水瓶座の時代になって、
今更のように、
私たちはある一定の雰囲気の中で、
生きてきたことに気づく。
一定の暗黙の取り決めの中で生きてきた。
俗にいう「忖度(そんたく)」という言葉。
あれは、
周りの雰囲気を読み取ることから生じるある配慮。
そう表現して良いと思います。
ですが、
それをよく考えてみると、
周囲の人のある考えに、自分の考えを同期させる、
または一致させ、合わせるということになると思います。
そして、
まだ自分自身の考えが出来上がっていない段階で、
そういう曖昧な雰囲気に、
自分の考えを同期させて、同調させることで、
自分の考えができてくる。
それで何となく、
社会と歩調を合わせたような気になって、
安心して毎日の生活を続けていく。
ところで、
アメリカや英国、ロシアまたはイスラエルなど、
主要国では、戦時中もまた冷戦後のある時期にも、
スパイ活動はかなり頻繁に行われていたそうですね。
今もスパイ活動はごく普通に行われているみたいですが、
有名なのは、
アメリカ・CIAの洗脳実験。
ロシアのマインドコントロール法に対抗して、
このブログでも、すでに掲載させていただいている、
『MKウルトラ』という、
ロシアのマインドコントロール法を上回る、
強力な洗脳法ですね。
その中で、
任意に選んだ人を催眠にかけて、いろいろと実験するのですが、
ある人は、とても実験が効果的であったというのです。
それは人の言いなりになりやすい人です。
それはある意味、
心の弱い人と表現できると思います。
そういう人は、指示した事柄に対して、
ほぼすべて言うとおりに行動するという結果を得たというのです。
そういう意味で、
洗脳工作は、心の弱い人、人に言うことに従順である人、
そういう素直な人、反対のいい方では、疑わない人、
こういう人が洗脳されやすい人だと言えるでしょうか。
優等生的な人、これも洗脳しやすいですよね。
下手に周囲と合わせるのではなく、
自分なりの考えを持つこと。
それは自立することと同じだと思うんです。
権威に対して無盲目であること。
これも大事です。
常識とはある意味、権威の象徴です。
出来上がったものは、
ある力によって生まれているからです、
また、
権威そのもの。
これも無条件での従順である必要はないんです。
今、権威がいかに失墜しているか。
根拠のない「権威」に対して、
信用しないことは大事です。
日本人の徳性は、和を持つことだとか、
協調性があるとか、同一性を重んじるとか、
そういうことを言われますが、
それだって、気にすることは無いんです。
それも大事だとは思いますが、
それ以上に自分のことを重要視すること、
大事におもうことは、
もっと意味があると思うんですね。
まあ、それまでは
それが一般的な生き方だったのではないかと思うんです。
ですが、
これからは違うように思うんですね。
自分の考えをしっかりと持って、
責任ある自分の人生送っていく。
反対に、
自分に自信が持てなかったり、
責任を持てないと、
そういうことは出来にくいですよね。
では、なんでもかんでも、
自分の考えを押し通すことが良いのか?
そうではないですね、
やはり、自分より優れた考えや思想なりに出会ったときには、
素直に柔軟に、それを取り入れて、
自分自身のものにしていく。
そして、
自分自身を改善し、高めていく。
そうやって、
自分に対する信念と謙虚さを保っていく。
しかしながら、
私たちは、自分の行動に責任を持って生きていきたい。
だれかのせいにして、
自分の人生を犠牲にしたくない。
気が抜けるという表現がありますが、
それは自分自身が無い状態なんだと考えるんです。
気が抜けているときに限って、
魔が入ります。
そして、
うっかりとミスをしたり、
自分自身でないことを言ったりするもんです。
これもまた同じで、
気が緩んでいるときには、
そういうことを往々にして起こしやすくなりますね。
それをやらないためには、
しっかりと考えることが大事だと思うんです。
何についても、どういうことなのか?と考えて、
ひとつの答えを見出していく。
そういうような
自分に責任を持った人生、
これをこれから行っていきたい。
そう思うんです。