世界一ガソリンの安い国では

「キチガイ沙汰ってことは判るよ。」

「だけど、この国ではガソリンは水より安いだよ。」

笑って答えるのはベネズエラのビジネスマン、モォアりスさん。

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ベネズエラでガソリンは３セント／１リッターだ。

モォアリスさんは　１１ガロン（およそ４１リッター）を入れて

１ドル３２セント（１５０円ぐらいか？）支払った。

・・

狂信的反米主義者　ヒューゴ　チャベス大統領が

石油精製所をアメリカ資本から強奪　国営化して

水のように　ガソリンを国民にバラまいているからだ。

・・

ところが　笑ってばかりいられないのだ。

このところのガソリン価格高騰で

ただ同然にしているガソリンの製造コスト

がベネズェラの財政を圧迫しはじめた。

国民はただ同然だからガボガボ使い

ベネズェラが生産する原油２３０万バレル／日の

うち１４％を国内にただで捨てる勘定だ。

・・

さらに　強奪が　当然な共産主義国家

腐敗した　役人が　近隣諸国へ　ガソリンを横流し

私服を肥やしているというのだ。

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さすがのチャベス大統領もガソリン値上げをしようと

するが、国民から総スカンを喰らい　支持率は　福田内閣と

ドッコイ　ドッコイに低迷。サジを投げた。

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「いつまでも続くとは思えないけど」

「アホな政府がやるってんだから　俺達は使うんだぜ」

とモォアリスさん。

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いまの原油高も　きっかけは　チャベスのような無軌道な人間が

引き起こしているのかもね。

ま、アメリカ資本とブッシュが　最大の原因であることには

変わらないけどね。


参照
１）Venezuela：Land of12－Cent Gas、BusinessWeek