六枚目のコイン

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組織の盛衰

2022年06月15日 18時06分45秒 | 未来

堺屋太一氏の著書で、
『組織の盛衰』(1996年1月刊行)がある。
出版されたのは1993年4月に、
PHP研究所より刊行されたものであるという。

そして、
著者は出版するまでの20年間にわたって、
研究や施策を重ねられたということであるから、
1070年初頭より、
組織論を考えておられたことになる。

まあ組織と言うと、本質的なものであるから、
組織についての問題はかなり昔より、
多くの人が考えてこられたことだろう。

だが、
ここでの組織論というのは、
戦後日本の奇跡的繁栄を体験した日本についてなのである。
それ故に、
現在の日本政府や企業における、30年にわたる沈滞の原因が
一体どこにあるのかを推察してるのは、
とても重要なことだと思うんですね。

それがこの本のポイントにあるのです。
序文を読んでみましょう。
「戦後の日本はもっぱら規格大量生産型の製造業の発展した
近代工業社会の形成を目指してきた。
日本社会全体がそのために組織されていたし、
日本社会の中の企業や官庁などの職場組織もまた、
それにふさわしく作られていた。」

それゆえに、
終身雇用に象徴される閉鎖的雇用慣行、
物価上昇を前提とした先行投資型財務体質および、
集団的意思決定機構の三つを柱とする戦後型日本式経営である。
と続いている。

今もなお
業績低迷する企業、硬直化した官僚機構。
戦後の未曽有の繁栄をもたらした日本的組織を、
今、何が蝕んでいるのかと、
著者は問いかけている。

これが本書のテーマだと思われる。
結局、日本国民を占星術で調べてみると、
上昇点が「かに座」に当たるのである。
以前に調べて事なので、
細かい説明は割愛させていただくとして、
蟹座に上昇点があると考えると、
とてもよく納得できる。

守護星は月であります、大衆を暗示するのです。
黙々と働いて黙々と生産する。
子沢山で、
モノを大量に生み出していくイメージです。

人の頭に立つイメージはなく、
ひたすら作り続けるイメージですね。
これが『戦後』の体制に、
非常にうまくマッチしたのではないかなと。

モノを勤勉に良い製品を生みだし、
作り出していく上で、
戦後のモノを不足していた世界的状況を満たしていった、
日本が,一早くその状況に対応していったわけです。

それはアメリカ経済の波に乗っていったわけです。
その結果、
日本は奇跡の復興と呼ばれ、世界中の賞賛を得た。
ところが、
今や状況は変化して、
単純にモノを作るのは、中国や東南アジア諸国に譲り、
日本はそんな役割を譲ってもらい、
高級な分野に変わっていった。

ところが、本来の適正でないために、
日本は次の適正を得られないで苦しんでいる。
というのが、本当のところではないかなと思う。
今や、
画一的なモノの大衆製品の時代は終わったのか?

多分、そうなんだと思われる。

そこで、
日本国は蟹座に深い関係を持つ国であり、国民であることが分かれば、
その他の発展・展開の可能性を見つけていくことは、
難しくないと思うんです。
観光のサービス業などが外国の人々に良い評判を得られているのも、
蟹座のも特徴を生かしていると理解できるのです。


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