春日局と枝垂れ桜

　春日局（かすがのつぼね）は、三代将軍・徳川家光の乳母となり、その後も江戸城の大奥を取り仕切った人物として良く知られています。ＮＨＫ大河ドラマでは、大原麗子さんが上手に演じられていました。今日の「女性の社会進出」と言うところでしょうか。
　春日局の息子・稲葉正勝は、後に小田原城主となります。その子（春日局の孫）・稲葉正則は、春日局および父母等を供養する為、京都より鉄牛禅師を招き、長興山・紹太寺を建立します。
春日局の供養塔には「空風火水地」と刻まれています。三方を山で囲まれ、正面に相模灘が開けていおり、この墓所が風水思想（気の流れを物の位置で制御する思想）により選定されたことが解ります。
　写真の枝垂れ桜は、正則が「春を忘れぬ形見」に植えたと言われ、樹齢320年以上・樹の高さ13mもあり、小田原市指定天然記念物になっています。近くで「桜花漬け」も売られていました。功なり名遂げた女性はぜひ植樹して頂きたいですね＾＾。美しい日本の為にも。箱根登山鉄道（小田急線）・入生田駅より徒歩20分。　　小田原梅干　　

海外旅行に寄せて

　職場の同僚の中にも、韓国、グァム島、イタリア等を旅行した経験を持つ者が出て来ました。
Yahoo!トラベル「格安航空券」で検索しますと、ソウル往復13800円、ニューヨーク往復29900円が出て来ます。国内旅行並み（それ以下？）の料金です。箱根への観光客数が減る訳です。これからは国内観光客のみならず、海外観光客の誘致に力を入れる必要がありそうです。待っていてもお客様が無ければ、売り込みに出かける必要が。
　先日、電車の中で「欧米では、油を使った料理が多い。東南アジアでも結構多い。梅干を船便で送ったら、料金よりも運賃の方が高かった。」の会話を耳にしました。古館いちろう氏は海外に出かける時、梅干を持参されるそうです。飲み水も、国内の水道水以上に良質とは言えないでしょうし。
　空港の売店で、20個も梅干をまとめ買いされるお客様があるとか。写真は170ｇ入りのパック詰め梅干です。旅行鞄の隅にでも1～2個、胃腸薬替わりに忍ばせておくと良いかも知れませんね。贈答品としても喜ばれるのでは？
　　小田原梅干

春木径（はるきみち）

　南足柄市名誉市民であり、富士フイルム株式会社の創業者であります春木　栄氏が西暦2000年（平成12年）10月25日に101歳でご逝去されました。
　春木　栄氏は、南足柄市勢の発展と富士写真フイルム株式会社の進展に多大な貢献をされました。
　春木　栄氏が尽くされたご偉業を偲び、永く後世に伝えるため、この創業の地に101本の春めき（旧・足柄桜）を植栽し、多くの人々の憩の場とし、この地を「春木径」と名づけます。
　　　　　　　　　　　　平成13年3月　・南足柄市　　・富士フイルム株式会社

　この富士フイルム（株）神奈川工場では、240億円新規投資して、液晶テレビ用部材の試作・製造工場を作るとのこと。市民としても喜ばしいことです。
　身近でこの様に花見が出来ることはいいですね。メジロや蜂も訪れていました。川面を渡る風はまだ少し寒いですが、地酒入りの甘酒で気分もホンノリ桜色。夜には蝋燭でライトアップするそうです。写真の建物は神奈川工場、山は矢倉岳及び富士山です。　　小田原梅干　　

花粉症対策

健康読本3月号（株式会社オアシス発行）に花粉症対策が出ていましたので紹介します。
　　　　免疫力を高めて脱・花粉症
免疫システムの異常により起こるのが花粉症です。その免疫力を活性化、向上させれば、アレルギーに対抗することができます。
①　生活リズム：規則正しい生活を心がけることで、自律神経が整い免疫力が上がります。
②　睡眠：睡眠の乱れによっても免疫力は低下します。眠れなくても横になっているだけや、30分くらいの昼寝でも効果があります。
③　刺激物：アルコールやタバコ、辛い食べ物など、刺激物の摂取は免疫力の大敵です。
免疫力を高める食品
①ヨーグルト：豊富に含まれている乳酸菌は腸内の環境を整える働きがあります。腸内環境が整えられると、免疫細胞の暴走を抑えたり、体内の有害物質を排出したりと免疫反応が正常になります。
②甜茶：甜茶の成分であるポリフェノールには、アレルギーの原因となるヒスタミンの分泌を抑える働きがあることから、近年大きな注目を集めています。なかでもバラ科の甜茶、甜葉懸鈎子のみに含まれる「ＧＯＤポリフェノール」にはアレルギーを効果的に抑制する働きがあることが分かってきました。
③野菜：ビタミンＣやβカロチンといった抗酸化物質を豊富に含む緑黄色野菜や、殺菌力の強いイオウ化合物を含む淡色野菜が有効です。
　私の記事で良く閲覧されるものに「カゴメ野菜生活100」があります。免疫力を高めるんですねぇ。　甜茶については、今実験中です。写真は甜茶で、スーパーで売っていました。　それに、
④梅干：有効成分として、梅肉エキスの中の複数の成分（未特定）。働きとして、マクロファージなどの免疫細胞を活性化させるため、免疫力が上がる。
“梅肉エキス”の作り方については、小竹智晴著：「梅」（株）リーバン発行を参照して下さい。　　小田原梅干　　

パスタと梅干

　久しぶりに、キューピー新製品を試食しました。キューピーさんが株を少し持ったことで、新製品を送って下さったからです。＜キューピーあえるパスタソース＞ボンゴレソースを使ってスパゲティを作ってみました。
　「ゆでたパスタにそのままあえるだけ！あさりの旨みにガーリックと赤唐辛子をきかせたピリッと辛いソースです」。説明書の通りでした。概して他社製品がケチャップ味が強いのに対して、キューピーパスタソースは味が軽い。大人向きになっています。軽い昼食を取りたい時に重宝します。
　パスタをゆでる時「少し塩を入れよ」とありましたので、塩の代わりに塩分18％の無添加梅干（白梅干）を入れました。減塩された梅干もいっしょに食しました。結構パスタにも合います。宇都宮洋才氏（和歌山県立医科大学）によると、「米国の学会でも梅干に生活習慣病を予防する働きがあることが評価されている」とのこと。欧米の方もこの様にして梅干を試してみては如何ですか？　減塩すると塩分1ｇ程。減塩しなくても1～2ｇで、一日の摂取量10ｇ以下に収まります。ちなみに、ラーメンスープは6ｇです。
　“55ピーチ＆アプリコットジャム”も美味しかった。これまで品揃えできるスーパーマーケットは多くは無いでしょうが、果敢に新製品に挑戦することで既存製品の売り上げに繋がるのかも知れない。 小田原梅干
　　宇都宮洋才著：「梅干でぐんぐん健康になる本」　　

都知事選

　都知事選の立候補者の顔ぶれが報道されました。3人は政治家、1人は建築家です。建築家・黒川紀章氏の弁「現在の東京は“ミニバブル状態”。外資などがもうけるだけで、都民は損をする。東京を金もうけ主義の投機から守り、文化と経済の共生を目指す」と出馬理由を説明しています。
　五輪招致の中止について「湾岸地域の再開発計画は“発想が古い”。開発で群がるのは金持ち。泣くのは（湾岸の）生態系」。　石原慎太郎知事について「最近の側近政治などで、都民は懐疑的な目を注ぎ始めた。今が引き際。（自分が出馬することで）石原知事の花道をつくりたい」。
　自然との共生を提唱し、建築界で実践して来た黒川氏が、政治を知り尽くした石原氏に対して何処まで挑めるか、都民が如何反応するか注目したい。
　私が知る黒川氏のプロジェクトとしては「湘南ライフタウン」があります。“農村と都市の共存”“伝統的なコミュニティと対人関係維持”がテーマですが、巧く行っているようです。近くの湘南台駅が開けたこともあり、流通関係では、ジャスコ、イトーヨーカドー、東急、ショッピングモール（辻堂）と激戦になっています。
　写真は現在の“湘南ライフタウン”です。（グーグルアース提供）　　小田原梅干