AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

「マッサン」

2014年11月09日 11時56分53秒 | Weblog
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が面白い。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の物語というので、興味津々。竹鶴という人は時々、名前を聞いていたが、ウイスキーと言えばやはりサントリー。「竹鶴がウイスキーを作ったのに、なんでニッカじゃなくてサントリーが業界1位なんだろう。」と昔から思っていた。特に調べもしなかったのだが、「マッサン」を機会に竹鶴政孝について調べてみて納得。

竹鶴政孝が竹原市出身という話も地元広島県ということもあり、何となく知っていた。広島の酒といえば西条(東広島市)が全国区だが、竹原市にも有名な造り酒屋が何軒かあって、そのどこかと関係があるのだろう程度しか知らなかった。地元ではむしろ、横山大観のパトロン的存在だった、酔心山根本店(三原市)の方が有名かもしれない。

「竹鶴政孝」について調べていて、面白いブログを見つけた。

「マックいのまたのMalt Whisky Distillery」
http://blog.goo.ne.jp/mack-inomata

よく知らなかったのだが、数年前から「シングルモルト」ブームなんだそうだ。

http://www.sanspo.com/gourmet/club/070629.html

ウイスキーは学生の頃からよく飲んだ。なんせビールは高いので、800~900円のウイスキーを飲んでいた。サントリーのレッド、トリスはさすがに飲めなかった。レッドと同じクラスのハイニッカばかり飲んでいた。当時のウイスキー価格のイメージはレッドが900円、ホワイトが1600円、オールド2400円、リザーブ3500円、ローヤル5000円、こんな感じだった。ハイニッカの上は「ひげのウイスキー」ブラックニッカ、その上はスーパーニッカ?というイメージだった。

就職してから、少しグレードは上がったものの、せいぜい飲んでもブラックニッカだった。毎日飲むのだから、あまり高いものは手が出なかった。

2000年になる少し前だったか、酒税法変わって洋酒の値段が大幅に下がってきた。値下げ前、ジョニーウォーカー赤ラベルは5000円、黒ラベルは10000円という認識だった。もちろん手が出ない。それが、半額だったか、ものすごく安くなった。今の価格を調べると、赤ラベル1334円(税込み)、黒ラベル2030円(税込み)。天国だ!

http://kakaku.com/item/K0000695136/
http://item.rakuten.co.jp/ricaoh/480619/?scid=af_pc_etc&sc2id=67889001

ウイスキーの値段は見違えるように下がったのだが、機を同じくして体調が悪くなってしまった。気胸になってしまい、お酒を飲むと非常に息苦しくなる。結局、当分、お酒が飲めなかった。約10年は全く飲まなかった。ウォッカ入りのスポンジケーキも食べない、食べれないという状態だった。

ハイニッカばかり飲んでいて、憧れの高級洋酒が手に入る時には体調をくずしてしまった。なので、ウイスキーに対してものすごく怨念?が残ってしまった。

5年くらい前から体調が戻ってきて、また、お酒が飲めるようになった。最初に飲んだのがバーボン。昔、店で飲んだカナディアンクラブだとか、フォアローゼズを買ってきて飲んだ。その後が焼酎。焼酎ブームでもあり、いろんな種類がある。酒屋に行っても、一番種類が多い。実際、忘年会に行っても最初こそビールだが、2杯目からは焼酎という人がほとんどだ。

また、多少、日本酒も飲んだ。日本酒はおいしい。味として完成されているので、何にも食べずに酒ばかり飲んでしまう。なので、日本酒を飲むとつぶれてしまい、反省!、、、とうパターンが多くて結局、薄めの焼酎を飲むはめに。

また、女房がコストコで買ってきたペリエをビール替わりに飲むようになって、ハイボールを飲むようになった。なので、ウイスキーが家にいつもある。

「マッサン」が始まって、竹鶴政孝について調べていて見つけたブログ「マックいのまたのMalt Whisky Distillery」が面白い。

昨年、焼酎を飲んでいて、あまりにも種類が多いので、少し勉強した。買ってきた焼酎メーカーのホームページにも目を通していた。「マックいのまたのMalt Whisky Distillery」を読んで、わからない言葉が出てきたら同時に調べて、ウイスキーの製法について読んでみる。焼酎とウイスキー、随分、注目される製造工程が違う。

焼酎の場合、一番に注目されるのが原料。芋、そば、米といった大分類から、芋ならコガネセンガン、紅さつま、ムラサキマサリなどなど。実際、「霧島」は白、黒、赤があるが、赤(ムラサキマサリ)が一番手は入りにくい。二番目に麹。白麹、黒麹、黄麹があって、それぞれ焼酎の特徴として謳ってある。

ウイスキーの場合、昨日買ってきたハイランドパーク12年の裏書きの項目は
(箱から転記しました、訳が間違っていたらごめんなさい)

TURNING IT BY HAND(大麦麦芽を人力で混ぜる)
AROMATIC PEAT(芳香の泥炭)
SHERRY OAK CASKS FROM SPAIN(スペインから運ばれたシェリーオーク樽)
cool ORCADIAN air(冷たい海風)
HARMONISE(調和のとれた)
RICH FULL FLAVOUR(芳醇な風味)
AGED 12YEARS(12年熟成)
Gently SMOKY but surprisingly SWEET(穏やかな煙のような香り、しかし、驚くほど甘い香り)

スコッチなので、大麦が原料なのだが、大麦って一種類しかないのだろうか? 色々あってもよさそうなものだ。まして、酒造用と限定されれば、各種品種改良があってもよさそうなのだが。大麦の種類は謳っていない。不思議だ。

「ピートを麦芽を乾燥させるための燃料として使用することで『スモーキーフレーバー』と呼ばれる煙臭[† 9]が麦芽に染み込む。この煙臭は以降の製造工程でも失われることはなく、スコッチ・ウイスキーを特徴づける香りの一つとなる」
(WikiPedia「スコッチ・ウイスキー」)
「SMOKY」っていうのがスコッチの特徴らしい。

ハイランドパークのラベルには説明がないのだが、蒸留器の形も色々あって、蒸留所の特徴になっている。また、樽。醸造用の樽も色々あり、味が変わるらしい。この辺りのこだわりは焼酎とは大分違うように思う。

熟成年数。これも焼酎とは異なる項目だろう。好んで飲んでいた長期貯蔵酒焼酎は3年以上の貯蔵だったが、12年はウイスキーでは短い方で、20年以上も珍しくない。

「マックいのまたのMalt Whisky Distillery」によく出てくる「シングルカスク」も焼酎にはありまりないのではないかと思う。一つの蒸留所のモルト・ウイスキーだけで造られた製品「シングルモルト」。上出来な樽はそのまま出荷してしまう「シングルカスク」、蒸留所内での調合さえしてない。蒸留所単位で考えるシングルモルト、樽ごとに考えるシングルカスク。いかにも欧米人らしく解析的だと思う。

こうして見ると、今まで飲んでいたウイスキーは全てブレンデッドウイスキーだった。別に悪いとも思わないのだが、せっかく「シングルモルト」ブームで、安価に高級ウイスキーが手は入るだから、今度は「シングルモルト」にこだわってウイスキーを飲んでみようと思う。

これまでブレンディッドウイスキーしか飲んだことがないのだが、もちろん、スコッチはおいしい。が、案外、日本製のウイスキーもおいしい。昨年から飲んでいるサントリー オールドを飲み始めた時、バーボンを飲んでいてもう一つ馴染めなかったものが解決されたように思ったものだった。



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Raspberry Pi とArduino

2014年11月03日 09時12分59秒 | Weblog
最近、Raspberry PiとArduinoを続けて購入した。Raspberry Piは小型パソコンということだったので、理解し易かったが、Arduinoは何をするものかよくわからなかった。ザラッと解説本を読んでみて、両者の違いを書いてみる。
実際、両者を比較しているホームページもあったりする。

1.一番大きな違いはRaspbrrry PiはOSで動作する。対してArduinoはマイコンボードでOSはない。動作する一つのプログラムをその都度、書き込んでいく。

2.Arduinoはシングルタスク。対して、OSで動作しているRaspberry Piはマルチタスク。瞬間、瞬間の時間制御が必要な場合はArduinoの方が向いている。

3.Arduinoは追加部品なしで、AD変換できる。Raspberry Pi は追加部品が必要。

ちょっと解説本を読んだ程度なので、このくらいことしかわからないのだが、よく比較されるRaspberry PiとArduinoは全く別のものだ。方やPC、方やマイコンボード。先日、書いたHDを共有するためのファイルサーバーはArduinoでは無理だ。

「こと、電子工作」という条件で比較すると、Arduinoの方が電子工作的だ。Raspberry PiはPCとして使用できるのに対して、Arduinoはそういった使い方はできないし、そういうものでもない。電子制御するものだ。

Raspberry Piは単独で購入しても色々できる(PC的なこと)が、Arduinoはそれだけ買っても何もできない。最低LED一個でもなければ、動作確認さえできない。Arduinoそのものが電子工作部品なのだ。

PCならいわゆる電子制御ができる。しかし1台10万円もするPCは電子制御には「牛刀割鶏」的で、簡単な制御には大仰すぎる。その点、Raspberry Piなら価格的に最適で、しかも最初からGPIOが付いている。ただ、単に電子制御がしたいだけなのに、OSまで乗っていてマルチタスクなので使いにくい面もあるだろう。専用の電子制御パーツということならArduinoだ。
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Raspberry Piを追加購入してしまった

2014年11月02日 11時01分08秒 | Weblog
ラズベリーパイの新型が出た。
Raspberry Pi Model B+
先日購入したのが、たまたま新型だった。
8G SDカードを予め購入していたのだが、microSDカードに変わっていて、無駄になってしまった。
まあ、microSDカードの方が基盤からはみ出す部分が少ないので扱い易い。

先日購入した1台はRaspBMCをインストールしたところだが、今度はファイルサーバー用に1台購入した。

Raspberry Pi Model B+の消費電力は1W以下だそうだ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/343137/101600003/

随分前のことだが、動的DNSを使って自宅のファイルサーバーに販売管理プログラムのバックアップをとっていたことがあった。数ヶ月、自宅PCを24時間電源を入れっぱなしにしていた。電気料金がどのくらいかかっているか確認してみると、2000~3000円運用前より多くなっているのがわかった。さすがにこれは費用がかかりすぎなので、バックアップ先をUSBメモリーに切り替えた。

Raspberry Pi だと月200~300円の電気代で済むらしい。そんなことで、今度は随分たまってきた外付けハードディスクを一括して管理するファイルサーバーがほしくなった。全部で12台ある。Sambaでファイル共有すれば、PCからも見れるし、RaspBMCからも見れる。

早速、4GバイトのmicroSDカードにRasbianをインストールした。最初に訳もわからず、一度に12台のHDを接続してRasbianを立ち上げてみると、かなり時間が経ってから画面表示されたあげくに12台中8台しか認識されていなかった。

USB接続で最大可能接続台数をネットで調べてみると127台はいけるらしい。ただ、海外のホームページで「8台しかつながらないのだが、、、、?」という記載もあり、実際、12台つながるかどうかよくわからなかった。1台ずつ順に接続していった。

ハードディスクの電源は本体自身が持っているので、電源供給のないUSBハブを使用した。一応、Raspberry PiのUSBポートは2つに分けて6台づつつなげた。HD自体の電源も半分づつ入り切りできるように、ON-OFFスイッチ付きの電源コネクタを同様に2つに分けた。

作業手順は接続するHDをfstabに追加して認識確認後、Sambaで共有する。fstabにはHDの固有番号UUIDでマウントする。
また、ファイルサーバー自体は有線LANで接続。

Rasbianの作業はほぼrootで行った。とりあえずpiでログインして

$sudo passwd root

でrootのパスワードを設定しておく。

追加したHDがちゃんと認識されているかどうか確認。

$df

/dev/sda1 にマウントされているのなら、HDのUUIDを調べるために

#blkid /dev/sda1

表示されたUUIDを使って、/etc/fstabを編集

UUID=1234567890 /mnt/usb1 ntfs-3g default 0 0
UUID=abcdefghij /mnt/usb2 vfat default 0 0

などなど。
マウントするディレクトリ(例えば/mnt/usb1)は予め作っておく。
一応、これでrebootするとほぼ認識できるのだが、6台目辺りから認識されないこともあった。その場合は追加し終わったHDの電源は切って、新しい分だけで作業していく。12台全部追加し終わったら、全部電源を入れて再起動。
特に、12台中4台vfatのHDがあり、これはdfするのに時間がかかってしまった。また、設定が終り、12台電源を入れてRasbianを起動すると、立ち上がりに5分くらいはかかる。

smb.confを編集してマウントしたHDを共有する。一応、書き込み不可で誰でも見える設定にした。
[usb1]
path = /mnt/usb1
public = yes
read only = yes
guest ok = yes
guest only = yes

PCから見てntfsのHDは文字化けしないのだが、vfatは文字化けしてしまっていたので、/etc/fstabを修正。

UUID=abcdefghij /mnt/usb2 vfat auto,codepage=932,iocharset=uft8 0 0

(charsetの設定は/etc/fstabにもあるし、smb.confにもあって実際、よく分からない。)

最後に無線のRaspBMCで共有したHDが見えるかどうか確認して終了。

今回、共有したのはHDはPC、RaspBMC(無線)、iPad(GoodReader)から利用する。iPadは以前、FileZillaでファイル転送したことがあったので、FTPを使わなければならないのかと思っていたのだが、実際、sambaの共有設定だけで十分みたいだ。
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