ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

ダンフォースへ行ってギリシャを食べよう!

2008-01-15 10:58:32 | グルメ情報

これは去年のお話です。 トロントの五番街と言われるBroor St. ブロア・ストリートを東に走り、ドン・バレーの大きな橋を越えると、同じ道がDanforth Av. (ダンフォース・アベニュー)という名前に変わります。 ダンフォースに変わったあたりから、延々数キロに渡ってGreek Town (ギリシャ人街 )が続きます。 道の案内標識も英語とギリシャ文字の併記になったり、ギリシャ教会、ギリシャ食材、ギリシャ料理のお店がズラリと並んでいます。

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ダンフォースの街並。 暗くてよく分りませんが、ものの本によると、ここが北米最大のギリシャ人街 だそうです。 夏にはこの道を閉鎖してお祭りが開かれます。

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さあ、どこかで夕飯を食べようとウロウロしていると、早い時間からお客さんで賑わう一軒のレストランPANTHEON RESTAURANTが目に入りました。 立ち止まって中の様子を伺っていると、道行く見知らぬギリシャおじさんに『ここはとてもいいレストランだから、ここにしなさい』 とご指示頂き、とりあえず入ってみることに 。

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何かあまりにもギリシャらしさ一杯の店内。 ロンドン野郎は、その昔ギリシャを2週間ほどウロウロ放浪した経験があるので、意外にもギリシャ通です。

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まず飲み物は?これは言うまでもなくRETSINA レチーナ。 ”松やに”の香りがついたギリシャ独特の白ワイン。 こういうお店で『レチーナある?』 なんて聞くと『あったりまえじゃん!』 という返事が返ってくるはずです。

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前菜はギリシャ風サラダ。 これはどこでも定番ですね。

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次にスープ。 何のスープか忘れてしまいましたが(いい加減!)、美味しかったのは間違いありません。

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そしてこれが本日のメインのラム・チョップ。 注文の際に焼き加減を聞かれて、思わず『レア』と言ったら、ギリシャおじさんのウェイターに『ラムはレアで食べるものではありません』 とのご指導を受け、しぶしぶミディアム に・・・ 然し、この何の変哲もないラム・チョップが焼き加減も含めて素晴らしく美味しかったんです。 本当に今まで食べた事がないくらい。

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そして、最後はデザート。 実は、コレ、今でも不思議なんですが、注文もしていないのに『サービス』っていう事だったんです。  もしかすると、隣でワーワー誕生祝いをやっていたギリシャ一家からの差し入れだったのかも知れません。 に、しても見た目以上に甘さ控えめで、カナダでこれまでに食べたデザートのベスト5に入るくらいの美味しさでした。

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この奥ゆかしさのかけらもない、ギリシャ風味一杯のPANTHEON RESTAURANT。 なかなかのお勧めです。

PANTHEON RESTAURANT
Authentic Hellenic Cuisine
407 Danforth Avenue, Toronto, Ontario M4K 1P1
Canada
Tel: (416) 778-1929