ミントウェーブcute-30Uが入荷し、運用を開始しました。今回、これまで15インチだったディスプレイも19インチに統一しました。運用開始から1週間たちますが、サーバーがダウンすることもなく、一応、順調に推移しています。結局、シンクライアントの数は8台です。
気がついたことを書くと。
1.動作速度。一応、実用上問題はありませんが、得意先一覧などのリスト画面を表示する際、一瞬にして表示という感じではなく、上から画面表示していく様子がハッキリわかる速度です。約0.5秒くらいでしょうか。ディスプレイを19インチにしたため、リストされる行数が増えたことも影響していると思います。
2.一番心配していた、サーバーハードディスクへのクライアントからの同時アクセスはによる動作速度の低下はあまり問題ありませんでした。サーバーのハードディスクを増設してハードディスクへのアクセスの分散化を行いまいしたが、この効果はかなり大きかったです。サーバーのハードディスクアクセスランプがかなり長時間、点灯していても(sdaアクセス時)、実際にクライアント側ではフリーズしているような状態にはなりません。ハードディスク1台の時はsdaにVMwareのプログラム本体と仮想ディスクが同居しており、フリーズしていると思うほどクライアントの動作が遅くなることがありましたが、ハードディスク2台運用では実用上問題になるほどの動作速度の低下はありません。
3.ハードディスクへのアクセス軽減という意味では、WindowsXPのメモリー管理に助けられた部分がかなりあります。WindowsXPではOSのブートから初回のアプリケーション起動時にはハードディスクからプログラムを読み込んでメモリーを確保しますが、アプリケーションを終了させても2回目以降はアプリケーション起動時にはプログラムの読み込みを行いません。(確かそうだったような?)
そのため2回目のプログラム起動は1回目より短時間で済みます。(シンクライントでなくても実際に使用していて、その動作速度は実感できます。)
シンクライアントの場合、一度、運用を開始すると、通常はログオン、ログオフを繰り返すだけで、OSをブートすることがありません。常用するプログラムは2回目以降の起動動作することになるので、ハードディスクへのアクセスも少なくなります。
こういった構造がハードディスクのアクセス回数を減少させ、動作速度の改善に非常に有効です。
4.今回、営業が使用するPCを全て、シンクライント方式に変更しましたが、営業の場合、外出している時間がほとんどで、一日の使用時間が非常に少なく、内勤者の使用頻度とは比べものになりません。8台が全て同時に操作しているといった状況は非常にマレです。
(まあ、正直に言うと、形だけ支給しているということです。)
こういった使用形態であれば、やはりシンクライアント方式は非常に向いています。
5.今回、シンクライアントを導入してよかったと思うことは
(1)PCと比べて場所をとらない。
(2)シンクライアント端末にはハードディスクがなく、いかにも堅牢そう。
(3)使用電力が少なく、熱の発生が少ないので、夏場は涼しそう。
(4)OSのブートがないので、起動が速い。また、終了もログオフするなので速い。
(5)VMwareそのものはWindows3.1までサポートしているくらいなので、今後もWindowsXPを長く使用できそうな見込みです。サーバーはさすがに5年をメドに更新するつもりですが、その際もシンクライアント更新は不要です。(壊れてなければね!)
クライアント約10台分のハードについての更新費用はサーバー1台分ということになり、非常に安価です。
VMwareServerを使用してシンクライアントシステムを構築したところですが、先週、VmwareESX3iが無償で公開されることになりました。
http://www.virtualization.info/jp/2008/07/vmwareesx-3i20080722-1.html
今回、ハードディスクを2つに分け、VMwareそのものによるハードディスクアクセルを分離することで動作速度の改善を行いましたが、ESXではホストOSそのものが必要でなく、プログラムの常駐部分も32Mしかありません。VMwareServerを使用した印象から言っても、ESXの方がかなり高速に動作しそうな感じです。ただ、ESXは認証PCにしかインストールできないので、その当たりは問題ですが、本格的にシンクライアント方式を採用する予定なら、ある程度シンクライアント数が保証されたPCをサーバーとして使用するのも悪くないでしょう。
しかし、今回セットアップして思うのは、OSってミドルウェアじゃないかと思うほど、アプリケーション化してしまったとうことです。ホストOSをインストールして、VMwareをインストール、その後、クライアントOS、アプリケーションのインストール、と実行していきますが、クラアントOSのポジションはまさにミドルウェアです。ホストOS上で希望のアプリケーションを使用するために、VMwareとクライアントOSをインストールするわけで、無くては困るが以前のようにOS様々とった感じがありません。アプリケーションさえ使えれば、どういった環境であろうと関係ありません。そういった気持ちで、Googleドキュメントを使用してみると、今後のクライアントOSってどうなって行くんだろうと思います。
クライアントの更新を行う時、データの移行を考えると、データはGoogleで保管してもらった方がよほど安全です。移行の必要そのものがありません。今後、MS-Officeをはじめとするスイートオフィスの使用の比重がさらに減っていくのでしょうが、Accessがどうしても必要な環境ではその依存を断ち切ることもできず、行き詰まりの感があります。
気がついたことを書くと。
1.動作速度。一応、実用上問題はありませんが、得意先一覧などのリスト画面を表示する際、一瞬にして表示という感じではなく、上から画面表示していく様子がハッキリわかる速度です。約0.5秒くらいでしょうか。ディスプレイを19インチにしたため、リストされる行数が増えたことも影響していると思います。
2.一番心配していた、サーバーハードディスクへのクライアントからの同時アクセスはによる動作速度の低下はあまり問題ありませんでした。サーバーのハードディスクを増設してハードディスクへのアクセスの分散化を行いまいしたが、この効果はかなり大きかったです。サーバーのハードディスクアクセスランプがかなり長時間、点灯していても(sdaアクセス時)、実際にクライアント側ではフリーズしているような状態にはなりません。ハードディスク1台の時はsdaにVMwareのプログラム本体と仮想ディスクが同居しており、フリーズしていると思うほどクライアントの動作が遅くなることがありましたが、ハードディスク2台運用では実用上問題になるほどの動作速度の低下はありません。
3.ハードディスクへのアクセス軽減という意味では、WindowsXPのメモリー管理に助けられた部分がかなりあります。WindowsXPではOSのブートから初回のアプリケーション起動時にはハードディスクからプログラムを読み込んでメモリーを確保しますが、アプリケーションを終了させても2回目以降はアプリケーション起動時にはプログラムの読み込みを行いません。(確かそうだったような?)
そのため2回目のプログラム起動は1回目より短時間で済みます。(シンクライントでなくても実際に使用していて、その動作速度は実感できます。)
シンクライアントの場合、一度、運用を開始すると、通常はログオン、ログオフを繰り返すだけで、OSをブートすることがありません。常用するプログラムは2回目以降の起動動作することになるので、ハードディスクへのアクセスも少なくなります。
こういった構造がハードディスクのアクセス回数を減少させ、動作速度の改善に非常に有効です。
4.今回、営業が使用するPCを全て、シンクライント方式に変更しましたが、営業の場合、外出している時間がほとんどで、一日の使用時間が非常に少なく、内勤者の使用頻度とは比べものになりません。8台が全て同時に操作しているといった状況は非常にマレです。
(まあ、正直に言うと、形だけ支給しているということです。)
こういった使用形態であれば、やはりシンクライアント方式は非常に向いています。
5.今回、シンクライアントを導入してよかったと思うことは
(1)PCと比べて場所をとらない。
(2)シンクライアント端末にはハードディスクがなく、いかにも堅牢そう。
(3)使用電力が少なく、熱の発生が少ないので、夏場は涼しそう。
(4)OSのブートがないので、起動が速い。また、終了もログオフするなので速い。
(5)VMwareそのものはWindows3.1までサポートしているくらいなので、今後もWindowsXPを長く使用できそうな見込みです。サーバーはさすがに5年をメドに更新するつもりですが、その際もシンクライアント更新は不要です。(壊れてなければね!)
クライアント約10台分のハードについての更新費用はサーバー1台分ということになり、非常に安価です。
VMwareServerを使用してシンクライアントシステムを構築したところですが、先週、VmwareESX3iが無償で公開されることになりました。
http://www.virtualization.info/jp/2008/07/vmwareesx-3i20080722-1.html
今回、ハードディスクを2つに分け、VMwareそのものによるハードディスクアクセルを分離することで動作速度の改善を行いましたが、ESXではホストOSそのものが必要でなく、プログラムの常駐部分も32Mしかありません。VMwareServerを使用した印象から言っても、ESXの方がかなり高速に動作しそうな感じです。ただ、ESXは認証PCにしかインストールできないので、その当たりは問題ですが、本格的にシンクライアント方式を採用する予定なら、ある程度シンクライアント数が保証されたPCをサーバーとして使用するのも悪くないでしょう。
しかし、今回セットアップして思うのは、OSってミドルウェアじゃないかと思うほど、アプリケーション化してしまったとうことです。ホストOSをインストールして、VMwareをインストール、その後、クライアントOS、アプリケーションのインストール、と実行していきますが、クラアントOSのポジションはまさにミドルウェアです。ホストOS上で希望のアプリケーションを使用するために、VMwareとクライアントOSをインストールするわけで、無くては困るが以前のようにOS様々とった感じがありません。アプリケーションさえ使えれば、どういった環境であろうと関係ありません。そういった気持ちで、Googleドキュメントを使用してみると、今後のクライアントOSってどうなって行くんだろうと思います。
クライアントの更新を行う時、データの移行を考えると、データはGoogleで保管してもらった方がよほど安全です。移行の必要そのものがありません。今後、MS-Officeをはじめとするスイートオフィスの使用の比重がさらに減っていくのでしょうが、Accessがどうしても必要な環境ではその依存を断ち切ることもできず、行き詰まりの感があります。