[映画紹介]
テディは口先ばかりで実績が伴わないダメ男。
エアボクシングなどというものを考案し、
動画も作成したが失敗。
とうとうスポーツジムの営業をくびになってしまうが、
妻のロリにはそのことを言い出せなかった。
ロリの誕生日のお祝いに山小屋へ行くことになり、
テディが一足先に山小屋へ行くと、
不気味な男たちと
拷問されている男がいた。
実は、コテージの番号が
プリンターのトナーが切れかけていて、文字がかすれており、
テディは小屋を間違えたのだ。
男たちが待っていたのは、
「マン・フロム・トロント」と呼ばれる凄腕の殺し屋。
拷問で秘密を吐かせる名人だ。
男たちは、テディをその男と勘違いしてしまう。
突如、山小屋にFBIが踏み込んできて、
銃撃戦の中、逃げようとしたテディは拘束され、
自分は巻き込まれただけだと、必死に釈明するテディだったが、
FBIはテディに、そのままトロントの振りをして、
捜査に協力して欲しいと要請する。
テディは嫌がったが、結局は渋々と引き受けることになり、
闇の組織と接触する。
一方、山小屋に遅れて到着した本物の「マン・フロム・トロント」は、
自分の偽物が存在することを知り、
後を追跡する。
やがて本物と偽物の「マン・オブ・フロント」は、行動を共にすることになり・・・
という顛末を、
ユタ、ワシントンDC、プエルトリコ、マイアミなど
場所を転々として珍道中を繰り広げる。
その間に水と油だった二人は、次第に友情で結ばれるようになり、
と、絵に描いたような展開。
まあ、この手のものは、一つのジャンルと考えた方がいい。
あとは、二人の個性と、起こる事件の描写次第だが、
テディを演ずるケビン・ハートと、
マン・フロム・トロントを演ずるウッディ・ハレルソンが
頃合いの良いコンビを発揮する。
凄腕の殺し屋然とし、寡黙なハレルソンに対して、
テディは口八丁手八丁で相手を言いくるめる。
飛行機の中での対決、
ホテルでの吊り物を使っての軽業的演技、
最後は工場での大がかりな格闘と、
アクションも多彩。
最後は世界各地からやってきて殺し屋が集合するが、
日本からやって来た「マン・オブ・トウキョウ」として、
山下智久が日本刀を振り回す。
監督はパトリック・ヒューズ。
2020年11月に公開される予定だったが、
新型コロナウイルスの影響で延期。
最終的に中国を除く全世界の公開権がNetflix に売却され、
6月24日から配信された。
何も考えずに、笑いたい人向け。
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