昨年から我がYBR号のリアタイヤに装着してる台湾DUROのHF-329 90/90-18が消耗限界に達した。
かなり荒い道もよく通り、普通の人よりも酷使したにもかかわらず、約1万キロ持ったので通勤・通学・
ちょい乗りにお勧めできる。
さて消耗した状態で無理やり使うのは危ないので前もって別のタイヤを購入しておいた。
今週は後半に少し天候が思わしくないから、午後から少し時間を作って急いで交換したよ。
今度のタイヤはIRC井上のGP-110 4.10S18。
複数のYBRオーナーがIRCのこのサイズに挑戦してくれたおかげでYBR125に履ける事は実証済み。
有名なダンロップTT100-GPに関しては3.50-18が幅の限界だから、4.10は無理と思い込んでたけれ
ど、IRCのGP110とGP210は実物のタイヤ幅が細いとの事だ。
こんな情報は先人のチャレンジ精神のおかげで、感謝してもしきれない。
HF-329との外径差を接地状態で比較してみる。
溝の深さ5mmを消耗しきったHF-329と比べて40mm大きいので30mm大きい事がわかる。
タイヤ外径は約640mm。
計算上、新品のHF-329の外径は約610mmってところか。
換えホイールに装着し、自転車空気入れでの高速ポンピングでビードが上がるか試したけれど、隙間から
空気がシューシュー漏れてダメだった。
ガソリンスタンドへ持ち込んでコンプレッサーでいっきに上げる前に、試しに爆発ビード上げを再チャレンジ
してみた。
失敗つづきだった爆発式だったが、今回はAZのパーツクリーナーで行ったら一発で成功。
着火直後に足でタイヤを踏んで隙間を作り、酸素が入り込んだとたんにポンっと爆発して成功したよ。
火事場のバックドラフト現象をわざと起こす感じだw
さて、交換時にタイヤの出し入れがやりやすいようにメインスタンドの下に敷板を置いて後輪を浮かせる。
これを行うとリアフェンダーにひっかかりにくい。
GP-110に入れ替えて気になる干渉の有無を確認した。
リアブレーキのトルクロッド(テンションロッド)との隙間は狭いものの、干渉なし。
チェーンケースとの隙間も確認する。
こちらも問題なく干渉しない。
GP-210で挑戦した方の情報と同じようにGP-110でも問題無かった。
ブロックの高さを測る。
8mmあり、HF-329よりも3mm高い。
YBRのホイールに装着した状態でのタイヤ幅を測る。
約110mm(実測108mm)でHF-329 90/90-18やM62 3.00-18の95mmと比べて約15mm
ほど幅が広くなった。
メインスタンドで立てた時は3点接地になってしまったよ。w
地面の凹凸の影響を受けそうだしチェーン整備時に敷板が必要で面倒だな。
サイドスタンド駐輪でも傾きが大きくなった。
とりあえず近所を一周してみたら尻上がりになったおかげでケツが前に滑って落ち着かないし、足つきも
悪くなった。
そうだ、俺のYBRはリアショックをノーマルより10mm長い360mmに換装していたのだった。
解決案として浮上したのが死蔵してるYSS・340mmの再登場。
まさかこんな時に再度出番があるとはw
これで20mmほど外径差を吸収するであろう。
結果、リアタイヤが浮いた。
これでチェーン整備が楽になる。
サイドスタンドでの傾き比較。
左から「純正サイズ・HF-329」 「YSS・360mmとGP110」 「YSS・340mmとGP-110」。
YSS・340mmと相性がいい。
軽く走らせてみたら尻が前へずれる事も無くなり、足つきも戻った。
加速は予想を裏切り特に悪くなったと感じないし、左右のヒラヒラ感も悪化していない。
TT100-GPのサイズアップにはネガティブなイメージを抱いてたけれど、GP-110は不思議と悪い感触
が無い。
メーカーや種類、断面形状や外径によって違いがあるんだろうね。
残る問題はリアがフルボトムした時にタイヤがタイヤハウスに干渉するかどうかだけど、まだ走りこんで
ないから今の段階では不明だ。
週末に天気が回復するなら、いつもの道志みち界隈へ試走しに行こうと思う。
タイヤを変えた時は慣れた道を走るのが一番評価しやすい。
見かけたら遠慮なく声をかけておくれ。ノシ