AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

製作後の印象

2005年02月05日 15時26分06秒 | Weblog
Accessの悪いところばかり書きましたが、やはりAccessで製作したのは間違っていなかったと最近思います。
1.何と言っても情報量が豊富。
困った時にインターネットで調べますが、ほとんどの問題は解決します。もし、日本語で検索して参考になるものがなければ、英語で検索すれば問題解決の幅はもっと広がります。
2.一人で開発するのならAccessで問題ない。
よく、「Accessでのプログラム開発はよした方が良い。」といった内容のものを見ますが、プロのベンダーが言っていることで、「チームを組んで行うプログラム開発には適していない。」とか、「バージョンアップが難しい。」とか言ったことで、自分で作って、自分で使うのにはあまり関係ないことです。逆に言えば、Accessは中小企業が自分でプログラムを開発するためにピッタリのツールと言えるのではないかと思います。
(しかし、本当のことを言うとバージョンアップの問題は頭が痛いです。この件は後述します。)
3.「レポート」が最高
今回、専用伝票、A4、B4といった用紙を使用して伝票印刷、帳票作成を行いましたが、CristalReportはVisualBasic4に標準でついていたもので試しただけでしすが、CristalReportより、Accessのレポート機能の方が使い易いと思いました。
4.カレントレコードの複数行表示ができる。
最近調べたのですが、VisualBasicとかDelphiではカレントレコード1明細を2行とか3行とかに表示することができないのではないかと思います。(調べた範囲では)
dbMagicではこれができていたので、Accessでできても特に不思議にも思わなかったのですが、Delphiで同じことをしようとするとできないようでした。実際、Delphiのデータベース連結フォームのサンプルでは主要なファールドをリストボックスにして、その他のフィールドはサブフォーム状に別途、表示するというになっていました。これだと、一覧性が非常に悪くなります。
VisualBasicでも1明細を複数行に表示するコントロールは見たことがないので、多分できないのではないかと思います。


データベースにPostgresSQLを使っているので、PostgreSQLのメーリングリストを読んだりするのですが、Accessはあまり良い言われ方はしていません。オープンソースの開発メンバーからみると、Microsoftに対してあまり良い印象を持っていないこともあるのでしょう。Accessは不当に低い評価をされることもあるようです。そのくせクライアントをWindowsからLinuxに移行するのに、「Accessに代わるツールがLinuxに無いのが問題だ!」なんて言われることもあります。Windowsを使用する上でAccessが非常に重要なツールであることは事実なんです。
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