lie to me 3

映画(海外メイン)・洋楽(HR/HM)など日々徒然のハマっているものごとの覚え書き

ギフテッド@新宿TOHO 12/06/17

2017-12-07 09:55:07 | 映画・ドラマ
か、か、可愛い…なんじゃこのまつ毛は!!とビビること請け合い、子役が可愛い公式はコチラ



キャプテンアメリカ=クリス・エヴァンス演じる叔父フランクと数学のギフテッドを授かったメアリーちゃん7歳のハートフルストーリー。
赤ちゃんのメアリーを残して自殺してしまった姉のかわりにメアリーを育てるフランク。
天才のメアリーだけど、しかし「普通」の生活を送ってもらいたいと地元の小学校に通わせるが、そこでやはり才能が見いだされてしまいギフテッドの専門校に進むよう言われる。そして孫の行方を探していた祖母イブリンに居場所がわかり、メアリーの養育権を法廷で争うことにーー。

やー、こんな可愛い子と叔父さんでしょ?
そりゃ泣くわーー、なんか泣かせにかかられたらすぐ泣くわーーグスグス。
しかも猫もいるし!猫増えるし!
という、義親子の素敵なストーリーはさておき。
もちろん映画はとても良かったです。悪い人イナイネー。


さて、このメアリーの祖母、イブリン(フランクのママ)が凄くて。
イブリン自身もケンブリッジで数学を修めていた相当な才媛だったんだけど、結婚してアメリカに渡って姉ダイアン弟フランクを産むんだけど。
この姉ダイアンが天才的な数学の才能(ギフテッド)を授かっていたおかげで、イブリンはいわゆる教育ママになっちゃう。
それは度が過ぎたもので、サマースクールもガールスカウトも高等学校ももちろん彼氏も何もかもノー。ひたすら数学をやらせる。
ダイアンが18歳の時に近所のボーイフレンドとスキーに行っただけで、BFを誘拐犯として訴えちゃうレベル。
法廷でフランク側の弁護士からそこを追求された時にキレて、いかに自分がギフテッドの子供を大事に思っているかその才能の前にはどんな障害も排除すべき、という強い主張を述べるんだけど、もうそれが凄くて怖くて。
そりゃあ天才の姉ちゃんもこの管理下から逃れたくなるよなあ、という鬼気迫るものでした。

そしてナビエーストークス公式を解いてしまった後、その抑圧する母から逃げたくて自殺したのか、それとも死ぬこと自体が母に対する復讐だったのか。はたまた長年の命題をやり遂げた喪失感からの死なのか。
ダイアンもイブリンのことを嫌っていただけではないと思うんだが…。
サイドストーリーであるはずのこの母娘の話のほうが、どうにも気になってしまうのでした。
それもこれもイブリンを演じたリンゼイ・ダンカンの素晴らしい演技のおかげですね。いやー、こわかった。。

あと、一緒に見てた友達が「グラス・キャニオン」思い出した、って話してて。
あああ、たしかにそうだった、あれもそういう天才な子供を集めた話だった。。。
1988年のジョナサン・ケラーマン〈アレックス・デラウェア〉シリーズ、アメリカではこの頃からもうギフテッド教育とかあって、いろいろ問題だったのね。。。


原 題 Gifted
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配 給 20世紀フォックス映画
上映時間 101分

字 幕 伊東 武司
コメント
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