町作り研究会(容子の部屋-別室)

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石蔵を交流の場に・・

2008-05-20 07:01:56 | 地方新聞

 

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最近、各地で一時は見捨てられていた昔からの建築に脚光が当たっているようです。ここ氷見市北大町の漁業、堀埜(ほりの)秋彦さん(57)宅の石蔵も今年の九月以降は、カフェや芸術作品を展示する交流スペースとして活用されることになったそうです。

この蔵の持ち主の堀埜さんは「古い石蔵だが、氷見の街の新たな顔になれば」と話しているそうです。堀埜家は氷見の網元の家だったのでそうです。

現在堀埜家では、味噌や醤油の製造、販売も手掛けるそうです。この石蔵は木造二階建てで、明治-大正時代にかけて建てられたようで・・・三方は石で築かれ、最近は漁具や家財道具を置く倉庫として利用していたそうです・・・

昭和三十年代まではこの蔵は、原材料の大豆や小麦などを保管場所として利用されていたそうです。現在は茶褐色のトタンに覆われた外観は、近くの永明院五重塔や比美乃江大橋とともに上庄川河口の景観をつくっている。

 石蔵を借りて活用するのは、氷見の活性化に取り組む市民団体「アートNPOヒミング」(旧・氷見クリック)。すでに文化庁など複数団体の助成を受けており、今後、水道を引き内装を改修。同団体の活動拠点として利用し、芸術作品の展覧会や体験イベントを開くとの事です。さらに石蔵に眠っていた家具を並べ、誰もが気軽に立ち寄れるカフェにするそうです。

ここで18日は同団体の本年度の初会合があり・・・そこにあつまった約四十人が石蔵の活用方法について意見交換した後、内部を見学し、この蔵に眠っていた物を活用したいとの事で、衣類、おもちゃなど堀埜家の“お宝”を見ては歓声を上げていたそうです。

最近も地方の古民家を活用して素晴らしい町が再現していました。日本家屋も再生すると近代建築にはない、シックで日本建築の現代風再生に驚きました。出来たらその通り一帯を少しずつ改良して氷見市の文化の展示場になればいいですね・・・