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チョット一言

 脊振山のメタセコイアの林

2008-12-21 | weblog





 脊振山の山頂付近は、風が強くて、
 色んな物が風に飛ばされてしまいます。
 ゴミを残さない・・・・これが、登山をする者の最低限のマナーです。
 何か吹き飛ばされるたびに、走って追いかけます。
 その姿が、可笑しくて皆で笑ってしまいます。
 箸が転んでも可笑しい時代は、とっくに過ぎてはいますけれど、何かしら笑ってしまいます。
 そんな楽しい昼食も、何時もよりは早めに切り上げ、下山準備です。

 周りにゴミが落ちていないかを確かめ、装具の点検です。
 下りはステッキを使います、チョット長めに、準備です。


 下りのコースは、矢筈峠に出て、唐人の舞を通り、椎原(しいば)峠へと向かい、
 椎原峠から椎原峠登山口へと戻る事になりました。



 矢筈峠から椎原峠のほぼ中間地点に唐人の舞と言う、見晴らしの良い岩場があります。
 昔、遠く唐の国から来た人が、ここからの景色のあまりにも美しさと、
 遠く故郷を偲んで、この岩の上で舞った事にちなんで、この名が付けられたそうです。
 確かにそこからの景色は一服のものがありますが、舞を舞うほどの岩場の広さはありません。
 落ちそうになります。



下り始めてしばらく行くと、脊振山山頂が右手に見えました。
山頂に見えるのは、自衛隊の建て物です。  



唐人の舞の岩場からの絶景(?)です。
前方に福岡ードーム、シーホークなどが見えました。



 唐人の舞で一休み、水分補給をして、一路椎原峠へと向かいます。
 ここまでの下りは、さほどの険しい下りは無く、
 予定よりも早い時間の11時30分に、椎原峠に到着です。

 少し時間の余裕もある事で、ちょっと寄り道。
 鬼ヶ鼻岩へ行ってみようと言う事になりました、往復40分です。
 

椎原(しいば)峠の立札です。


鬼ヶ鼻岩です、ここからの景色も絶景でした。


 再び、椎原峠に戻り、ここから椎原峠登山口まで下ります。
 この下山途中に、珍しい、メタセコイヤの林があります。
 以前は、このメタセコイアについての立札が立っていたらしいのですが、見当たりませんでした。
 



 メタセコイアはアケボノスギという和名が付けられていますが、あまり知られていないようです。
樹形は針葉樹の仲間らしく端正で美しいしい事もあり、
公園や街路樹などとして植えられる事が多いいようです。
ここ、脊振のメタセコイアは60年くらい前に植えられたそうです。

九州でこれだけのメタセコイアの林は、珍しいとの事でした。

メタセコイアの落ち葉に陽が当たると、黄金の絨毯に見えます。
それほど、びっしりと落ちていました。
足元も、見た目もきれいです。




 この辺は杉の木の多い山がほとんどです。
 間伐、枝切りなど手入れの行き届いている所もありますが。
 人の手の届かない所も、結構見受けます。

 以前、「人を育てないと、木も育たない」 などと聞いたことがありますが、
 そうかもしれません。

 15時20分無事下山です、ここから車で15分、「千石の郷」 で汗を流して、17時帰路に着きました。
 「千石の郷」 は以前国民宿舎だったようで、脊振からの湧水を使ったお風呂です。
 今年最後の、山登りでした、登山の汗と、一年の疲れをすっかり流して、帰りました。

 寒さの終わる頃、また山登り再開です。
 靴など用具の手入れをしておかなくては・・・。

 今日21日は、冬至です。
 ゆず湯、かぼちゃの日でした。

 


 

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