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音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

オータムコンサート

2008-11-24 21:52:17 | コンサート

同じ小学校校区にあるマンションの自治会のシニアクラブによんで頂きました。
集会室には、ピアノがなく、ヘルマンハープ星のパレットとフルートのコンサートになりました。

ヘルマンハープは、大音量の出る楽器ではなく、サロンコンサートにぴったり。フルートとも相性抜群。集会室も音響が良く、気持ちよく演奏。

シニアのみなさんは、包容力があって、暖かったです。うなずきながら、聴いていただき。こういう場で演奏できるなんて本当に幸せでした。

プログラムは

展覧会の絵のプロムナード
ボルンのカルメン幻想曲より、抜粋、ハバネラ、ボヘミアの踊り、闘牛士なんとフルートソロ伴奏無し。
モーツアルトの魔法の笛
ジャンニ・スキッキより、私のお父さん
アルルの女のメヌエット
カヴァレリア・ルスティカーナのアヴェマリア
映画音楽より、エデンの東
ロミオとジュリエット
メドレーでサウンドオブミュージック、ハイホー、星に願いを
そして、唱歌、埴生の宿、峠の我が家、ふるさと、あかとんぼ

ヘルマンハープは新しい楽器です。ドイツで製作されて50年。日本に入ってまだ、4年。
もちろん、フルートとのアンサンブル譜もまだなく。楽譜をひとつづつ作成することから、始めました。
本邦初演。世界初・・・たぶん。
写真はMサイズですが、Mで2オクターブ。LサイズでもGからGの3オクターブ。転調し、ベースを取り、アルペジオを入れ。フルートのオブリガードと効果的な使い方を探り探り、何とかこの日を迎えました。

ハープは残響を処理する装置がついてなく、魔法の笛や、ハイホーなど、リズミカルな曲は結構厳しい。
そうこうするうちに、星のパレットのくるみさんが、消音器をつくってくれました。ハープの下の方
にはまっているのがそう。今回は間に合わなかったけれど、次回は使えそうです。フルートの奏法も少しかえようかな。ちょっと、カリビアンな感じ。

聴きたい方はどうぞよんでください。

シニアコンサート、親子コンサート、マタニティコンサート、小学校、保育園に、出張もします。

連絡は、moto-fl-angel@nifty.com  久米まで。






 


エスペレ・ウン・ポコ本番

2008-11-24 00:37:40 | コンサート

ケーナimagesimagesimagesボンボimagesimages本番は、撮影できませんでしたが、これは、打ち上げの時の写真。本番は1歳~13歳まで、親子連れ60名ほどを向かえ、楽しいコンサートとワークショップになりました。

ペルーの踊りを交えた演奏は楽しく、子ども達も手拍子をしながら、聴いてくれました。

その後、ケーナ、サンポーニャ、ボンボ、ペルーの踊りを順番に体験。その後、それぞれにやりたい楽器のグループに分かれて「花祭り」を練習。最後に発表し、みんなでペルーの踊りを踊っておわりました。

ケーナは、木に歌口と、押さえる穴をつけただけの、シンプルな楽器です。縦笛ですが、歌口へのアプローチはフルートと同じで、切り口に半分外、半分内側に息を吹き込みます。
体験用の楽器は、エスペレさんの手作り。私は2回目!・・・それで、講師?開始前30分ほど練習して、花祭りの指使いを覚えて、大丈夫かな?大丈夫、鳴りました。

それにしても写真のMさんの演奏は、本当にすごかった。並みのフルート吹きなど目ではなかったです。

サンポーニャは、写真はないですが、パンフルートとヨーロッパでは呼ばれているもので、片方をふさいだ木管を何本もあわせたものです。これは、息もたくさんいりますが、それだけに鳴るとよく響き、気持ち良いです。これも手作りで何本も用意されていました。

ボンボは、木の胴に山羊の皮を貼った太鼓ですが、毛がついたまま。これがなんともいえず、おしゃれ。太鼓カバーも色うつくしくアンデスって感じ。
子ども達にはこれが人気でした。

踊りはペルーのお二人を向かえ、本場の踊りを習いました。
後で、聴くとお一人は日本に来てから故郷の踊りのよさに目覚め、改めて勉強したそうです。彼は、リマ生まれ・・・都会だそうです。この踊りはインディオの踊りなので、ペルーでは差別されていたそうです。それでも、結婚式、お誕生会などには常に歌と踊りがあったそうですが、意識して勉強しようと言うことはなかったそうです。他国に来て自国の文化のよさに目覚めると言うこと、わかるような気がしました。
私も、フランスに行った時、「日本の歌を歌って」と言われて、困ってしまいましたが、考えたら自分の国の文化に対して失礼なことをしているのかもしれないと思いました。それと、自分の根っこについて認識が足りないなぁと。

この踊りは、日本の盆踊りのようなもので、ペルーでは誰でも踊れるそうです、しかし正確には土地土地で民謡のように独特のリズムがあるそうです。

アンデスといっても、これはペルーと、アルゼンチンの国境付近の特徴をもった音楽で、また場所が変ればリズムが違うと言っておられました。

一つ覚えたらそれですべて、推し量りがちですが、こういう違いがあると知っておくことは、大切だと思います。打ち上げに行って、それを知ったこともよかったです。

ケーナの音を初めての人が出すのは大変。でも、音が出ないのに、小学生の女の子が、全くあきらめない、練習時間30分を、一度も休まず、息を吹き込み続け、最後の10分でEを出した時には感動。その子は花祭りのワンフレーズを演奏して帰りました。ワークショップをして楽しいのは、こういう子どもにエネルギーをもらえること。音楽の力を感じられます。

明日はフルートの本番です。このパワーでがんばろう