YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

メーター内照明のLED化

2016年12月11日 | YB125SP電装系

YB125SPのメーターユニット内照明などの電球をLED(発光ダイオード)に換えて、
電装の消費電力を下げてみた話。
メーター内の総電力13.5W→2Wに軽減。
11.5Wの余裕が生まれるので、追加電装アクセサリーが有っても負担は軽減される。

メーター内照明の電球は裏蓋を外すとアクセスできる。

配線を切らないよう注意して、ゴムの電球ホルダーを引っ張れば抜ける。

こんな配線を用意する。

YBのウインカーインジケーターは1個なので、ダイオードを追加しないとLED
化できない。
Y型に分岐する配線は当ブログでお馴染みの物。
写真は整流用ダイオードで自作した物だけど市販もされてるし、Y型分岐配線
を改造してもいいし、どうにか用意する。
これさえ用意できれば、既存の配線をいっさい切らずに改造できる利点がある。
「ウインカー LED化 ダイオード」で検索がお勧め。

実際の配線。

ライトケース内の配線にダイオード付き集合配線とY型分岐配線を追加する。
ウインカーの配線をたどると各ギボシ端子接続点が見つけやすい。

用意するLEDウエッジバルブは全てT10型で5個。

YBの照明電球の規格は全てT10ウエッジバルブ。

LED発光色はパネルの色付きフィルターの影響を受けるので、購入時は色選定に注意。
・赤色LEDは緑フィルター、青フィルターに透過しない。
・緑色LEDは青フィルターに透過しない。
・黄色LEDは緑フィルターでも黄色に光って見える。
・フィルターと同色のLEDを使うと少々減光されるが、見た目は自然。
・電球色LEDは万能で、どのフィルター色にも対応できる。
・白色LEDは各フィルター色に薄い青色を加算した発色になる。
よって、電球色がかなりお勧め。
ここまでは市販の部品でも実現可能なので、特に困る事は無いと思うよ。

メーター照明の様子。

ちょっと分解を進めて内部構造を観察してみた。
照明バルブの頭には減光用塗装が塗られていて、さらに複雑な壁で均一に照らす
工夫が施されているようだ。
1本の電球で表示パネルを均一照らす細かい工夫に脱帽したよ。w

これからは俺が個人的に実施した方法。
T10LEDバルブを自作しちゃった。
本当はこんなソケット部品が市販されてるから、利用すると楽なんだけど。

「10ΦLED用(T-10) プラスチックベース」で検索すると1個20円で見つかる。

このベースを入手するのも面倒になったので、手持ちのプリント基板を切り出して
ベースを作った。

自白すると、やり始めて市販品を買えばよかったと後悔したよ。w

LEDは故障した炊飯器からはぎ取った物を使ってみた。(後に後悔する)

メーター照明はYBRでお気に入りだった孫市屋のT5型・3チップ・広拡散・電球色
LEDをT10用に改造。

この3チップ仕様のT10型を孫市屋は販売していないので、自作するしかなかった。

さて、実際に点灯結果はこんな感じ。

さすが孫市屋LED、メーター表示照明は完璧で、ハイビーム表示にも付けてみた
ら良い感じ。
ニュートラルに緑LEDは失敗だった。
ジャンクの低輝度LEDだったので、高輝度型にすれば昼間でも鮮明になるだろう。
ウインカー表示にイエローLEDは斬新だった。
ただし、これもジャンク品LEDなので少し暗い。
ウインカーは広拡散・高輝度型をお勧めします。

とりあえず不満が残った箇所だけ改善するために、白色LEDを用意してみた。

電子部品屋で新たにLEDを買うには時間がかかるので、100均の9LEDライトを
分解して高輝度白色LEDを入手したよ。

作った白色ランプを付けてみた。

ハイビームは白色でも問題なし。
ニュートラルは電球色でも緑色に光る。
だがしかし、ウインカーインジケーターに白色を使うと青が強く出て、ハイビーム
の青とほぼ変わりない。
う~ん、ウインカー用は高輝度・広拡散なT10イエローシングルチップLED
買うのがいいかなぁ。
ついでにポジションランプもT10の電球色にしたい。

今回いろいろやって見た結果、照明の改造はかなり奥が深い事が分かったと同時に、
キャブレターやハイカムいじりよりも目で確認できて面白い事も発見した。