AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

ホンチャンインストール4

2006年12月03日 01時21分41秒 | Weblog
今度は、PostgreSQLのインストールと設定です。
PostgreSQLのインストールはCompanionCDをフルインストールすればインストールされているので何もすることはありません。後は設定です。

以下は「Solaris10 How To Guides」の「HOW to CONFIGURE and RUN POSTGRESQL ON SOLARIS10」を参考にしました。(ほとんどその通りで、一部日本語対応の部分だけ変えました。)

1.まずpostgresユーザーを作らなければなりません。マニュアルにはpostgresのホームディレクトリは

/export/home/postgres

となっているのですが、

/export/pub

としてsambaの共有ホルダーを作るので、homeはすっ飛ばして

/export/postgres

をpostgresのホームにしました。

/export/home/postgres

だと少し深すぎて、後からftpでファイル転送する時、

/export

以下に共有ディレクトリpubやpostgresのホームディレクトリがあった方が使いやすいように思いました。
Zoneは全く知りませんし、使うつもりがないので特に不都合はないと思います。
postgresのホームディレクトリを/export/home/postgresとする時は/export/homeディレクトリを予め作っておかなければなりません。

rootで

# groupadd postgres
# useradd -c 'PostgreSQL user' -d /export/home/postgres -g postgres -m -s /bin/bash postgres

とマニュアルにはなっていますが、/export/postgreをホームにするので、

# groupadd postgres
# useradd -c 'PostgreSQL user' -d /export/postgres -g postgres -m -s /bin/bash postgres

としました。
postgresのシェルはbashになります。
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ホンチャンインストール3

2006年12月03日 01時18分02秒 | Weblog
ネットワークアダプタについて言うと、テストインストールでcorega CG-LAPCITXはSolarisで認識できるのはわかっていましたが、最初から取り付けてインストールするとうまくいきませんでした。というのは、下手に見えるだけにデバイスとしてセットアップされるにもかかわらず、Solarisが最初から持っているドライバーではうまく動作しないため、認識はされるが結局は動作しない結果になってしまいます。一端セットアップされたドライバーをRealtekの純正ドライバーに書き替えることができれば良いのですが、その方法がわからず、結局再インストールするハメになってしまいました。

一端、取り付けたネットワークアダプタをはずして、Solaris10をインストール。その後、おもむろにNICを再度取り付けてテストインストールの場合を同じようにインストールし直しました。

これはNICを取り付ける前の話ですが、インストールの終了間際に、あるプログラムがインストールできないという、表示がでました。しばらくすると再起動し始め、

Verifying DMI Pool Data
Bad PBR sig

と出て、ブートできません。どうもマスターブートレコードが設定できていないようなので、マウントし直して再インストールしました。(マスターブートレコードのインストールとマウントは関係ないはずなのですが、マウントし直すとブートするようになりました。)
Linuxの時は
/boot
に100MByte割り付けてやれば大抵、うまくいったのですが、Solarisではうまく行きません。
テストインストールの時、インターネット接続後、PostgreSQLの設定をしました。その際、現在使用しているデータをリストアすると、ディスク容量が足りないといったエラーがでて途中で止まってしまいます。そんなわけは無いはずと思って、df -k してみるとPostgreSQLのデータディレクトリである

/var/lib/pgsql/data

を使い切ってしまっています。この時のインストールではマウントは自動配置していたのですが、自動では/var以下に十分な容量が確保されません。手動配置することになります。
(Solarisのマウントの自動配置ではZone用の/export以下が大きく配分されます。Zoneを使用するつもりがなければ/export以下を大きくとっても意味がありません。)

結局、この手動配置がまずくてブートできなかったのでした。
調べてみると、Solarisではディスクを7つのスライスに分割します。分割したスライスに対してマウントしていきます。
Linuxではパーティションを切ってそれぞれにマウントしてパーティションのクラッシュに備えるといったことをすることがありましたが、それではハードディスクが使用効率がよくないので、パーティション(swapを除いて)を切らずに一発で/ にマウントしようとしていました。(実際にはこれではブートできないので、/boot に100M割り当てていました。)

手動配置ではうまくブートできないので、一端、自動配置を選択して、自動配置されたマウント構造の必要なディレクトリ容量増やしたり、不要なマウントを取り消すという方法で行いました。その際、7つのスライスのどこかにoverlapと書いてありますが、それを消してはいけません。
意味はよくわからないのですが、自動配置した時、overlapというディレクトリではないマウント表示がでます。これをわからないまま消していましたが、これを消したばっかりにブートエラーになっていたのではないかと思います。
最終的にこうしました。

/ c1d0s0 136725
swap c1d0s1 4000
overlap c1d0s1 190756
/export 500007

swapはメモリー(2GByte)の2倍4GBとりました。その他、/export以下はZoneは使用しないまでも、sambaの共有ホルダーだとかpostgresのホームディレクトリをおきます。50Gあれば十分と思いました。/ の容量はフリー領域が0になるように計算して数字を入れました。overlapの行は自動表示されるままさわりませんでした。
これでブートできるようになりました。

最初、ブートできないのはfdiskでハードディクスの全容量をSolarisとしたため、SolarisのブートローダーであるGrubから見えないのかと思いました。通常ハードディスクの全量を使用領域のとして割り当てても8Mbyte程度の領域がなぜか残ってしまいますが、これがブートローダの領域だと思います。Solarisの場合はこの8Mbyteが自動割当では取られないためブートエラーになるのかと思いきや、knoppixのqtpartedで確認しみると、2つのパーティションが取られていて、8MByteの領域は確保されています。結局8Mbyteのパーティションの問題ではありませんでした。

ブートエラーも解消してなんとかSolaris10 6/06のインストールが終了しました。
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ホンチャンインストール2

2006年12月03日 01時04分39秒 | Weblog
前回は古いパソコン(3年位前に購入した)にインストールしたのでオンボードのネットワークチップは認識しなかったものの、オンボードのビデオチップは認識しました。Linuxのインストールの場合もそうですが、新しく購入したPCではビデオチップ、ネットワークチップできないといったことはよくあります。
上記のPCにSolaris10 6/06をインストールしましたが、インストールの際、やはりオンボードのビデオチップとネットワークチップは認識できませんでした。
それは仕方ないにしても、ヒドイと思ったのはマウスを認識できなかったことです。PS/2マウスがうまく認識できなかったのは始めてのパターンです。これまで、Linux6.2~9.0、超漢字といったOSをインストールしたがありますが、PS/2マウスが認識できないといったことはありませんでした。
Solaris10 6/06のインストールの初め方で、Xwindow のテスト画面が表示されますが、テストの時はうまく認識されます。その後、実際のインストール画面になると、画面表示サイズがかわったり、マウスを動かすとカレントウインドウが変わるにもかかわらず、マウスカーソルそのものが表示されないといった状態になりました。インストール終了後も最初のログインでJava Desktop Systemではマウスカーソルが表示されますが、一端ログオフしてログオンし直すと、マウスカーソルが表示されなくなります。そんな状態でもマウスを動かすとカレントウインドウ、カレントアイコンが変わります。単にマウスカーソルが表示されていないだけなのですが、思うようにアイコン等が選択できないので非常に操作し辛いです。

マウスがそんな状態なので、

Select the type of installation you want to perform:
1.Solaris Interactive
2.Custum JumpStart
3.Solaris Interactive Text (Desktop session)
4.Solaris Interactive Text (Console session)

ではマウスを使用しない「3」でインストールするはめになってしまいました。
3と4がText画面でのインストールになりますが、3は日本語表示されます。4は文字通りテキスト画面で日本語表示されません。
3はVGA画面でマウス無しでインストールしていきますが、画面の大きさが正確に認識されないため、そのままではウインドウ下部に配置された、選択メニューが表示されません。そのためディスプレイの操作ボタンで画面を必要に応じて上に動かしたり、横に動かしたりしながらインストールしました。
また、ディスプレイについては古いCRTより新しい液晶画面の方が使い易いです。Solaris側で適切な設定ができなくてもディスプレイ側で自動で最適な画面解像度、周波数を選んでくれます。完全では無いにしても、それで多少は見れた画面になります。
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いよいよホンチャンインストール

2006年12月03日 00時59分40秒 | Weblog
前回テストインストールでは遊休品のパソコンを使用しましたが、今度はいよいよSolaris10 6/06のホンチャンのインストールです。
まず、パソコンを購入しなければなりません。できれば64bitのデュアルコアがよいと思っています。SUN関係のホームページを見ているとAMDと提携してOptelon、Athlonに積極的に対応していくということのようなので、CPUはAMDにすることにしました。
(Linuxの場合はどちらかというと、インテル製のチップセットの方がドライバーが対応している可能性が高いと考えてCPU、チップセット共にインテル製を選ぶようにしていまいした。)
それほど費用をかけるつもりもないので、下記を購入しました。

パソコン工房 BTO MT518X2
CPU AMD Athlon64 X2デュアルコア・プロセッサー3800++/2.0GHz/L2chache 512KB X2
メモリー DDR2 667 1GB X2
チップセット NVIDIA Geforce6100
ハードディスク 200GB 7200rpm ATA

86,980円でした。今回はメモリーを2GBにしました。
DELLも検討したのですが、「OSなし」という選択ができないので少し高めの見積金額になってしまいました。金額も少しパソコン工房の方が安いし、近くに店舗がありクレームが入れやすいので、結局、いつものパソコン工房で購入しました。
(DELLはごく最近、よっぽど購入しようと思い筺体の大きさのメールで問い合わせしましたが、返事がこなかったので、購入をやめたことがありました。通信販売でこの程度の対応ができないようなら、やはり購入を見合わせます。
とは言いながら、お袋のノートパソコンはDELLで買いました。ずば抜けて安いです。)

最終的に運用してみてわかったのですが、Solaris10はこのPCで64bit、マルチコアともに対応しています。64bit対応についてはSolarisの起動時に64bitの表示がでます。また、マルチコア対応については運用時にtopしてみると、通常は「on 1 cpu」となっているのが、負荷がかかってくると「on 2 cpu」と変わるので対応していることがわかります。Vine3.2の場合は起動時にcpuの数だけペンギンロゴが表示されるので、マルチコア対応であることはすぐわかるのですが、Solarisでは起動時にこういった表示は特に出ないように思います。
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