YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

イグニッションスパークテスター

2020年09月13日 | YB125SP電装系

 入手したイグニッションスパークテスターを早速
試してみたよ。
YB号の調子が良いので、今現在の様子を記録するため。

 これがイグニッションスパークテスター。

点火プラグと置き換えてCDIやイグニッションコイル、
高圧コードやプラグキャップの状態を火花で判断するのだ。
車のダイレクトイグニッションの故障診断にも使える。

使い方は簡単。
スパークギャップ距離を変える事により、点火系の要求
電圧を簡易的に測定できる。
距離が長いほど点火能力が強力だと判断できる。

 先端形状。

一般的な車用点火プラグの先端と同じ形だ。

 キャップも外せる。

オートバイ用の点火プラグの先端のような形にも対応。
この情報はWEB検索しても紹介例が見つからなかったの
で載せた。

さて、YB125SPで使ってみるけれどセルモーターを通常
使用時以上に回すから、バッテリーの負担を軽くするた
めにいったん点火プラグを外した。

これで圧縮抵抗が無くなって負担軽減。

 アース線のクリップを接続する。

丁度エンジンにボルトがあるので挟む。

 イグニッションスパークテスターをプラグキャップに
差し込む。

とりえあずギャップはSE(Small Engine)の範囲内にセット。

 メインスイッチをONにしてスターターボタンを押す。

細い火花が見えた。

オートバイのエンジンがどの位置で適正なのか不明なので、
ギャップを広げてみるよ。

 徐々に広げた結果、20kv(2万ボルト)の位置が最大
だった。

つまり俺のYB号の今現在の点火要求電圧は2万ボルトまで
の能力があるって事だ。
普段使っている点火プラグの先端ギャップ距離は0.7mm
程度だから、十分に花火が飛ぶわけだね。
もしもCDIやイグニッションコイル、高圧コードやプラグ
キャップに異常があれば、花火が安定しなかったりギャッ
プを短くしないと花火が飛ばなくなる。
また、この試験で正常な飛び方なのに実際のプラグ運用で
不安定なら点火プラグの劣化や圧縮低下、吸排気系の不調
や燃料劣化も考えられる。
こうして段階的に判断して不調の原因を調べて直すのだ。

つぎに点火プラグと併用してみる。
これは説明書に書いていない方法。

 点火プラグを装着し、アース線のクリップをプラグの
先端に挟む。

これでイグニッションスパークテスターのギャップと
プラグギャップが合わさった距離で試験できる。
プラグ付きなのでエンジン始動できるのだ。

 結果、理論通りにプラグギャップ分の0.7mmを引いた
距離で要求電圧の最大値が確認できた。

20kvの線より少しだけ短い距離まで火花が飛んだよ。
この状態をメモしておくと、点火不調になった時の判断
材料にできる。
距離がさらに短くなる場合はどこかで異常が起きている
から、切り分けて判断と修理を遂行する。

 目盛りの距離を採寸してみた。

小型エンジンで約8mm、20kvで約12.5mm、30kvで約23mm、
40kvで約28mmだった。
自作してみたい人には参考になるだろう。w

このイグニッションスパークテスターの他の使い方を
考えてみると、アーシングや点火花火増強器、ハイテン
ションプラグコード、強化イグニッションコイルなどの
能力試験に使えるだろうな。
純正と比べてギャップ距離が長くなるなら変化は起きて
いると判断できる。
変わってなければ気分的なドレスアップかな?w

とりあえず簡単で目に見える試験方法とし、このイグニッシ
ョンスパークテスターは便利だと分かった。
約890円也。



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