AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

サーバーが壊れてしまった!

2010年10月09日 21時57分00秒 | Weblog
起こらなければ良いな~、と思って、いや願っていた心配事が遂に現実になってしまった。クライアント5台稼働していたVMwareServerが壊れてしまった。

「パソコンが動きませんが。」と営業から言われて、「また、クライアントの一台がフリーズしてしまったのだろう。」と高をくくってサーバー画面を確認して、真っ青、CentOS5.2のKernelから止まっています。
今まで、クライアントとして使用しているWindowsが止まってしまうことは何回かありましたが、LinuxサーバーがKernelから止まってしまったのは初めてです。

VMwareServer(クライアント5台)、スキャンtoEmailサーバー、NTPサーバーとして使用していたサーバーが9月30日(木)朝、壊れてしまいました。負荷が高すぎたのだろうか? SATAパソコンって壊れやすい?

とにかく明日、10月1日は月末締め請求書の発行日だし、時間がありません。そうは言っても、営業に迷惑をかけられません。Linuxサーバーの復旧は初めてですが、VMwareクラアントとして使用している端末のデータはどうしても読み出さなければなりません。

Linuxの復旧はたちまち自信がないので一晩、ゆっくり考えて復旧方法を検討します。クライアント5台といっても、使用頻度の高いクライアントは3台、その内、どうしても読み出さなければならないデータを保管したクライアントはせいぜい2台です。
とりあえず、データを失わないように、壊れてしまったサーバーの復旧よりも、なるべく業務に支障がないよう、順を追って復旧することにしました。

最初にスキャンToEmailサーバーの復旧です。これはローカルなMailサーバーを使用しない方法で復旧しました。今まで使用していたローカルMailサーバーはあっさりあきらめて、「@」の付いたユニークなメールアドレスを取得して、インターネット上のメールサーバーを使用する方法に変更しました。MegaEggなら1契約当たり、10個まで105円でメールアドレスの取得が可能です。(最初、ローカルなMailサーバーを設置した時はこのことを知りませんでした。1契約当たり5個までのメールアドレスしか支給されないものだと思っていました。契約当時はそうでした。)
コピー複合機の設定を変更して、10月1日(金)に一部のスキャンToEmailを復旧。翌週月曜日にはどうにか通常使用状態に復旧しました。

肝心のサーバーの復旧はどうかと言うと、実際、かなり迷いました。VMwareクラアント5台の内、稼働率の高いものは3台、特に稼働率が高い1台については、バックアップの心配からパソコン1台を支給したかったので、10月1日(金)にはWindows7パソコンを購入して、とりあえず通常業務ができるようにしました。残り4台は特に急ぐ必要はありませんでしたが、待っても3~4日です。
VMwareサーバーを新規に用意するとなると1週間はかかります。パソコン工房のハイスペックBTOパソコンを注文すると、早くて納期1週間です。そんなには待てません。

Windows7パソコンを購入時、始めて知ったのですが、OS無しの低スペックパソコンの価格は3万円を切っています(ドスパラ)。用意しなければならないクライアントは残り3台です。(残り4台の内、1台は社長のパソコンで使用頻度が低い上に、資金繰り用に別途1台パソコンを既に用意しており、それは順調に稼働していました。そんな事情もあり、今回、「壊れた自分のパソコンについては復旧しなくても良い。」と言われていました。)

新規にVMwareサーバーを用意すれば納期1週間、約15万円かかります。残り3台を別途独立したパソコンを用意すれば約3万円×3台=9万円です。しかも、そのパソコンは標準在庫品でOKです。
最近のパソコンは壊れやすいですが、結局、今回はVMwareサーバーの新規導入はあきらめて独立したパソコンを3台購入することにしました。
(実際にはメーカー在庫切れで、3台注文した内、2台は土曜日にオーダーして火曜日に入荷しました。まあ、1週間もかからなかったのでヨシとしましょう。)
独立したパソコンならセットアップは簡単です。入荷したその日にセットアップして火曜日には、一応、営業が使用できる状態に復旧しました。

さあ、これからが問題です。壊れてしまった、Linuxサーバーの復旧です。
とりあえず、上書きインストール可能かどうか調べてみます。LinuxのインストールCDからブート、上書きインストール。

ギャッ!上書きインストールできない! これは機械的に壊れてしまっている!
VMwareServerは速度を上げるためにOS部分とVMwareデータ部分のハードディスクを分けていました。Windows風に言うなら、OSはCドライブに、データはDドライブに入れていました。今回、それが幸いしました。Cドライブをはずしてしまい、ハードディクスを新規増設してBIOSからブートドライブに設定、Linuxをインストールし直しました。OSが立ち上がってしまえば、VMwareServerを再インストール、VMwareクライアントディスクイメージが入ったSATA2(Dドライブ)をマウントし、無事、旧データの読み出し可能となりました。

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