最近、デリバリ担当が一週間入院して、代わりにデリバリをする機会があった。
販売管理プログラムで一般的な機能が問題なく使えるようになってから、こんな機能があったらもっと効率がよくなるとか、PCで印刷してしまえばこの手書き書類はなくなるとか、ここ10年考えてきた。しかし、実務をしてみると、さらに追加しなければならない機能があったり、修正しなければならないフォームがあったりで相変わらず、手直しがある。
運用し始めてもう13年目なのに。
自作したプログラムなので自分がいる間は管理できるけれど、後、数年もすれば還暦という年齢になると、今後のことを考えてしまう。会社で使っているので、会社が存続している間は何らか管理ソフトが必要だ。継続性が必要だ。
この件は今、考え始めたことでもなく、誰か代わりにプログラムを管理してくれる人を捜していたこともある。が、手直し手直しを続けたスパゲティコードは誰も理解できないだろうと、あきらめた。結局、現在使っているプログラムが管理できなくなったら、パッケージソフトを手直しして使うしかないだろうと思っている。それで作業量が増えれば、人を増やすしかないだろう。次の世代の問題だと思う。それで費用がかさむようなら、自分で別の方法を考えるべきだろう。
「パッケージソフトは使いにくい!」と聞くが、それは仕方ないことだと思う。今回、実際にデリバリ作業をして「使いにくい」ということがどういうことかよく考えてみた。
パッケージソフトは一般的な機能だけ備えたものだから、ここの仕事、ここの事業所だけの特殊な処理には対応していない。当たり前のことだ。「使いにくい、手間がかかる」の大半はこんなことなのだろうけれど、一般的な機能の中でも、こうすればよりクリック数が減るということもある。
Windowsを使っていると、「この設定画面はコントロールパネルからも出せるし、ここを右クリックしても表示できる」といったことは多い。パッケージソフトはあまり使ったことがないのだが、そこまで対応していないのではないかと思う。ここ数年、自作した販売管理ソフトの修正で、同じ画面を色々なフォームから呼びせるようにした。商品一覧から、売上明細、仕入明細を表示したり、売上明細から商品マスタの修正画面を出したり、仕入明細を表示したりできるようにした。
商品指定して売上明細を表示する機能はどのパッケージソフトでも備わっているだろう。けれども、売上伝票画面からカレント行の商品の売上明細を表示したり、仕入明細を表示したりする機能はないのではないかと思う。一度、売上伝票画面を閉じて、売上情報から商品指定して、という作業になるのではないかと思う。これだと非常に効率が悪い。
この入力画面からこの情報を表示したいということは、実際に作業する人でないと分からない。今なら、やってみて、「あ~、面倒くさい、ここにボタンを追加してしまえ!」とフォームを修正してしまう。
パッケージソフトではこういった機能の追加は結構難しい。販売管理ソフトのパッケージを発注する際、追加機能を仕様書に書かなければならないだろうが、使ってみなければわからない機能は書きようがない。修正に追加費用がかかってしまうようなら、「仕方ない、がまんして使おうか、、、」。結果、パッケージソフトは使いにくい、ということになってしまう。
「パッケージソフト+手直し」を発注する時、自社特有あるいは業界特有の事情を仕様書に盛り込むことはできる。それに加えて、既にある検索画面の呼び出しをボタンを追加してもらったり、マスターファイルの修正画面ボタン追加してもらうといったことは、なかなか仕様書に書きにくい。使ってみないとわからないから。
また、データ一覧をどのフィールドでソートするか、ということも指定しづらい。結局、項目名をクリックしたら、その項目でソートしてほしい、とか指定するしかないだろうが、これも使いながらでないと無駄な手直しになってしまう可能性が高い。結局、発注時の仕様書だけでは使い易いシステムにはなりにくい。継続的に費用をかけて手直ししていかないと使い易くならない。それでも納入業者の都合で、時期がくれば全く新しいシステムに更新しなければならないだろうし、新しいシステムを導入してしまえば、また一からやり直しだ。結局、外注ではいつまで経っても使い易いシステムは手に入らないということになってしまう。
それもまた仕方ないことか。
販売管理プログラムで一般的な機能が問題なく使えるようになってから、こんな機能があったらもっと効率がよくなるとか、PCで印刷してしまえばこの手書き書類はなくなるとか、ここ10年考えてきた。しかし、実務をしてみると、さらに追加しなければならない機能があったり、修正しなければならないフォームがあったりで相変わらず、手直しがある。
運用し始めてもう13年目なのに。
自作したプログラムなので自分がいる間は管理できるけれど、後、数年もすれば還暦という年齢になると、今後のことを考えてしまう。会社で使っているので、会社が存続している間は何らか管理ソフトが必要だ。継続性が必要だ。
この件は今、考え始めたことでもなく、誰か代わりにプログラムを管理してくれる人を捜していたこともある。が、手直し手直しを続けたスパゲティコードは誰も理解できないだろうと、あきらめた。結局、現在使っているプログラムが管理できなくなったら、パッケージソフトを手直しして使うしかないだろうと思っている。それで作業量が増えれば、人を増やすしかないだろう。次の世代の問題だと思う。それで費用がかさむようなら、自分で別の方法を考えるべきだろう。
「パッケージソフトは使いにくい!」と聞くが、それは仕方ないことだと思う。今回、実際にデリバリ作業をして「使いにくい」ということがどういうことかよく考えてみた。
パッケージソフトは一般的な機能だけ備えたものだから、ここの仕事、ここの事業所だけの特殊な処理には対応していない。当たり前のことだ。「使いにくい、手間がかかる」の大半はこんなことなのだろうけれど、一般的な機能の中でも、こうすればよりクリック数が減るということもある。
Windowsを使っていると、「この設定画面はコントロールパネルからも出せるし、ここを右クリックしても表示できる」といったことは多い。パッケージソフトはあまり使ったことがないのだが、そこまで対応していないのではないかと思う。ここ数年、自作した販売管理ソフトの修正で、同じ画面を色々なフォームから呼びせるようにした。商品一覧から、売上明細、仕入明細を表示したり、売上明細から商品マスタの修正画面を出したり、仕入明細を表示したりできるようにした。
商品指定して売上明細を表示する機能はどのパッケージソフトでも備わっているだろう。けれども、売上伝票画面からカレント行の商品の売上明細を表示したり、仕入明細を表示したりする機能はないのではないかと思う。一度、売上伝票画面を閉じて、売上情報から商品指定して、という作業になるのではないかと思う。これだと非常に効率が悪い。
この入力画面からこの情報を表示したいということは、実際に作業する人でないと分からない。今なら、やってみて、「あ~、面倒くさい、ここにボタンを追加してしまえ!」とフォームを修正してしまう。
パッケージソフトではこういった機能の追加は結構難しい。販売管理ソフトのパッケージを発注する際、追加機能を仕様書に書かなければならないだろうが、使ってみなければわからない機能は書きようがない。修正に追加費用がかかってしまうようなら、「仕方ない、がまんして使おうか、、、」。結果、パッケージソフトは使いにくい、ということになってしまう。
「パッケージソフト+手直し」を発注する時、自社特有あるいは業界特有の事情を仕様書に盛り込むことはできる。それに加えて、既にある検索画面の呼び出しをボタンを追加してもらったり、マスターファイルの修正画面ボタン追加してもらうといったことは、なかなか仕様書に書きにくい。使ってみないとわからないから。
また、データ一覧をどのフィールドでソートするか、ということも指定しづらい。結局、項目名をクリックしたら、その項目でソートしてほしい、とか指定するしかないだろうが、これも使いながらでないと無駄な手直しになってしまう可能性が高い。結局、発注時の仕様書だけでは使い易いシステムにはなりにくい。継続的に費用をかけて手直ししていかないと使い易くならない。それでも納入業者の都合で、時期がくれば全く新しいシステムに更新しなければならないだろうし、新しいシステムを導入してしまえば、また一からやり直しだ。結局、外注ではいつまで経っても使い易いシステムは手に入らないということになってしまう。
それもまた仕方ないことか。