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B226S-セカンドインプレッション 2018-09-10

2023年12月19日 | ルボックス・スチューダ関連

今回、LTD ・blue手法を取り入れて

音質改善を行ったB226Sだったのですが

感動の音をお届けできたのもつかの間

不具合、発生。

まったく読み取らない。・・・

いや~~な予感がしたのですが、

当たってしまいました。

LSIの破損です。

過去、200台以上(CDP・トランスポート・DAC)メンテナンス・OHを行い

LSIの破損があったのは、WADIA9だけでした。

これは、WADIA 社の方が

世界各国に持ち歩きデモンストレーションを行った機器で、

まだまだ、開発間もない製品でもあり

過酷な環境・輸送状態などを考えるとやむをえないものだと思えます。

ところが、今回と同じく、音質改善の音を聴いてしまったオーナー様は

是が非でも、直す。と、WADIA9のジャンク(と、言うか不具合)を持っていたSISさん?(うろ覚えですみません)

に、掛け合い、LSI が無事ならば購入するという条件を飲んでくださり

当方に直接、WADIA 9ジャンクが送られてきました。

当時、ジャンクでも、かなりの値段がしていたと思うのですが

オーナー様の熱意、

当方の音質改善への高い評価、

ともにかけがえのない、大きなイベントだったと思います。

ところが、今回、当方、2回目のLSI・・破損。

もう1台、ドナーをとってくるしかない。

どうされるか、報告を兼ねて問い合わせたところ。

「あの感動が忘れられない。ぜひ、もう1度聴きたい」

と、おっしゃってくださって

ドナー入手となったのですが・・・

 

LSIを載せ替えてみると、

瞬間、大人しくなったように聞こえるのです。

それは、さらにクリアになり

緻密になったためです。

いわば、LSI 破損前は

3本くらいの音が一本にこよられているような

縄になっているのが見えるので、太い感じがするのです。

ところが、LSIを交換すると

3本の音が縄でなく、こよられもせず、

きちんと1本ずつになっているため

一瞬大人しいと感じてしまうのですが

良く、聴くと

1本ずつの中に余韻や成分がしっかり詰まっているのです。

 

ただ、オーナー様はそれをどうお感じになるか?

 

なんだか、大人しくなってしまった・・と

前の印象を美化して受け止めてしまわないだろうか?

そんな、不安半分も

一刀両断でした。

******

久しぶりの休日に、朝から晩まで、CD聞き放題で楽しませていただきました。

 どの曲を聞いても、粒立ちが良く、ベースの余韻までくっきりとわかるなど、今までのルボックスは何だったのか

という気がしてなりません。

 

 本当に良い音に仕上げてくれてありがとうございます。本当に感謝、感謝

 それにしても、音が深く澄んで聞こえるのは、なぜなんでしょうか。

本当に心地良い音で、いくら聞いても、飽きません。

 

********

後ろの音のない音が、無音というより、沈黙というより

「静寂」そのものになっているのですね。

静かなところで、遮蔽物のないところで

広いところで

鈴を一振りしただけでも、

凛と透っていく。

これが、blue化です。

そして、音の深さが音質改善・LTD 化によって出てくるものです

*******

何よりも、LSIを交換して

良くなったところをストレートに聴き分けてくださったことに

ほっとしました。

 

考えてみれば、当たり前のことかもしれません。

最初の段階で

この音は本物の音だと感じ取られたのだと思います。

だからこそ、もう1台入手してでも直す。という気持ちになられた。

よくよく、考えてみれば

なんの心配も必要なかったのですよね。

 

 そして、今回、最新版の音質改善を施工してくださり

ありがたく思っています。

いままでにない、躍進的な改善・改良となり

多くの人にも勧めていける「第一歩」を踏み出させてくれた

施工依頼、感謝しております。

2018-09-10


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