lie to me 3

映画(海外メイン)・洋楽(HR/HM)など日々徒然のハマっているものごとの覚え書き

アリー スター誕生@新宿TOHO 12/29/18

2018-12-30 18:04:19 | 映画・ドラマ
タイトルは、アリーっつーよりジャックってカンジだったな…公式コチラー



いやー、無駄に涙腺を弛める映画だった。
わたしはそこそこ共感力があるほうだと思うので、つまらんとかありえんとか思っても制作側の「泣かせる」演出にはすぐ涙が出てしまうのです。
良い例が「ディープ・インパクト」の最後の方、ないわー津波より早く走る人類ないわー、と思いつつも演出的に涙が出るので、泣きながら怒るというわれながら空しい思い出だったのですが、今回の「アリー スター誕生」もそんなカンジでなかなかトホホでした。。

やはり、主役が監督/脚本を兼ねちゃあイカンのね。
主眼がハッキリしない。やはりもっとアリーに焦点を絞るべきじゃない?
そりゃあガガ様、演技はまあ大根だと思うけど、歌のチカラがあるんだからもっと濃厚な演出があれば感情移入できてよかったと思うけど。
アリーもジャックも薄っぺらくて、演出もめちゃくちゃカンタンで、うーん。。「泣き」の仕掛けだけはてんこ盛りでしたが。
ブラッドリーがこんなにナルシストだとは、ちょっと思わなかったな。

だいたいスーパースターのはずのジャックなんだからさー。
後半、なんかボーカル外されたところ(グラミーか?)あんなの出演キャンセルしちゃえよ。ドタキャンでいいんだからさ。
スーパースターっつーのは普通オレ様で王様なんだから。ワンマンだし。
ま、お兄ちゃんにマネージャーやってもらってる甘えっ子じゃダメかな。。お父さんのこともあるし、ってその設定もペラいんじゃーーー!
ちょっと観ながら某ギタリストを思い浮かべたのはナイショだけど(笑)
あと、自分のライブのラストを「今日はアリーに締めてもらおっかな♪」とかやっとるのには、真剣にハラたったわ。
おまえのライブを観に来たんだわ、そんな女知らんわーーー!!ってめっちゃファン目線になったし。これで歓声が沸く客席はありえん。ぷんすか。
…だが、アメリカの事情はわからん。。。
やつらはライブ会場後方で、バーベキューもやればそこそこ濃厚なキスやらなにやらお始めになるので。。。。

アリーはもー、全然感情移入はできないね。芸能人を見ているカンジのママでした。
ジャックに自分の楽曲をけなされてガチで怒るのに、ちょこっと謝られたら許しちゃうとかなんなの?あまりに上辺だけちゃう?
でも、最初のバーでの「ラヴィアンローズ」は良かったわ。
あと、メインテーマと思われる「シャロウ」は良い歌だし、こういうのはガガ様上手いよねー♪
歌といえば、ブラッドリーの歌も良かった。

前回「ボヘミアンラプソディ」を通り一遍、と書いたけど、あれは半分伝記映画でかつお子様が観賞できるようにという現クイーンメンバーからのリクエストがあったわけで、今回はただの映画で、別にガガ様の実話じゃないんだから、もーちっと攻めて欲しかったわ。


監督 ブラッドリー・クーパー

キャスト
レディー・ガガ アリー
ブラッドリー・クーパー ジャクソン・メイン

原 題 A Star Is Born
製作年 2018年
製作国 アメリカ
配 給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 136分
映倫区分 PG12

字 幕 石田 泰子
コメント
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