子供のころは、野球少年でした。
小学5年生の時、昭和小学校という学校に行きました。
試合の勝ち負けは忘れてしまいましたが、試合終了後私のグローブが無くなってしまいました。
必死に探し回りましたが、出てきませんでした。
もちろん、私の名前が書いてありましたが出てくることはありませんでした。
盗まれてしまいました。
そこで、私の野球熱は冷めてしまいました。
年は流れて、大学時代。
友人のお姉さんが、日本橋でOLをしていましたが、会社からスキーツアーに直接行くので道具を持ってこいという電話があり、
友人と二人、永福町のアパートから日本橋に。
あるデパートの前に差し掛かると、目の前に黒塗りのアメリカの高級車が停車。
後ろのドアが開き、降り立ったのは大男。
一段高い歩道の私よりも、車道の男のほうが背が高い、しかも肩幅が半端じゃなく大きい、正に大男。
顔がこちらに向くと、子供時代あこがれた大投手。
気が付けば、その場で直立不動になり、深々とお辞儀をしていました。
私の顔を見て、にっこり笑ってくれました。
金田さんの思い出です。
当時川崎に住んでいたので、バスの中でロッテの監督だった金田さんのアナウンスが流れていたので、余計親近感があったのだと思います。
(ロッテのフランチャイズが川崎球場でした)