一五〇八日の思いで

　私が時々引用する小学生の詩は主として、この「一五〇八日の思いで」と題する雑誌から引用しています。この編集者は、故播摩晃一氏（小学生時代の担任教師）です。

　この作品集を編集するのに、わたしは高さにして一メートル三五センチの「資料」に目を通した。「資料」というのは、三年の時から六年までの学級日記、さまざまな作品群、日記帳、それに卒業記念の作文集、また一九五三年度以来の当直日誌、校務日誌、児童出席簿、表彰記録、校内作文集、記念写真など。もう帰ってこない思いでを、その時その場のなまのことばで、できるだけ正確に結晶させようとして、わたしは最大の努力をした。これが、卒業生を送りだす教師としての最後の贈り物のつもりで、わたしはやった。

　マーケティングで言えば、「顧客の期待をはるかに上回るサービス」です。ここまでされる教師は今時いないのではなかろうか？「〇〇君は随分、僕を苦しめた。」と言われて逆に協力を求められかねない。「一五〇八日の思いで」は宝物となっており、今尚思い出の中に生き続けているのです。　小田原梅干　

夏でも秋でもない

　雨が続いて明けてみると、風も涼しくなって来ました。蜜柑や栗の実も食べるにはまだ小さい。早咲きのざる菊も未だ蕾、赤とんぼが一匹。
　　川はさらさら　　向こう岸に赤とんぼ
Ｋさん（当時小学生）の詩です。記憶が正しければ。
　スペリオル湖の写真を掲載しておきます。ルンド先生の故郷であるホートンに移られたご夫妻は、今頃この湖を眺めていらっしゃるであろうか？　小田原梅干　

銘水「酒匂（さかわ）」

　銘水・酒匂は小田原市Ｏ町のＴ遊技場の敷地内にあります。無料で開放されています。世知辛いご時世にあって、度量の広い経営者です。
　施設管理の仕事に従事していた頃、同僚が汲んで来たこの水でコーヒーを沸かして楽しみました。近くに来る機会がありましたので、汲んで麦茶を楽しんでいます。
　国土の7割が山で水源から海までの距離が短い日本は、欧州や中国と違い清水が得易い。水道水でも美味しいですが、この様な伏流水にも恵まれていますね。 小田原梅干

足柄・金太郎まつり

　金太郎まつりは毎年開催されていますが、一度も見た事がない。それで、今回覘いて見ることにしました。「まつり」と言うと神社や寺院の祭りが多いのですが、「金太郎神社」や「金太郎の墓」が有る訳でもありません。メイン会場は露店や祭事で賑わい感が演出されます。
　露店の多さにはびっくり。かき氷、焼きそば、お好み焼き、もろこし、じゃがいもバター、ビールやジュース等食べ物屋さんが多い。金魚すくいも懐かしい。「東北物産市」もあり、そこで“ずんだ餅”を買い求めました。
　先日、テニスの仲間達と金時山に登りました。鶯をはじめ小鳥たちが歓迎してくれました。初めての方も多かったのですが、怪我も無く満足頂いたようです。新調したトレッキングシューズも調子良かった。　小田原梅干　

時代の機能・先進研究所

　写真は富士フイルム先進研究所です。下記３分野で5～10年先の新しい製品やサービスをにらんだ新技術の研究開発を進めています。
（１）先端コア技術研究所：ナノテクノロジーや機能性材料を中心とした将来のコア技術の開発。
（２）有機合成化学研究所：有機材料の研究。
（３）ライフサイエンス研究所：遺伝子解析や医療診断システム、医薬品などの医療事業の強化。
　隣町・開成町にあります。「時代の機能」とはこういう事を指します。当市・南足柄市は油断した？　研究所前の道路は、富士フイルム神奈川工場や酒匂川に架かる新設の橋梁を経て東名・大井松田インターチェンジに通じています。
　近くには小学校も新設されて、新たな街づくりが始まろうとしています。　小田原梅干