来月11日からだったでしょうか、東京に見学旅行に行きます。
3泊4日でクラスメイトと行きます。学校行事の一環です。
ま、人生初の東京なわけで、いまからビクビクしていたりします。いやマジです。
そもそも人間嫌いのボクが、あのような人口密度の高い、しかもなにやら訳もなくにぎやかな「都会」という場所に容易に足を踏み入れることなんてできるはずありません。いや、ほとんど地獄です。
ボクなんかは光の . . . 本文を読む
ようやくテストが終わりました。
一週間ぶっつづけなんて過酷すぎました。みんな言っていることだけど、この学校はバカです。
テストが終わったというのに、なんだか気が抜けません。憂鬱な気分のままです。
それはなぜかというと考えたくないのでやめたいところですが書きましょうか。テストがまるで理解できなかったからです。
何を書いているのかさっぱりわかりませんでした。問題を解くということ以前に、問題 . . . 本文を読む
二時間目の休み時間のことだった。
一、二時間目の二時間連続の体育で、みんなヘトヘトになって机にだらーんとしていた。男子も女子も分け隔てなくみんなしーんとしていて、教室は静かだった。
「ねぇ」
そんななか一人元気に話し掛けてくる女子がいた。静寂が破られた。
「ナニ」
体育は見学していて全然疲れておらず、退屈だった僕が応える。隣りを向くと小さくて綺麗な顔が映った。疲れなど微塵も感じさせない、ハ . . . 本文を読む
「あなたが殺したのね……」彼女が言った。
ん、なにを言ってるんだ? と思うと同時に世界はその姿を現した。闇と光の交錯する静寂のなかで、僕と彼女だけがその空間にいた。
夜の闇を蛍光灯の光が照らし出す。そばには、もうこの世の者ではなくなった物が転がっている……。そしてあたりは朱に染まっていた。
僕はその光景に驚かなかった。なぜだかわからないけれど、僕はごく平然と、落ち着いた声音(こわね)で返事を . . . 本文を読む
今日は白鳥さんの誕生日である。
白鳥さんというのは(下の小説を読めばなんとなく想像がつくと思うが)つまり「ズバリ言うわよ」(8月9日放送分)に出ていた女の子である。一昨日27日にも出演していたが、あまり映らなかったらしい。残念である。
「しおちゃんとまもるくんの物語」はただの妄想小説である。だから白鳥さん(=しおちゃん)のイメージとかは私が勝手に考えたもので、実際どうだか分からない。また、「ま . . . 本文を読む
これはボクと彼女の出会いを忠実に再現した物語である。そこに嘘偽りはないし、けれどたぶん、真実だって、ない。そう――真実なんてない。だから、羨む必要なんてない。というか羨ましいなんて思わないでほしい。だってこれは、ただの物語でしかないのだから。
*
ボクと彼女が出会ったのは今年の八月九日であり、その数日後でもあった。どちらが正解でどちらが間違っているということはない。どっちも正解なのだ . . . 本文を読む
さて、明日までに小説を書かなくてはならない。
いやでも、すでに区切りのいいところまで書いているから、無理に書く必要はないのだが。
風邪をひいた。
昨夜の水風呂(シャワー)のせいである。きっと。
ボイラーの調子が悪かったらく、湯が出なかった。
おかげで今日のテストは散々だった。しかしそれでも今までで一番手応えがあったような気がする。なぜだ。
『ZOO』の「陽だまりの詩(シ)」を読み返し . . . 本文を読む
今日の「ズバリ言うわよ」はある意味、必見である。
またあの子が出るそうなので。
昨日、その子の小説を書いていたのだが、バカだねボクは。
あまりに説明が多くて読みにくくなってしまったよ。
とくに彼女をどう表現するかで悩んで、ものすごく抽象的な言葉をたくさん連ねてしまったよ。
バカ丸出しだよ。
とても読めたもんじゃないのでここには載せないかもしれない。
ところで9月17日に終わった . . . 本文を読む
ボクの3連休は勉強漬けの毎日だった。
嘘である。
どうしても勉強する気分になれなくて、乙一作品を読み返してばかりいた。
『さみしさの周波数』の「未来予報」を少し前に読み返したので、その流れで「手を握る泥棒の物語」と「フィルムの中の少女」を読み返した。
やばい。マジですごい。
泥棒のほうは単純に雰囲気が好きである。乙一氏自身も「読後感が好きである」と『失はれる物語』のあとがきで語っていた。 . . . 本文を読む
テストをやり終えた直後だというのに、これから昼飯を食って、速攻で家に帰って、支度して、バイトしなければならない。
なんて忙しいんだ。
しかも、今日のテストはズタボロだった。
昨日の課題に力を使いすぎて、ダメダメだった。
もう死にたい。
しかし死んでも確実に地獄行きなので、やっぱり死にたくない。
理不尽である。 . . . 本文を読む
明日からテストなのに今日提出の課題がある。
それをいま必死にやっている。これではテスト勉強に使う気力がなくなってしまうだろう。
明日のテストは死んだ。
ところで三連休のうちに日日日の『うそつき~嘘をつくたびに眺めたくなる月~』を読了した。
私の趣味に合わない、変な恋愛小説だった。
一気にだーっと読まずに、少しずつ読んでしまったためか、イマイチという感想。
とりあえず日日日の評価は保 . . . 本文を読む
ぼくがここにいるのは他でもない、かたあげのためだった。
「あらあなた、あした誕生日なんですか。うちの店でかたあげを売ってるから、あしたはタダにするよ。ぜひ来なさいな」
昨日、子ブタくんににこう言われたのが、きっかけである。
子ブタくんというのは、もちろんブタの子供で、案外商売上手な同級生である。彼の店は駄菓子屋で、今はかたあげなるものがオススメ商品なのだそうである。
ぼくはかたあげなんて知 . . . 本文を読む
その3【禁断の領域】
意外とあっけなく、私はそこに足を踏み入れた。
いや、当たり前か。別に結界が張ってあったりするわけじゃないんだから。
一歩進んだだけなので、先ほどと景色は変わらない。ただ、靴裏の感触が固いものからやわらかいものに変わっただけである。
山は当然、緑につつまれた自然だった。決してハゲ山などではない。一般的な山と、ほとんどなにも変わらない。
ただ、人が寄りつかないために、 . . . 本文を読む
昨日、あきらさんに日日日の『うそつき』を借りた。
私は乙一氏の『天帝妖狐』を貸した。
まだ数ページしか読んでいないが、日日日の書く小説はすごい。
完全に日日日ワールドに入っている。要するに個性的だ。
私は文章は無個性に、話を個性的に、という配慮をして書いているのだが、それが中途半端なように思えてくる。
日日日のように全てが個性的であるほうがいいような気がしてくる。
しかし私が文章に個 . . . 本文を読む