近々、資金繰りをやることになりそうなので、必要なフォームを見直している。
販売管理プログラムの中で、入金表は作成していたのだが、実際どんなフォームが必要なのかピンとこなかった。現時点でも資金繰りという作業を実際にしていないのでチンプンカンプンな把握しかできていないのかもしれないが、取りあえず資金繰りしなければならない状況になってからフォームを作成していたのでは間に合わないので、状況を想定しながら必要なフォームを検討している。
販売管理プログラムを作成中は「資金繰りって結局、キャッシュフローだろ!」と思っていた。しかし、支払金額を集計して当座入金だけを集計してみると、とても入金が足りない。「社長はどういう資金繰りをしているのだろう?」と不思議に思っていた。もう一度、よく当座の動きをみていると、いくつか見落としている点に気が付いた。
当初、下記の項目を資金繰り表に計上していた。
売掛金の当座入金
買掛金、未払費用の当座支払
支払手形満期分
自動口座振替にしている支払(リース料、水道・電気・ガス代、電話料、保険料、定期積金などなど)
給与、賞与
消費税、法人税、固定資産税、労働保険料などの税金、社会保険料
自動口座振替になる明細は非常に多く、この設定作業が一番大変だ。また、税金、社会保険料といった支払は売り買いとは無関係で資金繰りをする人以外はあまり認識がない部分だ。
これだけでは全く実際の当座の動きと合わなかった。何が抜けているか?
1.受取手形の満期入金
支払手形分の金額が当座になければ倒産なので、これは必須項目なのだが、受取手形の満期日での扱いはどうかというと、裏書手形払いにあらかた使ってしまい、満期まで手元に置いているものはほとんどない。とうい話だったのでキャシュフローに関係ないと思っていた。実際、満期まで待って取立てに出す手形の数は少ないので、これは無視してもよさそうだ。
2.裏書手形払い
完全に見落としていたのはこれだった。受取手形をそのまま廻して裏書手形払いする仕入先が何件かある。件数は少ないのだが、金額は大きい。資金繰りがキャッシュフローと違うのは受取手形入出金を考えなければならないことだった。
手持ち手形前月残+当月入金予定受取手形-裏書手形払い=翌月繰越し手持ち手形
この見通しがどうしても必要だ。
最近、手形そのものを発行するところが減ってきている。ファクターリングが主だが、これに加えて電子手形払いにするところもあり、今のところ電子手形の裏書きで受け取ってくれる仕入先はまだ1件もない。裏書きする手形がなければ、足りない分は支払手形を発行することなる。
また、手形で回収した売掛金はキャッシュフローに入ってこないのだが、売掛金入金の何割かは手形なので、この収支は資金繰りには必須だ。
3.定期積立預金
これはキャッシュフローに入ってくるのだが、見落としていた。出金の方は毎月当座に明細があるので、定期出金項目として設定してたのだが、満期になって入金になるのを全く見落としていた。元々、定期積金は年に何回しかない、まとまった出金用に用意しているものなので、これを計算に入れないと、全く入金が足りなくなってしまう。
裏書手形払い、定期積金満期日入金は資金繰りをしていれば当然、計算に入れる項目なのだろうが、実際にやってないので気がつかなかった。
当座の動きで当初、気にしていたのは、得意先からの入金が土日でずれてしまうという点だった。2月28日が土曜日で売掛金当座入金が3月2日になってしまった時、月末決済の支払手形分の金額が当座に残っているかどうか、ということだ。実際のところ、入金がずれて月曜日になっても、支払手形の決済も月曜日になるので、あまり関係なかった。しかし、支払手形の決済はその日の当座明細の最初の方にくるので、後から入金があって瞬間的に残高がマイナスになることはある。根抵当を設定して、随時、借入れできるようにしているので、心配はないのだが、気持ち悪い。この場合、マイナス分は借入れしたことになるのか、銀行の人に確認したところ、当日入出金の流れで一時的にマイナスになっても借入れしたことにはならない、とのことだった。なので、土日を考慮した資金繰り表は特に必要ないのだった。
ただ、入出金明細を確認するのなら土日を考慮してずらした方が楽かもしれない。得意先によって、銀行休日前に入金してくれるところあれば、休日後のところもあり、その日の入金消し込み作業には土日を考慮した方がよいかも。
結局のところ、資金繰りではこの2系統で管理なければならない。
1.当座の入出金管理
2.受取手形の入出金管理(裏書手形払いの管理)
販売管理プログラムの中で、入金表は作成していたのだが、実際どんなフォームが必要なのかピンとこなかった。現時点でも資金繰りという作業を実際にしていないのでチンプンカンプンな把握しかできていないのかもしれないが、取りあえず資金繰りしなければならない状況になってからフォームを作成していたのでは間に合わないので、状況を想定しながら必要なフォームを検討している。
販売管理プログラムを作成中は「資金繰りって結局、キャッシュフローだろ!」と思っていた。しかし、支払金額を集計して当座入金だけを集計してみると、とても入金が足りない。「社長はどういう資金繰りをしているのだろう?」と不思議に思っていた。もう一度、よく当座の動きをみていると、いくつか見落としている点に気が付いた。
当初、下記の項目を資金繰り表に計上していた。
売掛金の当座入金
買掛金、未払費用の当座支払
支払手形満期分
自動口座振替にしている支払(リース料、水道・電気・ガス代、電話料、保険料、定期積金などなど)
給与、賞与
消費税、法人税、固定資産税、労働保険料などの税金、社会保険料
自動口座振替になる明細は非常に多く、この設定作業が一番大変だ。また、税金、社会保険料といった支払は売り買いとは無関係で資金繰りをする人以外はあまり認識がない部分だ。
これだけでは全く実際の当座の動きと合わなかった。何が抜けているか?
1.受取手形の満期入金
支払手形分の金額が当座になければ倒産なので、これは必須項目なのだが、受取手形の満期日での扱いはどうかというと、裏書手形払いにあらかた使ってしまい、満期まで手元に置いているものはほとんどない。とうい話だったのでキャシュフローに関係ないと思っていた。実際、満期まで待って取立てに出す手形の数は少ないので、これは無視してもよさそうだ。
2.裏書手形払い
完全に見落としていたのはこれだった。受取手形をそのまま廻して裏書手形払いする仕入先が何件かある。件数は少ないのだが、金額は大きい。資金繰りがキャッシュフローと違うのは受取手形入出金を考えなければならないことだった。
手持ち手形前月残+当月入金予定受取手形-裏書手形払い=翌月繰越し手持ち手形
この見通しがどうしても必要だ。
最近、手形そのものを発行するところが減ってきている。ファクターリングが主だが、これに加えて電子手形払いにするところもあり、今のところ電子手形の裏書きで受け取ってくれる仕入先はまだ1件もない。裏書きする手形がなければ、足りない分は支払手形を発行することなる。
また、手形で回収した売掛金はキャッシュフローに入ってこないのだが、売掛金入金の何割かは手形なので、この収支は資金繰りには必須だ。
3.定期積立預金
これはキャッシュフローに入ってくるのだが、見落としていた。出金の方は毎月当座に明細があるので、定期出金項目として設定してたのだが、満期になって入金になるのを全く見落としていた。元々、定期積金は年に何回しかない、まとまった出金用に用意しているものなので、これを計算に入れないと、全く入金が足りなくなってしまう。
裏書手形払い、定期積金満期日入金は資金繰りをしていれば当然、計算に入れる項目なのだろうが、実際にやってないので気がつかなかった。
当座の動きで当初、気にしていたのは、得意先からの入金が土日でずれてしまうという点だった。2月28日が土曜日で売掛金当座入金が3月2日になってしまった時、月末決済の支払手形分の金額が当座に残っているかどうか、ということだ。実際のところ、入金がずれて月曜日になっても、支払手形の決済も月曜日になるので、あまり関係なかった。しかし、支払手形の決済はその日の当座明細の最初の方にくるので、後から入金があって瞬間的に残高がマイナスになることはある。根抵当を設定して、随時、借入れできるようにしているので、心配はないのだが、気持ち悪い。この場合、マイナス分は借入れしたことになるのか、銀行の人に確認したところ、当日入出金の流れで一時的にマイナスになっても借入れしたことにはならない、とのことだった。なので、土日を考慮した資金繰り表は特に必要ないのだった。
ただ、入出金明細を確認するのなら土日を考慮してずらした方が楽かもしれない。得意先によって、銀行休日前に入金してくれるところあれば、休日後のところもあり、その日の入金消し込み作業には土日を考慮した方がよいかも。
結局のところ、資金繰りではこの2系統で管理なければならない。
1.当座の入出金管理
2.受取手形の入出金管理(裏書手形払いの管理)