最近、大分「でんさい」が普及してきたと思う。
銀行の人に聞くと、「扱い金額はまだまだです。」とのことだが、主に地銀や信用金庫で使われているので、金額より枚数(件数)の方が大事ではないかと思う。
「一括請求」で使っている。
支払手形の「請求」から使い始めた。毎年、得意先からの手形入金が紙手形から「でんさい」へ切り替わり、裏書手形払いに充てる枚数が乏しくなってきた。その対応として「でんさい」の「譲渡請求」を使い始めた。紙手形で裏書手形払いする場合、仕入先の請求金額と支払金額は一致しない。大抵、過払いになるように支払う。「でんさい」で「分割譲渡」すればピタリの金額で支払うことができる。
そんなこんなで「でんさい」払いの3パターン全て使うことになった。それに伴って販売管理プログラムも機能拡張した。
しかし問題もあった。
入金伝票入力時に受取手形明細を自動で作成していたのだが、入金処理して翌月とか(請求書発行後)に「分割譲渡」することになると、入金伝票と受取手形データが合致しなくなってしまった。
(原則、請求書郵送後、売掛金が変わるような処理はしたくないので。)
紙手形の場合は手形帳で手形1枚ごとに手形番号をつけていく。手形番号一つに顛末は一つだけだ。
「でんさい」の場合も紙手形同様に手形帳に記録して手形番号を付けていたのだが、分割するとなると1枚の手形が2枚にも、3枚にもなってしまう。それぞれ顛末が異なるので、分割した手形については手形番号を新たに振っていかなければならない。
結局、入金伝票と受取手形データの整合性がなくなってしまった。
「分割譲渡」は始めたばかりなのだが、当面この状態で運用していくつもりだ。
もちろん金額の合計は異ならないように分割するのだが、「分割譲渡」後、入金伝票を修正すると、分割した「でんさい」手形の明細が消えてしまう。請求書発行後に売掛金に影響がある入金伝票の修正処理はしたくない。間違える場合もある。間違えると、その月の売掛残が変わってしまい、月次そのものが変わってしまう。
「でんさい」は紙手形のように印を押したり、書留で送ったりといった作業がないので、便利だし安全だ。それでも、もう一つ普及していないのはそれなりの理由があるのではないかと思う。
大企業だと受取手形の枚数が月何百枚というところもあるだろう。紙手形は結局無くらないので、紙手形と「でんさい」両方で管理しなければならない。
自分の場合はそんな枚数は無いのでそういった苦労はないのだが、それでも多少不満がある。
「一括請求」で処理すると、「でんさい」画面から明細印刷が一切できない。
合計金額だけ表示された帳票が印刷される。明細をどうやって確認するかというと、電子データで「ダウンロード」して販売管理システムに取り込み、自分で明細表を作る。
「でんさい」導入当初、これには驚いた。販売管理システムを自作しているからいいようなものの、自分で明細表を作成できなかったら、明細確認が全くできない。
今になっても「でんさい」画面からの明細印刷ができないので、何かセキュリティ上の問題があるのかもしれない。
それにしても使いにくいシステムだと思う。
また、未決済分「でんさい」明細(手持ちの「でんさい」)の一覧表示ができない。受取りした「でんさい」一覧はデータ電子データで「ダウンロード」してくる。その際、未決済分だけでなく、何年分かわからないが、決済分も合わせてデータが落ちてくる。月15枚程度でも、何か月分も一度に落ちてくるので150枚とか、そんな件数分のデータだ。
販売管理システムに取り込んで、未決済分だけフィルターをかけて印刷するのだが、これもシステムがなければ管理できそうにない。
インターネットバンキングだと画面に明細が表示されたり、印刷したりできるのに、「でんさい」はこの辺りのユーザーインターフェースが全くなってないと思う。これじゃ、普及しにくいのも無理はない。
銀行の人に聞くと、「扱い金額はまだまだです。」とのことだが、主に地銀や信用金庫で使われているので、金額より枚数(件数)の方が大事ではないかと思う。
「一括請求」で使っている。
支払手形の「請求」から使い始めた。毎年、得意先からの手形入金が紙手形から「でんさい」へ切り替わり、裏書手形払いに充てる枚数が乏しくなってきた。その対応として「でんさい」の「譲渡請求」を使い始めた。紙手形で裏書手形払いする場合、仕入先の請求金額と支払金額は一致しない。大抵、過払いになるように支払う。「でんさい」で「分割譲渡」すればピタリの金額で支払うことができる。
そんなこんなで「でんさい」払いの3パターン全て使うことになった。それに伴って販売管理プログラムも機能拡張した。
しかし問題もあった。
入金伝票入力時に受取手形明細を自動で作成していたのだが、入金処理して翌月とか(請求書発行後)に「分割譲渡」することになると、入金伝票と受取手形データが合致しなくなってしまった。
(原則、請求書郵送後、売掛金が変わるような処理はしたくないので。)
紙手形の場合は手形帳で手形1枚ごとに手形番号をつけていく。手形番号一つに顛末は一つだけだ。
「でんさい」の場合も紙手形同様に手形帳に記録して手形番号を付けていたのだが、分割するとなると1枚の手形が2枚にも、3枚にもなってしまう。それぞれ顛末が異なるので、分割した手形については手形番号を新たに振っていかなければならない。
結局、入金伝票と受取手形データの整合性がなくなってしまった。
「分割譲渡」は始めたばかりなのだが、当面この状態で運用していくつもりだ。
もちろん金額の合計は異ならないように分割するのだが、「分割譲渡」後、入金伝票を修正すると、分割した「でんさい」手形の明細が消えてしまう。請求書発行後に売掛金に影響がある入金伝票の修正処理はしたくない。間違える場合もある。間違えると、その月の売掛残が変わってしまい、月次そのものが変わってしまう。
「でんさい」は紙手形のように印を押したり、書留で送ったりといった作業がないので、便利だし安全だ。それでも、もう一つ普及していないのはそれなりの理由があるのではないかと思う。
大企業だと受取手形の枚数が月何百枚というところもあるだろう。紙手形は結局無くらないので、紙手形と「でんさい」両方で管理しなければならない。
自分の場合はそんな枚数は無いのでそういった苦労はないのだが、それでも多少不満がある。
「一括請求」で処理すると、「でんさい」画面から明細印刷が一切できない。
合計金額だけ表示された帳票が印刷される。明細をどうやって確認するかというと、電子データで「ダウンロード」して販売管理システムに取り込み、自分で明細表を作る。
「でんさい」導入当初、これには驚いた。販売管理システムを自作しているからいいようなものの、自分で明細表を作成できなかったら、明細確認が全くできない。
今になっても「でんさい」画面からの明細印刷ができないので、何かセキュリティ上の問題があるのかもしれない。
それにしても使いにくいシステムだと思う。
また、未決済分「でんさい」明細(手持ちの「でんさい」)の一覧表示ができない。受取りした「でんさい」一覧はデータ電子データで「ダウンロード」してくる。その際、未決済分だけでなく、何年分かわからないが、決済分も合わせてデータが落ちてくる。月15枚程度でも、何か月分も一度に落ちてくるので150枚とか、そんな件数分のデータだ。
販売管理システムに取り込んで、未決済分だけフィルターをかけて印刷するのだが、これもシステムがなければ管理できそうにない。
インターネットバンキングだと画面に明細が表示されたり、印刷したりできるのに、「でんさい」はこの辺りのユーザーインターフェースが全くなってないと思う。これじゃ、普及しにくいのも無理はない。