今日は天候不順にもかかわらず、いったん出かけたが小雨に降られて逃げ帰ったw
暇つぶしにPCの画像庫を整理してたらハンドル交換のネタ画像が出てきたので、YBR125への
社外ハンドル交換時の注意点をいくつかまとめてみたよ。
俺のYBRの場合、林道を徘徊しだした頃、純正ハンドルの狭さでは押さえが効きにくいと感じるように
なったため、某店のセールをきっかけに社外品に交換した。
さんざん悩んで選んだのはPLOT EZ-FITBAR。
だが、YBR専用なんか存在しない。
買ったのはこれ。 2001~2008年モデルのホンダCB750用 EBF049S。
買った当時、処分セールで15%引きだった。
純正と比較するとハンドル径1本分、約22mm低い。
ブレースバーはおなじみPOSHの一番短いやつで、純正に後付してた物をそのまま転用できた。
長さは片側20mm長く、左右合わせて40mmハンドルが広くなる。
仮に車体に付けて角度やタンクとの干渉を確認する。
ハンドルの上下角によってはこのようにタンクとギリギリの離隔距離になって、フルロック時に衝突させて
キズができたり、転倒時に大きな凹みが出来るので重要な部分。
好きな角度は干渉しない程度になったのでこれで決定。
左右とものスイッチボックスの離隔距離を確認する。
さて、問題はスイッチボックスの回り止め位置決めピンの穴。
純正ではこのように穴が開いていて、ボックス側に出っ張りがある。
たまに「そんな出っ張りは削り取ってしまえ!」とか「削って付けて回るようならビニールテープを
巻いて太らせればいい」とか助言する人は居るけれど、メーカーがコストをかけて、わざわざこんな
手のこんだ機構にしてる理由を察すれば、お勧めできない。
実は昔、やった事があるが、結局雨に日などに勝手に回りだして失敗だと気づいたので、俺個人は穴を
開けるのをお勧めするよ。
ハンドルにグリップを付けてから各スイッチボックスを仮に当てて、上側にあたる部分にマスキングテープ
を貼る。
スイッチボックスの角度をしっかり決めてから、上側を押し付けるとマスキングテープに凹みが出来るから、
そこに十字のケガキ線を書き、穴位置を決定する。
★後に別の方法も紹介したのでハンドル交換について その2も参照してください。
センターポンチで中心に凹みを作る。
センターポンチの代わりに釘でも構わない。
ドリルを使い予備穴3mm→本穴5.5mm(6mmだと少しガタが起きる)を開ける。
バリ取りは8mmのドリル歯を指で回転させながら当てればいい。
両側のスイッチボックス穴が開いたら、ミラーステーやブレーキマスターなどを付けてハンドル上下角の
最終決定をする。
いきなりハンドルをいっぱいに切らずに、干渉箇所の有無を確認する。
右側OK。
スロットルケーブルの曲がり部分も十分離隔距離が確保されてる。
左もOK。
これなら問題なし。
最後にハンドル端にバーエンドを付ける。
これはオフ車時代の残り物が出てきたので流用した。
こんな感じの工程だけど実際にやってみるとかなり面倒で、お店に頼むと工賃がけっこう高い事がわかる
作業内容だ。
また、入手するハンドルによってはタンク間離隔距離問題や、配線関係、クラッチケーブル、スロットルケー
ブル、ブレーキホースなどの長さ合わせなど、簡単な話とはいかない部分もある。
幸い、俺が選んだ物は片側20mm広くなるが高さは22mm低くなるので、純正のままでまったく問題無かった。
さらに低いハンドルを選ぶ場合はつじつま合わせの部品や改造の出費も必要だろうね。
タンク干渉対策で、例えばハンドルストッパーを改造して切れ角を浅くしたり、その影響が出るハンドルロック
部の改造など、いろいろあるだろう。
ハンドルだけ低くしてもステップ位置の関係で前屈になるからバックステップ化したくなり、さあ底なし沼の
世界へようこそ!
そうしてYBRのコンセプトからどんどん離れた世界へ突入するオーナーも居るようだ。
とりあえず、ハンドルを交換したい人はこれらを十分に理解し、納得のうえで実行してください。
余談だけど交換後、未舗装路はかなり走りやすくなったよ。
オフ車のハンドル幅がオン車に比べて広い理由が結果でよくわかる改造だった。