今年、北海道の鉄道が開業してから130年という節目を迎え、
これの先駆けといえる旧手宮線も春に相応しい風情へ
移り変わろうとしていた木々などの姿がありました。
桜の花にこめた春の花束、ひょっとすると、
それに因んだお祝いの姿を想像させる物があるかもしれません。
なお、この写真は、今回の記事をアップする
1週間前に撮影したものとなります。
上の写真は、JR小樽駅より直進に進んで、
運河方向へ下り、その右手に見た風情が
桜と木柱が聳える風景です。
このフォトを一見すると、下町で見られる
桜の風情を想像する物があるかもしれませんが、
木柱と桜、旧手宮線の春の訪れを物語るワンシーンかと…
先ほどの写真から先へ進ませると、新緑と桜が聳えたち、
そして、いずれの木々の周りにはベンチが置かれ、
旧手宮線にて木々の姿を楽しんで欲しいという
この場所による小さなおもてなしの心の風情が見えてきます。四半世紀以上の間、使われなくなったレールは、
旧手宮線があったことを教える“遺産”としての
役割を担い、ゴトンゴトンというレールから伝わる
鉄のミュージックは、頭の中でそれが
演奏されているかもしれません…
そっとした姿に纏ったレールは、
旧手宮線の歴史を後世へ伝えて欲しいという
1つの思いがレールから語られているでしょう。