これは広島県でのニュースです。最近は日本中どこでも漁獲量が減っているそうです。この事を知った福山大学(広島県福山市)生命工学部の学生達が、漁獲量が激減している同県内産のアサリの調査や、保護に取り組んでいるそうです。
広島県のアサリ漁獲量は、平成19年が221トンで、昭和63年の2281トンに比べて約10分の1にまで減少しているそうです。この事を知った、福山大では、地元のアサリ再生計画を地元漁協や住民らと協力して進めているそうです・・・
そこで本格調査となる今年は、全体で約1.5トンのアサリを因島の海岸3カ所に放流しました。このうち、同市因島大浜町の小浜地区で今月19日に行われた放流には、学生ら約20人が参加したそうです。
初めての仕事は漁協の方から教わり・・・海岸を綱で10メートル四方ごとに区分したうえで、漁協から提供された大きさ約3センチのアサリ約600キロを放流したとの事です。
今後は小浜地区などの放流場所は来春まで禁漁区域に指定したうえで学生達は、海岸の高低差や海草の有無といった環境がアサリの生育にどのように影響するかなどを調査するそうです。その結果を踏まえて来年以降の保護活動に役立てていくとの事です。
このような動きは、同大学生命工学部の乾靖夫教授(魚類生理学)が「地域と協力して取り組む姿勢が重要。アサリ保護のため、この活動が根づいていくことを願います」と話しております・・・
私はこの様な地域との関係で学校が今まで培った知識を実際の場で生かす事は、以前から望んでましたが、この様な問題だけでなく、この地域にも学生達の力を生かして欲しいと思います。
このような現場を知る事は、いずれ社会に出たとき、問題にぶつかった時の対応力がはるかに高いと思うからです・・頑張ってね・・・