暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

小説「アルバイトがやってきた」第1話「嘘の少年」(その6)

2004年10月29日 14時42分14秒 | 小説系
「よぉ。あんたが《ブラッドライカー》さんかい?」  タイチは、屋上の扉を唐突に開け放ちつつ、言った。相手の存在など確認せずに。  屋上には人影がなく、ただ、ぽつんと1人の男がこちらに向かって立っていた。  大柄で筋肉質な男。少し背の低いタイチと比べると、頭二つ分デカい。  その顔は、遅いぞ、と言わんばかりに怒りの形相を形作っている。  「遅かったじゃねえか! 何ちんたらやってたんだよッ!」  顔も . . . 本文を読む

小説「アルバイトがやってきた」第1話「嘘の少年」(その5)

2004年10月13日 10時16分34秒 | 小説系
 だが、まだ事態は結末を迎えていない。  「で、どうする? 『1人で来い』と書かれていない以上、1人で行く必要はないけど。  まぁ、1人で行くってのも、度胸試しにいいかもしれないけどな」  タイチが、今度はいたずらめいたシニカルな笑みと声音で、恐い事を言い始める。 「や、やめろよ~……」  冗談に聞こえなかったのか、将太は少し怯えて言った。 (こりゃ、いいカモだわ……)  タイチは、気弱で、ネガ . . . 本文を読む

ここまで来て思うこと

2004年10月05日 13時15分53秒 | その他
小説ばかり(しかも細切れ投稿)を読むのも飽きるでしょうから、 たまには、作者の近況を語ってしまいたいと思います。 昨晩、友人から、「プロ作家養成塾」なる著書を借りました。 そういえば、作者は現在、小説(と言えるのか?・苦笑)を執筆中ですが、 あんまり「小説」って、読んだことないんですよ。 「プロ作家養成塾」には、 「最近は、ろくに作品(小説)を読まないで、自己流で書くアマチュアが多いが、それ . . . 本文を読む