健康食品№1 「小田原名産 精選白梅干」

「医者を殺すにゃ刃物は要らぬ。一日一粒の梅干があればいい」との諺があります。梅干で健康を得たい方の為のページ。

「県西未病観光コンセルジュ」育成セミナー 上級 後編

2020-02-25 16:29:05 | Weblog


 発酵をテーマとした農産物の6次化推進の取り組みを紹介
 講師は、森隆信氏・(株)オリエンタルコンサルタンツです。

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 1.オリエンタルコンサルタンツが目指す地域活性化
 2. 開成町の未病いやしの里の駅「あしがり郷瀬戸屋敷」にお
   ける未病の改善に向けた取り組み
  2ー1 事業の概要
  2-2 酒造再生事業
  2-3 瀬戸屋敷指定管理事業
 3.今後の展望
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 1.オリエンタルコンサルタンツが目指す地域活性化

 1-1【ビジョン】地域活性化を総合的にマネジメントする企業に
   なること
 1-2 地域活性化を推進する4つの事業
   観光、事業経営、再生エネルギー、都市開発PPP事業
 事例:株)南アルプスゲートウェイ、うきは市観光教育プログラム
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 2. 開成町の未病いやしの里の駅「あしがり郷瀬戸屋敷」にお
   ける未病の改善に向けた取り組み

  2ー1 事業の概要
  ①開成町ってどんなところ?
  田園景観の保全:農地の減少が課題
  農業振興:農業従事者の高齢化及び後継者不足
  あしがり郷瀬戸屋敷:季節行事のみ 継続性なし
  瀬戸酒造:休蔵中 老朽化が顕著

  ②県西地域活性化プロジェクトと開成町での未病の改善
  【県西地域活性化プロジェクト】未病を改善し、住む人・訪れる
  人健康長寿 未病を改善する地域の魅力で産業力をパワーアップ

  【開成町での未病の改善】
  ・瀬戸屋敷が「未病いやしの里の駅」に登録。
  ・開成町駅前にコミュニティーサイクルを設置。
  ・H28年度 国から認定を受け、地方創生推進交付金を受ける。
  ・瀬戸屋敷の運営管理に指定管理者制度を導入。

  ③開成北部地域活性化の課題
  ・市街化調整区域&農業振興地域における地域活性化の事業モデ
   ルの創出
   ⇒既存の施設を活用した農業振興につながる事業の創出
   ⇒農業振興につながる公共施設の新設と新たなソフト事業の創
    出
  ・既存の活動のフラッシュアップと効果的なプロモーション

  ⇒プロモーションよりも「プロデュース」が重要

  ④オリエンタルコンサルタンツが取り組む開成北部地域活性化事
   業
  ④ー1 酒造再生事業:自己資金により酒蔵を建設、経営する
  ④ー2 瀬戸屋敷指定管理事業:指定管理料により公共施設を運
   営する
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  2ー2 酒蔵再生事業

  ・瀬戸酒造店の株式を100%取得⇒OCの子会社化(M&A)
  ・オリコンの自己資金により瀬戸酒造店に増資、新たな酒造施設、
   設備を整備

 ①酒蔵の概要
  ・初年度100石からスタートし、500石を目指す。
  ・純米酒を主とする。
  ・ITを用いた近代的な設備でなく、杜氏による昔ながらのつくり。
  ・神奈川県の温暖な気候に対応するため、また、コンパクトな蔵で
   年間の回転率を上げるため、「3季醸造蔵」として整備。
  ・酒蔵の延床面積は約450㎡
 ②町の関わり
  ・酒蔵再生事業を北部地域活性化の目玉として、地域の広報や連携
   調整に協力

 ③瀬戸酒造店のお酒
  酒田錦   セトイチ  あしがり郷
 ④酒蔵を拠点とした観光事業の展開
  ・酒造見学や試飲による観光事業。
  ・地域における酒米栽培の体験事業。
  ・酒造体験や発酵をテーマにした観光体験事業。

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  2ー3 瀬戸屋敷指定管理事業 

 ①前年度までの瀬戸屋敷の状況
  ・あじさいまつりやひなまつりの集客はあるものの、減少傾向にある。
  ・「みんなの我が家」というコンセプトであるが、施設利用者が一部の
   方に偏っている。

 ②集客数を向上させるための課題
  ・いかに「開成町の魅力」を知ってもらうか
   ⇒既存の活動のブラッシュアップ
   ⇒効果的なプロモーション

 ③これまでの取り組み
  ・情報発信:HP、SNS(twitter,facebook,inmstagram )
        パンフレット刷新

  ・各種イベントの実施
   1月 瀬戸屋敷のお正月
   2,3月 瀬戸屋敷ひなまつり
   4月 せとわらしまつり
   5月 端午の節句  ほたるまつり
   6月 あじさいまつり  風鈴まつり
   7月 緑陰こども会(魔法の潜水艦、光る泥団子)
   8月 流しそうめん、  竹の水鉄砲と水遊び場
   9月 瀬戸屋敷アートマンス(五人展、あしがり美術館)
   10月  お月見会。秋の音楽収穫祭
   11月 秋の市
   12月  門松づくり 

    ・施設の利用促進:1部屋、200円/hでレンタル可。釜戸でご飯炊き体
                      験。女子会やママ友会等の利用。

  ・瀬戸屋敷の飲食スペース:「cafe hacco」のオープン
   MENU:屋敷のブレンドコーヒー   200円
        KINTARO カフェラテ     300円
                足柄緑茶          200円 
        足柄紅茶          250円
        100%オレンジジュース    200円
                開成町サイダー       250円
        本日のお茶菓子       100円

  ・神奈川県未病改善プロジェクトとしての取り組み

   平成29年度県西地域大学連携事業に東京農大醸造科学学科と共同採択
   目的:発酵食品の健康効果の学び&地域資源を活用したメニュー開発
            ワークショップを開催し、住民の生きがい創出、未病改善

   【はっこう大作戦 第1回 9月30日】
      未病プロジェクトについて、こうじのはなし、試食会(麹で作った甘
   酒、鶏胸肉の塩麴ハム、鶏肉の醤油麹ソテー)、レシピの配布

   【はっこう大作戦 第1回 10月28日】
   乳酸菌のはなし、試食会(自家製ヨーグルト、甘酒ヨーグルト等)、 
   レシピの配布

   【はっこう大作戦 第1回 11月4日】
   麹づくりの体験、開成町の発酵食品を作ろう(ターゲット&訴求商品
   の決定)、レシピの配布

   【はっこう大作戦 第1回 12月16日】
   八海山「千年こうじや」のショップ見学、続・開成町の発酵食品を作
   ろう(前回案のブラッシュアップ、材料と道具の想定)


   【はっこう大作戦 レシピを試作】
   開成のいももち、せとみっちゃん(甘酒を煮詰めたもの)、あじしお
   ちゃん、甘酒ドレッシング、あまっこうじマフィン、85カレー


  ・開成町北部地域のブランドづくりに向けた活動をスタート

   はっこう大作戦と同様に地域と連携して地域ブランドを創造

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 3.今後の展望

   1年目:現在ある「モノ」「コト」をつなげる仕組みを作る
   2年目:磨いた「モノ」「コト」と発酵による新たな「モノ」「コト」
       の素材を作る
      3年目;「地元と実家」のイメージで統一された 「モノ」「コト」を
       発信する

  【ハード整備】瀬戸屋敷地域交流拠点
   ・農産物直売所
   ・加工場           ⇒地域の良いものをセレクトして、
   ・ソフトクリームショップ    加工、販売
   本年5月にオープン予定

  【ソフト開発】農水省/令和元年度濃山漁村振興交付金(農泊推進対策)
   令和元年度
   ・講演会
   ・コンテンツ調査、ツーリズム検討
   ・先進地視察
   ・広報ツール作成
   ・専門家招聘

   令和ニ年度
   ・モニターツアーの実施
   ・広報ツールの作成
   ・ツアー販売営業
   ・専門家招聘   
   

  講師の森隆信氏は、オリエンタルコンサルツで橋梁設計に携わっていらし
たとのこと。私も橋梁工学を専攻しましたが、社会に出てからは食料品の卸
販売に従事していました。小田原梅干し:梅丸

 画像は瀬戸屋敷です。公開画像より借用しています。

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「県西未病観光コンセルジュ」育成セミナー 上級   前編

2020-02-17 15:58:39 | Weblog

 タイトルのセミナーが2月12日に、県小田原合同庁舎であり、参
加しました。高齢者が多く、女性の参加も多数であった。

 講師は横浜薬科大・渡辺泰雄氏で、学術的面も多かったが、表や
イラスト等で解り易かった。

 1.「ウコンの力」のパワー

 ウコンの成分のクルクミノイドは小腸の粘膜から吸収され肝や腎
 に運搬される。

 ①コレステロールの低下や血管内の血液循環も改善される。
  ⇒脳梗塞・心筋梗塞の予防
 ②細胞膜の損傷や過剰の活性化酸素を消去する。
  ⇒抗酸化作用、」美肌効果
 ③一度に「多量」服用すると、腎障害や肝障害を誘発する。
 ④秋ウコンの薬効が高い。

 2.ヌルねば食材パワー

 主原料は、ムコ多糖(コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコ
 イチン硫酸、ヘパリン他)である。

 コンドロイチン硫酸:関節軟骨や結合組織の構成成分。
 ムコイチン硫酸:免疫機能の維持や抗酸化効果を有する。
 ヘパリン:凝固を防いで血液の流れを良くする。

 3.湘南ゴールドの脳血管内皮細胞に及ぼす影響

 柑橘類の果皮と果実に茶の有効成分(カテキン・エピカテキン・
 エピガロカテキン他)が含有している。

 期待される効能効果:血圧上昇抑制作用・感染症疾患予防作用・
 花粉症低減作用・血管系疾患予防作用・認知症低減作用

 産廃柑橘類(7月頃落ちた果皮)には、ナルチニン・へスペルジン
 ・ノビレチン・タンゲレチンが多く含まれる。

 4.産廃柑橘類+茶渋+38℃天然温泉+野外運動のコラボレーシ
 ョン

 
 故鈴木忠義(東工大名誉教授)氏の講義ノートには「小さい物は
 連帯させることによって大きな物にして、大都市からの観光誘致
 に務める」とあります。小田原梅干し:梅丸

  画像は、抹茶葛湯と当日頂いたおからクッキーでのティータイム。
 普通のクッキーと比較して、味も遜色ない。

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熱海の奇跡―いかにして活気を取り戻したのか  後編

2020-02-04 16:30:47 | Weblog


 ・これまで取り組んできたプロジェクト

 【guest house MARUYA】
 2015年、それまで10年以上空き店舗となっていた元パチンコ屋をリ
 ノベーションし、宿泊施設 guest house MARUYA (ゲストハウス
 マルヤ)をオープン。泊まった方が宿泊施設内で留まらず、街にど
 んどん出ていき、熱海の街のファンになってもらえる宿をつくった。
 朝食は、3軒並ぶ目の前の干者屋 から好きな干物を買って、宿の
 テラスで焼いて食べる。歴史ある温泉施設に入りに行く、夜は飲み
 屋さんに飲みに行くといった具合。 
 暮らすことと旅すること、熱海に二拠点住居や中長期滞在の拠点を
 もったり、熱海に移住したりする人が出てくることが希望。
 実際、移住者も出始め、MARUYA に外国人も訪れている。

 【naedoko】
 2016年、椿油屋2階のスペースをリノベーションし、コワーキング
 スペース naedoko (ナエドコ)をオープンする。未来をつくる起
 業家が育つ苗床となるねらいで。現在、起業家や熱海・東京の二
 拠点で暮らす方の仕事、交流の場としても使われている。

 ・リノベーション・プロダクトによって起きてきた街の変化

 10数店あった空き店舗が、現在4店舗に減少、人通りも以前より多
 くなった。「何もなくても銀座通りを通っていこうかな」といった
 イメージの変化も見られる。

 ・リノベーションまちづくりに必要な要素

 リノベーションまちづくりに必要な4つの要素。
 ①志ある不動産オーナーの存在。②家守(やもり)会社と呼ばれる
 まちづくり会社の存在。③戦略的都市政策。④人財育成の仕組み。

 ①物件を活用するには、街に愛着を持ち、自己のみならず、エリア
 再生の志を持つ不動産オーナーの存在が不可欠。既存の常識にとら
 われず、共にリスクをとってくれるオーナーさんあってこそ、プロ
 ジェクトがスタートできる。

 ②不動産オーナーと共に不動産を活用して事業開発する家守会社も
 必要。不動産オーナーだけでは活用できない物件を共に変え、テナ
 ントを集めたり、事業を運営したりする。

 ③民間主導のまちづくりであっても、行政の役割も重要。民間が融
 資を受けやすくしたり、民間が動きやすいように法改正したり、リ
 ノベーションスクールや人材育成を行うことも大事。

 ・リノベーションまちづくりの最終目標

 エリア価値の向上=不動産価値の向上にあり。この街を選び住んだ
 り、お店を始めたりする人が増えることで、家賃や地価の上昇に。


 5. 例え国が滅んだとしても生き残る地域をつくる

 目指すは「100年後も豊かな暮らしができるまちをつくる」。いかに
 持続可能な地域社会を形成していくかがテーマ。そのため都市経済
 のみならず、地域コミュニティ、自然環境、住民の暮らし、これら
 が再生されていくことが重要です。そのため住民個人も地域自体も
 自立していくことが重要で、目標は国が滅んでも生き残る地域をつ
 くること。

 
 6. 未来をつくるためには不可欠な起業家の存在

 現在、熱海市と共に、創業支援プログラムを開催したり、リノベー
 ションスクールや家守塾開催するなかで、起業家や家守会社を生み
 出そうとしている。まもなく、3つの家守会社と10近い起業家が誕
 生しようとしている。テーマは介護や林業や農業など多岐にわたる。


 7. 地域の内も外もない、境い目のないまちの姿

 昨今の「熱海こがし祭り」では、熱海市内の30数町内が山車を出し、
 中心のエリアが全て車止め、出て行った地元の若者も祭りの日には
 戻って来ました。ゲストハウスに宿泊した外国人が約30名、起業家
 や街づくり取り組み者数10名も参加しました。   
 多くの人の多様な町への関わり方を生み出し、ファンをつくり、多
 様な担い手をつくっていくことが、地域の生き残り、発展のために
 は重要と考えている。


 プランナーとして優れた資質を持たれた方とお見受けしました。
将来、アジア地域にもノウハウが生かされると見据えられている。

 画像は、熱海市観光協会様より借用しています。小田原梅干し:梅丸

 

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