徐々に人気が高まって来るものとして対策を立てているようです・・・

             古牧温泉 青森屋:木の肌触りと香りが心地よい青森ヒバ造りの内湯