前回に続いて、
タロットカード「21・世界」について、
説明をしていきます。
カードが出たといって、
そのカードそのものを見るだけではなくて、
そのカードから連想されるものが、
大事かと思います。
例えば、
良い面の暗示を見ることは、
マイナス面の暗示も見る必要があるということです。
『カバラの秘密』(九燿木秋佳著)を参考に、
「世界」このカードは、完全性と調和をあらわす、
スケールに大きなカードです。
「リーディングの際は、欲望に負けないこと、
大きな愛を持つことの重要性を、
念頭に置くようにとアドバイスしてあります。
あらゆる欲望、金銭欲、性欲、物欲、功名心などは、
自分を高めたいという向上心をも含めて、
実は人間を不自由にし、幸福から遠ざけます。」
こう書かれてあります。
また、愛さない人は、愛されない人よりも孤独であり、
与えることでしか得られないものが、
完全性や調和には必要だと、
カードは告げています。
こう説明されているのです。
一見、「世界」のカードが出ると、
それはもう大吉の暗示ですから、手放しで喜ぶのですが、
その大吉の面を実現するには、
半面の条件を満たす必要があるんだというのです。
「こうした心理を知ることは難しく、
それは現世利益に対する吉意を鈍らせますが、
完成に向かう道筋は確率されていますから、
穏やかであっても、確実に望ましい方向に進みます。」
そう解説されています。
このカードを、ウェイト氏は、
「宇宙の完成と終点、その内なる秘密、
自らを神の中で理解する大いなる歓喜」
の象徴であるとしています。
モノには、かならず表と裏があります。
ですから、
大吉が出たからといって、そのまま受け取るのではなく、
裏の面も見ておくことが大事だということなんです。
それは気学九星の占いでも、同じことが言えるのです。
今年は、巽宮に一白水星が廻ってきていますね。
ある人は、
巽宮に入っていても、
その反動が必ずあるので、気を緩めてはいけないと
アドバイスすぁれています。
歴史的にも、水の難が意外と起きているようですね。
それはこういう言ことなんだと、
上の説明をされたわけなんです。
占いは多岐にわたって学んでおくと、いろんなものがわかって、
それは同時に、
他の占いの参考にもなるんですね。
言うならば、
モノの考え方は同じだということだろうと思います。