六枚目のコイン

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【続】新時代の幕開け&四段掛け(Ⅲ)

2020年11月20日 08時20分09秒 | 未来

さて、続きです。

「占意」は今後の動向ということですから、
それに沿って、『密教占星術Ⅱ』の
「宮と星・掛けの秘伝」のところを参照しながら、解いていきましょう。
兌宮に座して一白水星が掛かるのは、
「移転あるいは業務の変更などは、先へ延ばすほど吉となる」
「掛け合い事、交渉事は穏やかに時間をかければ成就する」
こういう暗示が出てますね。

で、その内容は具体的にはどういうものなのかというと、
それは時刻盤を見ます。
時刻盤は先ほども言ったように、
過去から現在を表していると説明しましたから、
時刻盤を見ることで、
現在の状態にいたるところの問題や、原因となるものが見えるわけです。

で、時刻盤を見ると、四緑木星が中宮に入っています。
すると、
巽宮の三壁木星が五黄土星の暗剣殺になっています。
三碧木星の象意には、新規事業とか争いごと、地震などがあります。
で乾宮に五黄土星が入るのですから、
中途挫折の暗示が出てきているようですね。

他には、坎宮に九紫火星が入っております。
名誉とか評判などの問題が関係しているようです。

本名星の六白金星が兌宮に入ると、《天沢履》の卦がでます。
この暗示は、“虎の尾を踏む”です。
これですね、
何かこういう出来事が有ったのでしょう。
それが原因で、今の問題が生じているわけです。

そして、
この問題は今後、どういう展開をしていくか。
それを見る場合、
この本人(六白金星)の大きな流れを見ることが大事です。

それには、「年運」を見るのです。
この人が、今どの場所にいるのか?六白金星は中宮に入っています。
すると、
どういう運気にいるのでしょうか?
この年周りはどういうようになっているのか?

中宮に廻座すると、
運気が一番強い宮にいるわけですから、
『心中穏やかならず、また物事まとまらず、嵐の中の船のごとしとす。』
こういうような状態だと分析できるわけです。

そして、これが後半に差し掛かると、
運気が強いかと思えば弱い、弱いかと思えば強い。
そんな状態に大きく揺れ動くわけですね。
そして、次の年は乾宮に廻座するわけですから、
一段と運気が衰えていく。
そういう大きな運気の流れを、ざっと頭に入れておくわけです。
細かい流れをつかむ前に、大きな流れをつかんでおく。

そして次に、現在の状態はというと、
2番掛け、巽宮に座して五黄土星掛かり、土生金の大吉。
「巽宮に五黄土星がかかるのは、新規に事を始めようとして迷っているのである。」
「災厄相次ぎ、運気だんだんと衰える、人のそしり妬みを受ける」
「突発的な災難あり。」
ざっとこういう暗示が出てきます。

二番掛けは現在の状態をあらわすわけですからね、
こういうような暗示を示しているのですね。
巽宮は遠方とか交渉事とかコミュニケーション、または空・道路交通等
を意味しますから、
その方面でトラブルが発生していることが分かりますね。

要するに、
七赤金星中宮の盤は、再出発運を示しているのです。
離宮にいる二黒土星は、職業と見れますから、
職を離れると見ることができます。

次に、三番掛け、中宮に座して七赤金星掛かり、金・金の比和、中吉。
三番掛けは、近未来を表すと言われていますから、
今後の途中経過を意味するわけです。
結論に行くまでの途中の展開ですね。
それが見えるわけです。

でどうかというと、
「業務・住所の変更、しなくてはならぬと思いながら、意のごとく運ばず」
こういう展開になりそうだと推理できますよね。

そして最後の結論としての、四番掛け。
震宮に座して二黒土星掛かり、土生金の大吉。
震宮に二黒が掛かるのは、
「いったん廃止したことを再び企てることになる象あり。」
「依頼事、掛け合い事は、何度も足を運べば成就する象あり。」
こういう分析が出てきます。

そして、それと同時に、
二黒土星は職業を表しますから、
新しい、または、以前に考えていた仕事が見つかるという推理が可能ですね。
仕事であれば、転職成就!住所であれば住むところが見つかる。
または、相方であれば出現すると見ることができますよね。

ひとまず、めでたしめでたし!ということになるでしょうか。
ちなみに、
月盤は八白土星中宮ですから、
これは《変化》をあらわしますよね。
変わっていくことを教えているのです。
または出直しとか、再起、引き継ぎ、切り替え等。

★中宮から変化していくことを、月盤は教えてくれているのだと思います。

以上は、あくまでも一例です。
あくまでも、星の暗示を柔軟に連想させなければいけません。
それは常識からくる連想が大事なのです。
常識的なところの連想を行って、
対応することが大事です。

次に、
一白水星を本名星に替えて、上の四つの盤をそのまま使って分析しましょう。

(つづく)

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