先日はタイヤ交換ついでにリアブレーキシューコーカーン!もしたよ。
今まではキタコ(KITACO) ノンフェードブレーキシュー SY-90Nを使っていた。
ブレーキダスト排出用溝も無くなりかけて、ライニングの厚みは使用限界の2mmになっていた。
海外の僻地にでも居れば物資入手難からもう少しがんばって延命させるだろうけど。w
交換用はヤマハ製の他車種流用品 3KG-W253E-00 。 参考リンク:ブレーキシューについて
初期のTW200(1JL)の前ブレーキにも使われてたらしく、フロントブレーキという条件でストッピングパ
ワーに優れてるはずだ。
分解ついでに普段手が届かないブレーキカムも外して掃除した。
カムの軸にはリチューム石鹸系グリスが指定されている。
実はバイクに乗りたての頃、知ったかぶりでモリブデングリスを使い、早々に動きが渋くなった苦い経験
がある。(ノ∀`)
YBRはほとんどリチュームグリスで事足りるのだ。
新旧を比較してみる。
目で見た限りでは差がほぼ無いように見えるけれど、実際に測ってみるとライニングの厚みは新品3mm、
消耗品は2mmまで減っていたよ。
分解したブレーキパネルを組み立てて新品を装着。
YAMAHA 130 って文字が気になったから装着時の直径を測ってみると130mm(13cm)。
ヤマハ内の他車種でも多く使われてる直径なので、国内で入手が楽で流用可能なシューが多い。
参考だけどサードパーティー製をちょっと羅列すると・・・
・キタコ(KITACO) SY-90N
・デイトナ 60150
・ベスラ VB239S
・PFP PFB239
・NTB A6-BS3KG(183)やBS5DV
・ヤフオク 「YBR125 ブレーキシュー」や「NTB ブレーキシュー メイト」で検索
・互換性のある130Φドラムブレーキ採用車一覧(車種によって前後や後のみ)
SR250、SRV250、SRV250S、ルネッサ、XT250T、ビラーゴ250、DRAGSTAR250、
TW225E、TW200、AG200、DT200、CYGNUS180、CYGNUS150、CYGNUS125、
DT125R、TZR125、RZ125、SR125、XV125、DRAGSTAR125、DT125、XTZ125、
TT-R125、MAJESTY125、シグナスX、BWS、GrandAXIS、MATE90、タウンMATE90、
ニュースMATE90、MATE50、ニュースMATE80、MATE50、タウンMATE50、ニュースMATE50、
GEAR、 (YBR125シリーズ・YB125・YB125Z・YB125SP・YX125は全車種、リア共通)
ブレーキペダルあそび調整。
踏み込んだ時の位置はこんな具合で、これから一番左の使用限界まで何万キロも持つだろう。
消耗具合は走り方やリアブレーキの使い方しだいなので個人差が大きい。
なにかタイヤを外したついでにライニングの残量確認と分解掃除でもすると良いと思うよ。
ちょろっと試走した結果、まだまだアタリが出て無いにもかかわらずコントロールしやすい印象がした。
鳴きも発生せず、ヤマハ他車種流用品でも問題なし。
完全にアタリが出るまで2~3,000キロくらいかかるだろうから、のんびり効き具合の変化に注意するよ。
質問なのですが、ブレーキホースをステンメッシュタイプに交換していた記事を読んで自分もバイク屋さんに持って行って交換してもらったのですが、想像していたよりもブレーキタッチがカッチリしませんでした。メーカー不明のものに交換したのが悪かったのでしょうか?そうれともステンメッシュにしただけでは劇的に変化が出るものではないのでしょうか?
よろしくおねがいします。
純正ゴムホースよりもカチッとした感触になります。
ただ、YBRのブレーキキャリパーはちょっとエアーが抜けにくい構造なので、交換したてでは
微細な気泡が残ってるかもしれません。
時間が経つ内に気泡が集まって浮力が増して上から逃げて固さが増す場合もあるし、数日後に
キャリパーを外してバンジョーボルトの穴方向が上になるように傾けて抜けやすくする方法もあるし、
色々ノウハウがあります。
下抜き方式で再度エアー抜きすると、もしかしたら改善するかも知れませんが、とにかく純正
と比べて浅く握っても初期制動が良く、握った分だけ効きが増す感じでしたらしばらくそのまま
様子見したほうが良いと思います。
「ブレーキ エアー抜き」で検索して色々なやり方を試して見るのも良いかと。
バイク屋さんは何十回、何百回と交換経験があるので基本的な作業は大丈夫だと思います。
ちょっと正体不明なホースの品質も気になりますが、確定ではないからエアー抜きをもう一度行って
見ると良いでしょう。
それでも改善しなければ、そのホース自体の膨張特性によるものか、要求特性が厳しいのかも知れません。
YBRはレーサーではないので純正よりもダイレクト感が増したらヨシとする程度にとどめた方が良いと思いますよ。
しばらく様子を見てみようと思います。確かに純正よりは若干ブレーキのタッチは良くなっているので、今以上の変化がなくても気にしないことにします。
思ってます。
YBRの場合キャリパーサポーターの柱とキャリパー穴とのクリアランスが少し大きくて、隙間による
たわみが発生して力が逃げてます。
こればかりは剛性のある他のキャリパーにキャリパーサポーターを作って流用するとか、本格的な
改造をしなければ解決しませんので、純正キャリパーのまま上手にブレーキングを会得するのが
得策のようです。
効きすぎるブレーキはそれだけ繊細で乗り手の制動技術を要求しますのでこまったもんですね。w