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機器に寄せる思い  2021-06-06

2023年11月18日 | 機器への思い

HDDのほうを、整理していた。

2013年あたりの問い合わせがあったりして、

それだけでも、50件ちかくあったと思います。

最終的に、こちらに来なかった方ばかりで、

WADIA6 WADIA21 B226 LHH500などなど・・・

機種名が見えていました。

ちょっと、複雑な心境になります。

当時でも、

OHまでするメンテナンス屋というと、ほとんど、居なかった状態だったのですが、

(世間一般のOHの定義が、あいまいなため、

全コンデンサ交換・全半田増しという価値が理解されていなかったことも大きいと思うのですが)

次回受付が待ちきれず、他店に修理に出されたか、諦めて手放されたか・・・

今になると、OH(不具合対応含む)・LTD仕様音質改善・LTD化・オプション(例えばPCM1704換装)・Blue化

と、いうところまで、できるようになり

今も、お待たせしている状態ばかりになっているのですが

それでも、着手をお伝えすると(改善などの提案も含め)

やったー!!

待ってました!!

小躍りです!!

と、いろいろな言葉で喜びを伝えていただけます。

当時、こちらの実績も浅く、ネームヴァリューもなく

待ってられない。修理だけで良い。と、他に行ってしまわれただろうことを思うと

今は、どんなにか、期待していただけているか、ありがたい限りです。

 

当時は、愛機のメンテナンスをしませんか・・

と、

使用可能な部品はなるべく修理清掃等を行いそのまま使います。

プレーヤーのオーバーホール  

 1.電解コンデンサ(ブロックコンデンサは出来ない物があります)の全交換

 2.全基盤の半田増し

 3.CDドライブレール等の清掃注油

 4.ピックアップの清掃

 5.アイパターンの確認とトッラッキング・フォーカス調整(ボリュームがあれば)

 6.3日間のエージング

と、それだけの案内だったわけです。

すると、壊れたから直したいという人は

同じ機種をなおしてるかどうか、と、

此方のメール(連絡方法)をみるくらいで・・・

 1.電解コンデンサ(ブロックコンデンサは出来ない物があります)の全交換

 2.全基盤の半田増し

など、気が付かない・・というか・・・

 

ひどい時には、

ピックアップを交換し終えて、

音質改善をどうするか、尋ねたら

OHも良いです。

と、いうことさえありました。

 

どうも、巷のOHについての、認識が薄いのか

はたまた、高橋が思っていた

「愛機」の定義が違うのか。

くたびれまくったコンデンサに半田で、この先、もちはしないし

劣悪な音になっているというのに、そのままで良い・・・

愛機ならOHしてやろうという考えになるものだと思っていたところが、

ピックアップだけで良いです。

「え?」

メンテナンスともいえない・・・一部分の修理のみ・・・

 

そして、売り払うためのOH

そんな音じゃ、もったいないよと、音質改善を勧めても

頷かないと思ったら、売り払うためのOHで

ショップでちょっとなおしたのと、変わらない値段で

OHもできれば、不具合が出て返品になるということもないし

修理もする。

と、こちらに依頼してきたのでしょう・・・

え?売ってる・・・

「愛機じゃない???」

大前提の「愛機」は、

共通の言葉ではなかったようで・・・

みんな、大事に思っている愛機を依頼してくると信じていたところがあり

ずいぶん、がっかりしたものです。

ほんの一握りの人だけでしたが。

その後、

安く購入したから安くメンテナンスしてくれ・・とか

此方の技術との引き換えだということが、どこかに飛んで行ってしまった人やら

どれほど、安くOHしているか、判ってない人や

どこかにも書いたけど

愛機・・自分の子供とおなじように考えてみたら、と。

仮に、大手術しないと助からないといわれて

「うちの子は安物ですから、安い手術をしてください」

と、いったり

医者の技術を貶めるようなことをいったりしないでしょう。

 

逆に言えば、金を出すのが惜しいような愛機でない機器を

なおさせるのですか?

高くても、安くても

メンテナンスの手間暇・材料は同じですよ・・

と、言いたくなるところを抑え・・・

 

はっきりこっちが主旨を伝えてないのがいけないんだ。と、

2014 年3月26日 に、

お問合せ・ご依頼の前に

を、提示したわけです。

 

まあ、それでも、相変わらず、修理だけを依頼してくる人はいるので、

まず、この記事を読んでくださいと、お願いするのですが・・・

今度は、

逆に、当方でメンテナンスしたものでさえ、

不具合がでたけど、修理はうけてないんですよね。とか・・・

不具合が出たので、受付再開を待ってますが・・とか

不具合がでたので、もう1度OHしてください・・とか

(当方のOHは30年くらいはもちます。(ベルトなどの劣化する部品は除く。ーリピータ依頼で、交換しますー))

う~~む。

どうも、OH(当方のOH)から、理解されてないと見直していけば

オークションなどみてると、修理・交換・接点復活材を塗ったぐらいだけでもOHと謳われていて

そもそものOHが理解されていないというか、あいまいな定義。

元々、企業相手の仕事をしてきた高橋なので、

個人の修理屋さんであっても、

民生品・個人相手にやる仕事でも、

企業にたいしてのようなシビアな姿勢で対応するものだと考えていたところがあったわけです。

ところが、ちょっと触れるくらいで、

かえって不具合個所を作ってしまうし、半年持つかどうかの不具合対応のしかたで

OHしてます・・というわけで・・・

OHできるところまでするには、修理技術が相当なレベルじゃないとOHまで進まないのですが、

その修理からあやふやで

おまけに、OHとはいえないのに、OHしてますといってみたり・・・

こんなやり方は

企業相手だったら、半永久的に仕事も信用もなくなる。

対個人だから、なあなあで済まされるし

個人のほうも、どこまできちんとやっているか判らない。

で、そこが、大きな違いだと思うけど

高橋、きちんと報告書を書く。

今回の機器も以下のようにいただいてるし

 

詳細なレポートをいただきありがとうございます。

それぞれの改良点を写真で解説いただき、物理的、電気的に個体性能が高められていく様子がよくわかりました。

理解が進むとともに期待で胸が高鳴ります♪

 

常連さんになってくると

ーいつものごとくの、丁寧な報告ー

と、いう言葉も出てくる。

 

どれほど、真摯に

機器に お客様に

向かい合っているか・・・

 

「愛機」という言葉を

単なるキャッチコピーと、とるならば

それは、また

「自分の機器」を価値にしていないせいだろう。

「愛機」その言葉に

自分の「愛機」に寄せる思いごと

掬いとって、何とかしてくれると

思うからこそ、

「愛機」という言葉が

共通の価値観になっているはずなのだ・・・

 

あなたの愛機をメンテナンスしませんか?

と、いう前に

それは愛機かどうか、を問う事になるとは

思ってもいなかった。

 


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