2日目の昼は三輪ソーメンと柿ノ葉寿司の定食、やはり地元の食に限る。そして午後の散策は娘の推薦で是非とも行くべきだと言われた室生寺に向かう。奈良市からかなり離れたお寺さんなので、奈良駅に戻れるかどうか心配であったが、決行した。約1時間の電車の乗り継ぎと10分のタクシーを飛ばし室生寺に着く。予想したとおり、山深い地に建つ名刹である。弥勒堂や金堂の仏像達にも何故か奈良にはない質素さと凛とした気品さが感じられる。また、本堂の如意輪観音坐像は妖艶な色香さえ漂わせている。時間を気にしながら奥の院まで急な階段を駆け上ると全身の汗が噴き出してくる。山頂の奥の院でタクシーの迎えを頼み、一気に駆け下りる。あまりにも短い滞在時間に余韻に浸る余裕はなかったが、土門拳の古寺巡礼の場を一瞬でも味わうことが出来たことに感謝したい。紅葉や雪の室生寺にまた逢いたいものだまさし
早朝散歩も終わり、美味しい朝食を頂いて、2日目の散策を開始。まずは奈良と言えば、東大寺の大仏殿、そして二月堂と三月堂、四月堂をお参り。そして何と言っても仏都会津にとって不可欠な徳一大師の宗学を究めた興福寺に足を進める。何と言ってもこの寺の仏像に国宝が 多いことか!!阿修羅像を筆頭にあらゆる仏像が他を圧倒している。国宝館を出て、東金堂、五重塔に感動しながら南円堂を経て、猿沢池から素晴らしい興福寺五重塔の眺望にしばし見とれて、午前の散策を終了。まさし
1日目の夜のアルコールが足りず、かつ早い就寝もあってか、午前4時前に目が覚めてしまう。それならそれで超早い散歩を午前5時15分から決行。ホテルから興福寺の近くで世界遺産の元興寺方面に向かう。さすがに早朝から開いているお寺は少ないが、福智院、興善寺というお寺さんは寺内に入れていただいた。この周辺は「ならまち」と呼ばれ、迷路のような路地には寺社等がたくさんあり、当時の様子が偲ばれます。2時間の奈良早朝散歩終了。※写真は世界遺産の元興寺入り口
2010年は710年の平城京遷都から1300年、今、奈良では様々なイベントが催されています。9月19日と20日の2日間、思いきって奈良に行って来ました。高校の修学旅行と何度か出張の際の早朝散歩等しか奈良はじっくり観たことがないので、今回は力が入りました。初日は午後1時に奈良に到着。ただちにバスで世界遺産の唐招提寺と薬師寺を訪ねました。今回の奈良行きのポイントは美しい仏像に会いたいでした。唐招提寺の本尊等の天平仏の数々、薬師寺の国宝である白鳳時代の薬師三尊像はみるものを圧倒します。さらには東院堂の国宝である聖観音菩薩像は気品にあふれ、感動しましたもちろん国宝東塔の勇姿にはただただ見上げるばかりでした。まさし