一度は行ってみたい老舗の超高級有名レストラン『21クラブ』(相応のお洋服を着ていないと中にも入れてくれません)みたいな夢はさておいて、今回のNY旅行中に入ったちょっと気になるお食事処です。
その1 Paul's Da Burger Joint
これぞアメリカンの代表格、ハンバーガー。 イーストビレッジのPaul'sはニューヨークでも上位数店に入る有名店。
店の中も外もアメリカンらしい雰囲気が一杯です。
そして、ド、ドーン! 単純なチーズバーガーだけど、お肉そのものがジューシーで美味しい。 焼き加減もしっかり聞いてくれます。 ビールも出ますよ。 なんか少しアメリカの『美味しいハンバーガー』 の基準が分かったような気がします。 ちなみに、もう一軒超有名なコーナービストロさんもトライしたんだけど、24日のイブは早々と店じまい、27日にはあまりの混みように我々観光隊ははじき出されてしまいました。
Paul's
131 2nd Ave
New York, NY 10003-8331
(St. Marksを東に歩いて、2ndをちょこっと南にまがってすぐ)
その2 DALLAS BBQ, East Village
ニューヨーク市内に何軒もあるチェーン店だけど、これも超有名なお店。 ステーキやリブのコスト・パフォーマンスがウリです。 ちなみにこれもイーストビレッジ。
ベビーバック・リブとハーフ・チキンのコンボ。 見た目はアレですけど、結構、かなり、なかなか美味しかった。 齧りかけ(ゴメンなさい)のカステラみたいなヤツ。 南部料理でよくあるトウモロコシでつくったのですけど、これが意外にイケます。 写真はありませんが、大きめのドラフト・ビールを頼むと、本当に優勝カップみたいな巨大なグラスで出てきます。
Dallas BBQ, East Village
132 2nd Ave
New York, NY
(St. Marksとの交差点。 Paul'sのはす向かいです)
その3 Gray's Papaya (72 St. / Broadway)
トム・ハンクスとメグ・ライアンのYou've Got M@ilやダイハード3(ちょこっと)にも出てきた街角のホットドックやさんGray's Papaya。 他にもNY中にお店がありますが、ここは本店?らしい72nd St.とBroadwayの角のお店。 映画の撮影もここが使われました。 ホットドック2本とトロピカル・ジュースのセット3ドルがお得。 ホットドックの上にはザワークラウトと玉ねぎソースを載せて貰いましょう。
コ、コーヒー一杯25セント!? 午前6~11時限定。 でも、一人一杯です(当り前だ!)。 ニューヨークにはPapaya Kingって似た名前のホットドック屋さんがありますが、Wekipediaによると1973年にPapaya Kingから独立したみたいです。 今では昔の関係は定かではなくなり、どちらも味と値段を競うライバルです。 ホットドックのソーセージはとってもジューシーで美味しかった(写真撮り忘れました)。
この写真のお店の正確な住所は2090 Broadway。 地下鉄の1、2、3の72nd St.を降りて目の前です
その4 Carnegie Deli
観光名所としても超有名な7番街のカーネギー・デリ。 カーネギー・ホールや劇場街にも近く、数多の有名人が訪れ、サイン入り写真を壁一面にベタベタ貼っています。 観光隊が座った席の後ろにもクリントン元大統領の写真がベタベタありました。
席に着くと頼んでもいないのに、巨大なキュウリのピクルスがドンッ!と出てきた。 浅漬けと深漬け。 これが結構美味い。 個人的には浅漬けの方がフレッシュな感じで好き。
今夜のメインはコレ。 パストラミ・サンドです。 あまりの巨大さに驚愕! もしこれが日本で出てくるとすると4人前くらいじゃないでしょうか。 サンドといっても、申し訳のようにパンが上に乗っているだけで、実質的にサンドイッチの役目を果たしていません。 美味しかったのですが、流石に食べきれず、一部残してしまいました。
デザートのケーキ類もとっても魅力的だったのですが、メインで完全にダウン。 泣く泣く断念。 然し、神は我々を見捨てなかった。 その後、オンタリオ州ロンドン市に戻ってからの新年会に、ある方がこのCarnegie Deliのチーズケーキを丸ごとお土産に持ってきてくれたのです。 量さえ程々だったら、この上もなく美味なチーズケーキだったことを併せて報告して置きます。
Carnegie Deli
854 Seventh Avenue, at 55th Street, 10019
その5 Peter Luger Stakehouseの支店
これははっきり言ってB級ではありません。 Peter Luger Stakehouseは今回の旅行中最大の贅沢な夕食。 ニューヨーク一、アメリカ一、そして世界一美味しいと言われるステーキ屋さんです。 そしてここは予約を取るのがほとんど不可能なブルックリンの本店に代わる穴場。 Peter Luger唯一の支店です。
最初にパンが出てきます。 とっても美味しいです。 でもフレンチの罠にハマってはいけません。 メインのステーキの為におなかのスペースは取っておきましょう。 有名なPeter Lugerソースも取りあえず出てきます。 前菜は生のトマトと玉ねぎスライスが定番。 実はPeter Lugerソースはステーキよりも、こちらにかけた方が美味しいんです。 それに右の怪しげなお皿の中身はステーキの付け合わせの定番。 クリーム状になったホウレンソウです。
そして、待望のステーキ。 実はあわてて写真を撮る前に半分食べてしまったのですが、観光隊3人前のTボーン・ステーキが大皿の上に乗って出てきます。 メニューの基本はこのTボーン。 2人前、3人前・・・といった風にオーダーします。 1人前、かなりの量です。 ウェイターのおじさんが大皿の下に小皿を置いて傾けて、皿の端に溜まった肉汁をスプーンでお肉の上にかけてくれるのもこのお店の流儀。
このお肉の美味しさ。 特に日本人にとっては、絶対に味わったことのない世界だと思います。 ものの本によると、5週間くらい寝かせて(Aging)、タンパク質が分解し、アミノ酸の旨味成分が出きったところで高温で焼き上げるそうです。 決して霜降りじゃなく、こんなに柔らかくて味のあるステーキっていったい何なんでしょう。 ソースは使わず、塩コショウのままで食べた方が美味しいって言うのが、多くの人のアドバイスです。
Peter Luger of Long Island, Inc.
255 Northern Blvd.
Great Neck, N.Y. 11021
Reservations: (516) 487-8800
ニューヨークから少し離れたクイーンズの外れの高級住宅地にこの支店はあります。 車が無いとちょっときついですが、マンハッタン島からタクシーで行くことは可能です。 タクシーは50ドルくらいは掛りますが、4人くらいいれば、遠出をする価値はあると思いますよ。 それから、本店もそうですが、クレジットカード不可(現ナマを持って行きましょう)。 予約は電話のみ。 2日くらい前に予約の確認の電話がお店からかかってきます。