[映画紹介]
中国のミステリー映画。
冒頭、妻が失踪したので、警察に駆けこむ男性が描写される。
いきなり本題で、その心意気がいい。
男性は妻と結婚1周年を祝うために
東南アジアのリゾート島にやってきた。
しかし、警察は事件性がないからと取り合ってくれない。
その15日後、
朝起きると、夫の側に妻が寝ていた。
しかし、別人。
「お前は誰だ」問うと、
「あなたの妻よ」という。
改めて警察の捜査を受けるが、
バスポートも入国記録も間違いない。
ホテルのメイドも「奥さんです」と証言する。
訪問先の防犯カメラを見ると、
そこには、妻だと名乗る女の映像が。
夫のスマホの中の夫婦の写真もその女が写っている。
妻の証言を求めると、
妻しか知らないはずの婚姻届けの日時も場所も
二人の馴れ初めも間違っていない。
挙句の果てに足にある痣まで夫の指摘通りある。
妻はどこへ行ったのか。
妻を名乗る女は本当の妻なのか。
その狙いは何か。
誰の陰謀なのか。
そんなことをして何の得があるのか。
それとも、精神病の薬を飲んでいる夫の妄想なのか。
謎が謎をはらんで展開するが、
途中敗訴知らずの敏腕女性国際弁護士の力を借りて捜索する。
その途中、意外な事実が明らかにされる。
このあたりで、「ん?」と思っていると、
最後の20分くらいで、
天地がひっくり返るようなことが起こる。
話の大前提を否定するような内容で、
アンフェアやルール違反ではないかと思うが、
その後の展開で納得してしまう。
遥か前に伏線がしっかり張られている。
見事に「やられた!」という感じ。
リゾート地の情景、
海の中の描写がきれい。
最後は、ちょっとうるっとさせられる。
という上記の記述を全部忘れて観て下さい。
(無理なお願い)
ミステリー部門でも、
中国映画はあなどれない。
中国で公開初週より興収ランキング1位を奪取し、
3週連続1位を記録。
中国でもこういう話に観客は詰めかけるんだね。
日本では10月1日からNetflix で配信開始。
監督はツゥイ・ルイとリウ・シャン。
女優が美人揃いなのも、眼福。
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