暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

悪夢と意味のない幸せ

2006年05月11日 08時17分45秒 | 小説系
 夢を見ていた。夢を見ていた。
 夢を観ていた。夢を観ていた。
 夢を診てみた。夢を診てみた。
 悪夢だった。
 最悪だった――災悪だった。
 そして、再悪だった。
 何度もくり返される悪夢は、最悪に災悪で、再悪だった。
 というか――
 ――全悪だった。
 くり返される悪夢というより、悪夢が繰り返されている。
 リピート(反復)ではなく、チェーン(連鎖)であり、
 チェーンというより、サイクル(循環)だ。
 バッド・サイクル(悪循環)。
 マッド・サイクル(狂循環)。
 全てを全て、全てに全て、全てが全て、全てで全て。
 徹頭徹尾、端から端まで、余すところなく余るところなく、完全に完璧に、完膚なきまでに――悪夢だった。悪夢でしかなかった。
 そして現実よりもリアル(現実的)だった。
 あふやでよく覚えていないけれど、なぜかそう実感した。――そう認識している。
 というか――もう。
 全てが最悪で、どんな夢も等しく悪夢になってしまう。
 現実の、何も考えずにぼーっとしている瞬間が、一番の幸せ。そういう気がする。
 何もないこと。
 何も起きないこと。
 それが一番、幸せだ。
 意味はないけど、意味がないけど、意味なんかないけど、意味などありはしないけど、
 ――意味もなく幸せだ。


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