吠魔さんのブログにバトンがあって、見た人は強制ということだったのでやってみる。 . . . 本文を読む
昨日の朝から同室のジンさんがいない。城咲仁に似ている彼がいない。
卒業検定に無事合格して地元に帰ったのである。
おかげで私は一人、部屋の中で自由な生活を送ることができる。
不眠症とまではいかないがここ数ヵ月ほどずっと安眠できていない。
無論、他人と同じ空間で安眠などできるはずがないのである。
昨夜、久しぶりにただ一人きりで眠ったのだが、やっぱり安眠は得られなかった。眠りが浅く、ずっと夢 . . . 本文を読む
ファイブミニというドリンクを飲んだ。
私の書いた小説にファイブミニが登場したのだが、実はほとんど飲んだことがないのである。
ちょうど、ベーターカロチンではなく普通のファイブミニだったので良かった。
あの薄い色、天然着色料で色付けされたものなのだが、実は毒性があるのである。
多量摂取すると危ないので飲み過ぎには注意しよう。
きっとあんなに小さな瓶(100ミリリットル)に入れているのは、毒 . . . 本文を読む
ぼくはまだ未成年である。
しかしそれもあと48日ほどで終わりだ。
二十歳……つまり、大人になってしまうのである。
ぼくは大人になんかなりたくはない。大人になると途端に社会的責任を背負わされるからである。
それだけではない。二十歳になると酒もタバコも解禁になり、酒が飲めないと人付き合いが円滑にならないしタバコの煙を吸う機会も多くなるわけである。
酒が美味いなんて感じたことはないしむしろ不 . . . 本文を読む
最近よく地震を感じる。
しかしテレビやラジオでは何も言っていないし、誰も地震のことなど口に出さないのである。
不思議に思いながら今日まできたが、今わかった。
震えていたのは地面ではなく私自身だったのである。
私地震なのである。
恥ずかしい。
自信ないからね、私。
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ミュージックステーションに山崎まさよしさんが出ていた。
あ、クラシナさんの好きな山崎まさよしだ……、と思った。
まさよしさん、声がいいですよね。
うわ、でもコーラスに回ってる……。なんでだよ!
あ、ワンフレーズだけソロが。
クラシナさん、あれだけで満足してるかなぁ……。
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路上教習といって実際に公道を走る授業があったのだが、とても緊張した。
というか、エンスト3回のダメ生徒をいきなり公道に出すなんて無謀である。
まったく無知の世界を自動車に乗って体験するわけである。危険すぎる。
教習原簿という通知表みたいな紙があるのだが、そこにはこう書かれてある。
「気分の優れないときは運転をひかえましょう」
私の運転技術は精神状態の悪いとき、最悪にヘタクソになり確実に事 . . . 本文を読む
面白い教官がいる。
友人いわく水木一郎に似ているらしい。たしかにそんな気もする。
ちょっと歌舞伎役者っぽい気もするが。
その教官は最初の授業でこう言った。
「俺のことはピン芸人だと思って下さい!」
バイクと酒を愛する男は不敵な笑みでそう言った。
軽薄そうな見た目とは裏腹に意外と思慮深い彼の話はとても面白い。
どこまでが本当でどこからが冗談なのかイマイチわからないホラ話チックなお話をし . . . 本文を読む
友人が「カルメン受かった、カルメンカルメン!」と叫んでいた。
私と友人二人は本日仮免許試験を受けたのである。そして合格した。
二人とも、前日は「ぜってぇ無理……」とつぶやいて落ち込んでいたのに、私が見たところかなりの好成績で合格したんである。
逆に、大して心配されていなかった私などは、ギリギリセーフだった。
技能試験といって実際に自動車を運転する試験があるのだが、エンスト4回で不合格のと . . . 本文を読む
途中休憩(勉強した)をはさんで計三時間ほどカラオケをした。
ドアにガラスがはまっていて外から丸見えな恥ずかしい部屋である。
防音効果もイマイチで歌声がよく漏れる。
そんな状況で、引っ込み思案な私は、なぜかカラオケしてしまうんである。
熱唱しちゃったりするのである。
開き直りですか?
えぇ、声とか震えますけどね。
……だそうである。
そんな感じでかなり歌った。
Mugenとかアゲ . . . 本文を読む
ケータイでブログを更新するときはあるアドレスにメールを送ればよい。
メールで新しい記事が書けるわけである。
そこでボクは考えた。
もしかしてメールに画像を添付して送ればブログにもその画像が掲載されるかもしれない。
というわけで試しにやってみる。
画像に写っているのは約十日前のボクの手首である。
傷痕がいまだに残っている。薄茶色に変色している。
切ったらもっと酷い痕が残るんだろうな。 . . . 本文を読む
友人が言った。
「おい、これ見てくれよ」
ボクは言われるままに彼の持っていた漫画本に目をやった。
一瞬にして、憎悪が芽生えた。
漫画には落書きがされていたのである。
ボクは言った。
「誰だ、こんなことした奴は……。ぜってぇ、殺す……!」
殺意が生まれ殺気が膨らんだ。
しかしその落書きをした犯人は目の前にいないのである。
行き場のない怒りが己の中にわだかまる。
もちろん、鉛筆で書か . . . 本文を読む